勤労感謝の日
サッカーワールドカップが開催中。
カタールが主催国というから、石油産出市域中東の勢いを実感せずにはいられない。
おまけに昨夕など、サウジアラビアがアルゼンチンに勝つという大番狂わせもあり、20年前の日韓で開催されたワールドカップから見れば、隔世の感を否めない。
日韓開催の時は、それでもまだまだ欧州や南米の代表が主役で、日韓は経済力を背景にしての開催だった。まぁ韓国は4位に滑り込んだのは事実だけれど。その後20年を経て、経済力を背景に中東の影響力は、並々ならぬものがある。
恥ずかしながら、私天邪鬼爺の中東に対する理解は、21世紀を迎えたころでも全くの頓珍漢で、卒業生の一人が進行旅行に
「ドバイに行きます!」
というので、
「なんでそんなところに?」
と、感じたものだ。
あの頃にはすでに「ドーハの悲劇」なんかがあったりして、中東の影響力を知っておくべきだったのに。言い訳にしかならないけれど、大学に入学以降は、或る意味世事に疎く、オイルダラーが世界を席巻する勢いだったというのに。
とはいえ、2010年から2年間のエジプト・アレキサンドリアでの生活を経験しても、中東の途方もなくリッチな面と、一歩裏通りに行けば、私の知っている1960年代の日本に比べてもまだまだといった貧しい面があって、依然として
「オイルダラーと言えども、まだまだ開発途上!」
の先入観に影響された印象がぬぐい切れないのである。

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