先週、日本人会の図書室から田辺聖子の文庫本三冊借りてきた。
大阪出身の作家だというのに、田辺さんの作品は、恥ずかしながら今まで読んだことがなかった。ただ、NHKのBS放送で、2006年に放映されていた朝ドラ「芋たこなんきん」の再放送が進行中、これが結構面白くて16年も昔の作品だとは感じさせない出来栄えなのである。2006年といえば16年も昔、しかし古臭さを感じさせないどころか、今年の朝ドラより、かえって新鮮な感じがするほどである。そんなわけで田辺作品を一度読んでみようと思い立ち、日本人会の図書室を訪ねたら、田辺聖子作品なんと、文庫本で30冊以上もあるではないか。
「結構よう売れてたんやなぁ!」
と、私自身の不明というか、今まで興味を示さなかった自身を少しだけ恥ずかしくも思いながら、三冊を選んだ次第。本来はドラマで紹介されていた秘書さんとの絡みの作品があればなぁと出かけて行ったのだが、残念ながら見つからなかった。結局朝ドラの前半部に相当する、「私の大阪八景」に、かもかのおっちゃんを取り上げた二冊を加えた三冊を借りてきて、ここ数日は読書三枚なのである。しかし田辺作品は、大いに面白い。抱腹絶倒なのである

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