インターネット新聞からの科学ネタ
放射性同位元素ルテチウム176の半減期が、おおよそ372億年であることが確かめられたと、量子科学技術開発研究機構と東京大学のチームが発表したそうだ。
半減期372億年といわれても、門外漢の爺にはピンとこない。
そもそも我々が住むこの宇宙開闢以来135億年程度で、半減期がその倍以上なのだから、考えようがない。ただその記事には、この半減期を利用すれば、宇宙の歴史を調べる「時計」になりうると書き添えられていた。だからハヤブサ2が小惑星リュウグウから持ち帰った資料を調べるのにも使えるし、地球や月の成り立ちを調べるのにも使えるのだそうな。
早い話、いろいろな年代推定がより正確にできるという事らしい。
話しは変わるが、今年のノーベル物理学賞が、「アト秒」という1の100京分の1という短い時間のレーザー開発に贈られた。短い時間でしのぎを削る科学もあれば、長い時間でしのぎを削る科学もある。
こう考えると、門外漢にも面白い!

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