インターネット新聞で、日本でも有数の電気機器メーカーの検査データ改竄記事を読んだ。今回の記事は、子会社というか下請け会社というかの、改竄に関してである。
「ものつくり日本の誇りはどこに行ったんや?」
なんぞと、ちょっと感傷的になりながらテレビに目を向けたら
「大阪の老舗料亭で10年修行をした腕前です。」
というオーナーシェフが出ていた。
「おやあの老舗料亭、十年ほど前に不祥事を起こして廃業したとこちゃうんか?」
と、思い出した。
「そんな料亭で修業したんやったら、その腕前信用でけへんがな!」
と、思わずテレビに返したい気持ちになりながら、あれこれ思案を巡らす。
それにしても、バブル崩壊以降30年近くを経たが、この種の醜聞後を絶たない。まぁこれも我々団塊世代の責任という事になるのかもしれないが、少なくとも我々世代は、矜持というものを持っていた。そして
「お隣の国々の製品に比べたら、日本製は質が高いもんなぁ!」
なんぞとうそぶいていたような気がする。だから手を抜いたり、改竄したりなんぞと考えたことはないとの自負がある。それが
「だましてもばれなければ・・・。」
なんぞという風潮、いつから蔓延したんだろう。
これも我々団塊世代の責任だと、批判されるのだろうか?

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