2020年02月10日

思い出話 21

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
午後10時過ぎには、R 君も帰ってしまい私は一人になった。
あの頃には私は再び、朝四時頃の起床を心がけていて、だから就寝の時刻は過ぎていた。座敷の真ん中に布団をひいて大の字になったら、Hちゃんの言葉が気にかかっていた筈なのに、すぐに眠ってしまった。ただ多分夢の中だったんだろうが、Hちゃんの
「恥かかんようにせぇよ」
「あのおばはん出戻りなんや」
という二つの言葉が、頭の中をグルぐるぐる回っていたような記憶がある。
そして夢の中で
「なんで、彼女と仲ようしてたら、恥かくねん!」
を繰り返していた。多分眠りは浅かったんだろう。
それでも翌朝は、午前4時に目が覚めた。
「あの人、出戻り娘なんや。そいでもわいの好みにぴったりや。ピッタリはええけど、ワイは一体どうしたいちゅうんやろう?」
と、覚醒してゆく頭の中で考えていたけれど、答えが出るとは、到底思えなかった。
ともかく私は気を取り直し、期末試験に頭を切り替えた。頭を切り替えたといっても、私は特別なことはしなかった。定期試験は、日頃の積み重ねが結果として出るのでと、考えていた。記憶に間違いがなければ、二三日もすれば一学期の期末試験が始まる筈であった。
そんな期末試験も終わり、夏休みとなった。昨年同様、同級生たちは急に大学受験を意識し、大阪市内の予備校の夏期学習に通う者も少なくはなかった。二回目の三年生で同級になった友人が、この友人が私をパチンコに連れて行ったりしたのだが、
「善さんどうするねん?」
と尋ね、私は
「どこにも行かへんよ!」
と返した。彼は、夏休みを期に大阪市内に通うようになって、遊び癖が付いたのか、かえって成績は低下の一途を辿り大学受験はうまくいかなかった。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187141526
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック