マラッカ二日目。
昨夜は日が暮れてから、結構な雷活動。
マラッカ海峡は正極性落雷の多いことで知られているが、昨夜はどうだったんだろう。宿泊先の窓から電光の瞬きを楽しんではみたものの、電光だけでは推論すらできない。ともかく観測装置を配置して、研究にかかれるようにしたいと、気ばかり焦る。日暮れて途遠しとは、かくのごとくかと思うばかりである。
さて昨日、クアラピラにある、気象局の観測所の一つを訪問し、環境雑音の予備測定。丘の上にある施設だけに、計測するまでもなく環境は抜群。到着早々気に入って、同行のT君に
「ここにも干渉計をおきたいねぇ!」
と本音を漏らしてしまった。
ただもともとはLF観測の候補地であり、他の候補地とは距離が離れすぎで、一昨日訪問した
UNITENのサイトとは60qを越す。UTeMのサイトとは少し近くてそれでも40km程度離れている。良い観測成果を出すには、もう一二サイト増やさねば何ぞと悶々とした次第である。

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