立春
袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん
中学ゕ高校の時習った、紀貫之の歌。確か古今集だったっけ。
いずれにしても暦の上では、日本では今日から春。
ただ近畿の我々には
「春は東大寺のお水取りから」
という言いう伝えもあり、二月中はまだまだ寒い日も多い。いやむしろ朝の冷え込みは二月の方が厳しいとの現実もある。さらに国内ではインフルエンザ流行性感冒が猛威を振るっているとの報道もある。この時期、寒い上に乾燥しきって、インフルエンザウィルスには、きっと居心地のいい季節なんだろう。
ここシンガポールでもインフルエンザはあるにはあるが、日本国内ほどには深刻にはならない様だ。半面、北半球の冬にも南半球の冬にも、インフルエンザウィルスは航空機でやって来るとかで、年中患者はいる。それゆえ日本の様に流行するようだと、それこそパンデミックを引き起こしかねない。うまくできているとはいえないものの、インフルエンザに関しては、ここシンガポールでは、あまり神経質になる必要はないようだ。
さて話を立春に戻せば、ここシンガポールでは「新年」の意味に使う。太陰暦の長所であろうか。

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