圧倒的な軍事力の筈のロシア軍、ウクライナ侵攻で思いのほか成果が上がらない理由を、ある評論家が新聞に掲載していた。理由は三点に集約されるという。
その1はウクライナ周辺の制空権を取れなかった点。制空権が無いと、攻撃の効果が上げにくいという。そしてその制空権をきちんととれない理由は、主としてロシア空軍の訓練不足と指摘している。早い話、ロシア軍の戦闘機パイロットの技術力の欠如ということになろうか。第二次世界大戦終結後、いくつかの局地戦はあったとはいえ、実戦経験の不足が「禍」しているということになろうか。とはいえ、実践不足は本音で歓迎すべきというのが、私の本音である。
その2は、手持ち兵器「ジャベリン」の有効性で、西側諸国からの供与で、対戦車に有効な手持ち型のミサイルだという。これがロシアの戦車部隊を結構苦しめていると言事だろう。テレビ報道では、ロシア軍の戦車隊列が報じられることは有っても、その戦車が「ジャベリン」で破壊される様子は報じられることはない。とはいえ、ロシア軍の戦車部隊の被害は結構あるのだろう。
そしてその3は、兵隊さん達の士気であるという。ただこれは評論家の指摘を待つべくもなく予想されるてんで、私の数日前に書いた。国を守るという意識は、命令で侵略する兵士の意識より高いのは当然だろう。
ともかくこの三点が主たる要因というのである。
侵略を始めて一月以上経過した。くどい様ながら侵略を止めて、停戦すべし。

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