2023年03月22日

日本紀行 9

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JR大和路快速で、奈良盆地を奈良から王寺に向かっている。
奈良と言えば、中学生や高校生時代に東大寺、薬師寺なんぞを遠足で巡ったくらいで、ほとんど知らなかったというのが正直なところ。
前日の雨もあがり、早春の日の光が温かさを取り戻し、車内はそれなりに心地よい。
それにしても列車の窓から見える両側の奈良盆地は、田畑ばかりで、古希を越えてようやく
「奈良県は農業県だったのだ!」
との認識を新たにする始末である。
それにしてもというべきだろうか、この奈良の地にわが国最初の都がおかれたというのは、いったいどうしてなんだろう。奈良愛の強い家人は
「奈良は地震にも台風にも、影響を受けないから!」
とうそぶくけれど、柔らかな山並みにもあるのだろうとは私の理解。
都造りに影響を及ぼしたであろう半島からの渡来人達は、この山並みに郷愁を感じたに違いない。20年以上も昔に訪れた旧百済の熊津が、大和三山を彷彿させた時以来、渡来人たちの郷愁説を私は勝手に信じている。
ついでに言うと、これまた20年ほど昔に、雷観測のためサンパウロを訪問
「昔日本人がこの地に多く移住したのは、この風景に日本の原風景を感じたからではないのか?」
と、考えたこととも私の中では無縁ではない。
(この稿続く)
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posted by zen at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白
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