日本では、新型コロナウィルスに対しての、蔓延防止措置が今日から全国で解除となり、形の上では正常な生活に戻ったことになる。日本の友人から若干不満そうに
「濃厚接触者に対しての検査もなくなるんですよ!」
と知らせてきた。
どうも抗原検査ARTの精度が信用できないことが、その根拠らしい。
つまり二度検査で陰性で、その後陽性に成って重篤化したという例が強調されているらしいが、それって
「避雷針の近傍に落雷したから、避雷針は避雷には有効でない。」
と強弁される、一部研究者の態度を彷彿とさせる。
もう10年以上も昔、国会議事堂に落雷、避雷針から10mほど離れた落雷でNHKの夜九時のニュースで
「避雷針は、まだまだ改良の余地が残されているのですねぇ。」
と、解説されていたのを思い出した。
つまり、こういった事例に関しては、上手くいった例、上手く行かな違かった例を集めて、統計的に議論しないと意味が無いのに、否定的な結果のみを示せば、専門外の方々には否定的な印象を持たせてしまう結果となる。
ついつい自身の専門のことを引き合いに出したけれど、抗原検査ARTについても、テレビ報道では負の面ばかり強調されているような気がしてならない。
天邪鬼爺の受け取り方が、まずいのだろうか?

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