小学5年の夏は今日は休んで、昨日の傑作な話題とちょっとした皮肉な主張を。
実はこの爺、知り合いのお子さん・中学二年生に数学、英語、理科の言うなら家庭教師というか、チューターというかをやらしてもろうてるんや。ほんで今テスト期間やちゅうて、昨日は主に数学の問題を解いて見せたり、解いてもろうたりや。
最後残り時間十五分ほどになって
「明日、技術科もテストあります。」
言いやって、技術の問題出してきよった。
「技術言うてもなぁ?」
ちゅうて問題観たら、ほとんど理科の生物の問題なんや。
「こらぁ、ほとんど理科やなぁ!」
ちゅうて感想言うてる間に、すらすらと答え書きやって
「家庭科もあるんやけど、それはもう良いです。」
言いやった。それで興味本位に
「家庭かて、どんな問題出るんや?」
いうて尋ねたら、
「去年は、カレーの作り方がでました。どんな野菜を買って、どういう手順でという問題でした。」
ちゅうんで、
「ボンカレー買って、電子レンジでチンする、と書いたらどないや?」
と尋ねたら、
「去年そう書いたら、真面目に答えなさいと言われました。」
とのこと、さらに
「母親に見せたら、肩で息してました。」
との落ちまで付いた。
さてここからが、天邪鬼爺の皮肉である。
近年、中学校や高校では、ディジタル辞書を奨める。書籍型の辞書は時代に合わないということなのだろう。私自身も、ディジタル辞書の便利さを知っていて、使うことが多い。ただしそれは単語帳として使うのに等しい。だから真剣に調べたいときは、昔ながらの紙の辞書である。だから古風なようながら、中高生などはまずは紙の辞書から入っていくべきと、信じている。紙の辞書で引けば、正解に至るまでにあれこれ周辺の知識も目に留まる。若い時のこういう知識の増やし方は、将来の血や肉になる。相撲でいう、稽古は三年後に効いて来るというのに、近い。野球狂の立場でいうなら、今日の投高打低は、新型コロナウィルス禍三年間の、練習不足も関係しているという説もある。こういう風な意見を主張すると
「時代が変わっているのですから。技術の進歩でディジタル辞書や、ディジタル教科書で・・す。」
と切り返す、御仁も多かろう。それならレトルト食品も解の一つとすべきでは・・・。

クリックして投票を!