2022年07月22日

SATREPS 11

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新しい週を迎えても返事がないので、Eさんにどうなっているのかと尋ねたら、
「社長には返事しておいたけどね・・・。」
と返してきて、
「ただ日本の本社で、先生のお弟子さんが作ると言ってるので、こちらではその結果を見てからというのが現時点での結論です。」
と付け加えた。
「ということはSさんには、作らせないということですか?」
と私が強く尋ねると
「両方で作っても無駄でしょう。」
と、取りつく島が無かった。
Sさんにそのことを告げると、
「私から社長に直接言ってみる。是非作りたいし、雷の観測も実現したいから。」
と前向きな答えで、私は事態の好転を心待ちしたが、前向きな答えは結局やってはこなかった。
そうこうするうち、月に一度はやって来るというWさんがシンガポールにやってきた。
私にしてみれば満を持してといった按配で、Wさんに時間を作ってくれるようお願いし、二三日後に、話し合う機会を持った。
私は事業部長の私に手伝えという申し出や、部長が大阪大学にやって来て副学長の前で提案されたことを時間をかけて話したうえで
「ベンチャービジネスを立ち上げようと仰ったのだから、数億円とは言わぬまでも、干渉計をより安定したシステムと作り上げるための、5千万円程度の出資をお願いできませんか。マッチングファンドとして阪大からも同額程度出資してもらえるでしょうから。」
と、申し上げた。
「この件は、日本に持って帰って相談してきますが、事業部長以下他の部署に代わる等して、方針転換されてますから。」
という、極めて否定的な答えであった。
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posted by zen at 10:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷の研究
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