2019年07月10日

学術誌価格高騰

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
大学で研究室を運営し,関連研究分野の学術誌の価格が高騰するのは、ある意味死活問題である。私は定年してまる六年なるけれど、この問題は私の現役当時から顕在化し始めていた。当然のように大学の事務局は、経費削減のための契約打ち切りを提案してきた。誤解のないように申し上げておきたいけれど、大学教授の「権力」が意味のあるのは、研究室運営においてで、学科にまで枠を広げれば、「教授すなわち個人経営責任者」だから、たちまち無力となる。だから大学の運営なんて事務局長の匙加減一つなのである。
さて本題の「学術雑誌価格高騰」の件。
大学で研究に携わるようになると、国内、海外の関連学会の会員となり、学術雑誌の定期購読となるのが常である。とはいえ関連する全ての学会の会員となるわけにはいかず、いきおい他の学術誌は大学や所属機関の図書室での閲覧が余儀なくされる、ただインターネット時代となり、わざわざ図書室に出向かなくとも、IDとパスワードが与えられ、研究室での閲覧が普通となった、大学や所属機関が法人会員となり便宜をはかったのである。ただそのころから法人会員価格が、大げさに言うならうなぎのぼり、とりわけ電子出版が常となって、研究実施・遂行にスピードが要求されるようになって、まさに売り手市場、価格高騰が大学や研究機関の財政を圧迫しているのである。これに輪をかけているのがインパクトファクターという化け物、売り手側を増長させている。さらにさらに悪いのは、電子出版が学会刊行物の電子出版会社への委託となり、研究者の死活問題を引き起こしている。考えようによっては、インパクトファクターや引用総数で、一喜一憂する研究者側にも問題があるというのが、この爺の理解なのだが、ご常連様はどうお考えなさるだろうか?
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/186254433
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック