ますます詳細な、まぁ早い、話細かい話になる。
豪州ダーウィンでは、最終的には三か所でこの装置を稼働した。
複数個所稼働するのは、一か所だけだと方位・仰角しか得られないので、三次元化するにはどうしても二か所以上の異なる点に設置の必要があるからである。確かに一番見たいものが見えないというもどかしさはある反面、結構な優れもので、国内外の二三業に製作させてもらった。
一回トリガかかると、多分雷放電起源であろうデジタル信号に変換して640ナノ秒だけ記録、次のパルスを待つという代物で、これで博士が5・6名が誕生している筈である。ただ昨日も述べたように、私の本当に知りたいものはまだ見えてはおらず、
「ディジタルやけど、連続記録や!」
と結論した。このことは昨日も述べた。
非常にというべきだろうか運がよかったのは、そのころエジプトアレキサンドリアに二年間の長期出張をしていた。JICAからの派遣で大学院大学を立ち上げるための長期滞在で、
「よっしゃそれなら、エジプト人と一緒にやろう!」
と考え、申請したら意外と簡単に認めてもらうことができたのである。

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