2023年05月13日

Ultimate Interferometer 9

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「ディジタルデーターを連続記録」するとは、一見馬鹿げている、あるいは先祖返りしてアナログ記録なのかといった、疑問を抱かせるかもしれない。
しかし、パルスの振幅でトリガをかけると、振幅の小さいのは記録できなくなる可能性があるうえ、トリガレベルを小さくすると、雑音なのか必要な信号なのかの識別が、容易でなくなる。それに2010年前後からモバイルのストリーミング機能が格段に進歩してきたので
「この技術を使えば、デジタル信号を連続記録してデータを比較的容易にアップロード、ダウンロードできる?」
とも考えたりしたのである。話を少し戻すが2000年になった当初は、対数増幅も試したりもしたが、最終的に「ディジタルデータの連続記録」を選択した。これは科学目的
「双方向性リーダの進展を、観測的に確認する。」
のためで、実用的には、レベルトリガー方式で、一つの雷撃あたり数千パルスを記録しての実時間を目指している。言い換えれば、実用的には不完全な双方向性リーダ進展の確認、科学的には完全な確認を目指したという事になろうか。
余談ながら、同じころ批判的であったニューメキシコのグループも、我々の方式に興味を持ち連続記録を模索し始めた。私はSD社と共同して三チャネル200MHzのサンプリングで、15分間連続記録という、メモリーのお化け(一データーテラバイト)のようなAD変換器を開発、それを阪大に来て学位論文をまとめたロトフィー君の成果として、エジプトの大学に収めてある。
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posted by zen at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷の研究
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