来年で、関東大震災発生から100年となるそうだ。
だからというわけでもないのだろうが、いまNHKのBS放送で、大杉栄と伊藤野枝のドラマが放送されている。タイトルは、「風よあらしよ」で原作は村山由佳。関東大震災の混乱に乗じてというべきだろう、憲兵に拉致され殺害されたと、高校の歴史では習った。歴史で教わったのは、無政府主義者・大杉栄が殺害されたことで、伊藤野枝に関しては、習った記憶はなく、後に知ったという報が正確であろうか。
それにしても大正デモクラシーの時代にそんな事件が起こったとは、いや大正デモクラシーの時代だから起こったのかも知れない。日本の社会全体が軍国主義に向かって進んでいる時代だったのだから。そして今日、譫語2年を経ていきなり軍国主義には走らないにせよ、何かのきっかけで走り出しそうな雰囲気もあり、NHKとしての精一杯の警鐘なのかもしれない、何ぞと危惧している天邪鬼爺である。

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