午前8時(シンガポールでは午前7時)Jアラートが流れた。
北海道周辺に北朝鮮の打ち上げたミサイル(?)が落下するという。
「頑丈な建物の中に避難してください。」
と、繰り返し言っている。
我が家では日本のテレビ放送を、そのままネット配信してもらっているから、日本のニュースがほとんどリアルタイムで入って来る。
それにしても今日のJアラートには、いささかギョッとさせられる。
北海道の住民の方々にとっては、それこそ他人ごとでは無かろう。
頑丈な建物の中に避難しろと言われても、実際何處に逃げればいいというのだろう。
これが外出中なら、そして都心界隈を歩いていたなら、とりあえず通りかかったビルの中にでも移動できようが、自宅にいたなら、そしてそれが木造ならいやはや救いようがない。文字通りパニックになってしまう。
まぜっかえすつもりはないが、それにもし落下物がミサイルなら、頑丈な建物で本当に助かるのだろうか?
こんな風に思案するとき、日本政府の出すJアラートは、本当に無責任だと考えさせられる。つまるところ、戦中の空襲警報に近い機能しかないじゃぁないか。今回のことはともかくとしても、犠牲になるのは一般大衆という事だし、お役人様や政治家のセンセイ達は、その程度しか一般大衆の安全を考えていないという事なんだろう。
(この稿続く)

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