今朝も、仔犬達と一緒に早起き。午前五時過ぎである。
さて昨日、横綱白鵬が引退するというニュースが流れた。
大ニュースであり、一つの時代が終わったともしみじみ思う。
毀誉褒貶の激しい横綱ながら、大横綱であったことは間違いなかろう。
ただ日本人の抱く横綱像とは開きがあったことは、だれしも認めるところだろうと思う。
とはいえ私個人としては、決して悪い印象は抱いてはおらず、敗れて大喜びする相撲ファンには,辟易としたものである。ともかく横綱としての寿命も長かったのは、休みがちであった最近の数年を割り引いても、驚嘆に値すると理解している。
さてそんな白鵬の取り組みを振り返ってみる。
確か日馬富士との千秋楽対戦で、勝てば優勝という取り組みで、右だったか左だったかは覚えていないが、ともかくいきなり変わってしまい、日馬富士が土俵を飛び出してしまったという対戦があった。あの時は大相撲を期待する見物客からブーイングがすごかったし、翌日の新聞も、否定的な内容であった。しかし天邪鬼爺は、スポーツとして考えれば、ルールは破っておらず、いやむしろ冷静さを失っていた対戦相手の姿勢にも、問題は無かったろうかとさえ考える。
さらにもう一番は、名古屋場所14日目の大関正代との対戦。制限時間いっぱいとなって、土俵際まで下がっての仕切り。なんとしても優勝したかったのだろうし、あの頃にはもう引退も考えていたのだろう。千秋楽、観客席にいた奥様のあの涙が全てを物語っていたと、私は理解している。
大相撲ファンとして、ご苦労様でしたとねぎらいの言葉を送りたい。

クリックして投票を!