先日の国会中継を見ていて、つくづくいやになる。
それは我が国首相の態度。
論戦で歴史認識を正されると
「それは専門家に任せる!」
と逃げる反面、ご自分の持っている歴史観であれこれ振舞われる。
確かに半島の国は若干しつこい嫌いはあるけれど、そもそも彼らがああまで頑ななのは、欧州列強の植民地主義に追いつけ追い越せと、1910年に半島の国を併合し、それに抗う民衆の三一運動を武力弾圧までして抑えたことに根源がある。
確かにあの併合は国際法上は認められたものだろうだけれど、併合されてしまった側の国民感情は、安からぬものがあろう。それにこれはいつも書いていることだけれども、法的に正しいことと、道義的に正しいことは別もので、一次大戦のどさくさをよいことに火事場泥棒的に半島を丸呑みしたことは、道義的には間違っている。
歴史認識に関して言うなら、太平洋戦争中の慰安婦のこと、南京大虐殺のことも同様であろう。これらをなかったことにという我が国の指導者の真意、爺には何とも理解できない。同じ被害に遭ったはずの東南アジア諸国は、熱帯の国らしくしつこさはないけれど、加えてシンガポールの指導者の
「日本軍の過去の蛮行は、赦しはするが忘れない!」
の教えに影響をうけており、それは我が国に幸いしているだけのこと。首相には、彼らは赦しているという認識を持ってほしいものである。

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