アメリカ合衆国中間選挙、上院ではかろうじて現政権が主導権を握ることができたという。上院の定員100名で、民主党が50議席確保。いまだ決着しない州がもう一つあるけれど、たとえ議員数が50:50の同数になったとしても、上院議長の民主党副大統領がもう一票を投じることになるので、大統領側つまり民主党の意向が通ることになるそうだ。
それにしても、なぜ他の国の選挙なのだから構わなくてもよいようなものの、太平洋戦争の敗北以来、我が国はアメリカ合衆国の51番目の州と揶揄されるほどだから、運命共同体というよりは、腰巾着に近い状態故やむを得ぬ仕儀といったところなのだろう。
そんな塩梅なのに、共和党のトランプ元大統領が二年後の大統領選挙に立候補すると、重大な発表をなさった。6年前の大統領選挙の時は、ほとんどの評論家がトランプ元大統領の当選を予想しなかった。今回の中間選挙でも、トランプ元大統領は言いたい放題の態度は変わっていないけれど、半数のアメリカ合衆国国民には、ああいった態度の方が受けるらしい。良識派の評論家先生方には、一般大衆にとって判りやすいあの態度が、受け入れられなかったからの予想だったという事だろう。つまるところ、合衆国の大衆は、自分達が信じているほど、民主的ではないという事と、私は理解している。

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