爺のスマホに、いつの間にやらChatGptが住み付いた。
アプリケーションソフトをダウンロードした記憶は全くないのに、いやはや不思議な気がする。
このChatGpt時折何やら送って来る。
例えば、エッセイを書かせてみてくださいだの、ゲームで遊びませんかだの。
爺と言えど、それなりに忙しいのでうっちゃっていたけれど、昨日会社への通勤時いたずら心もあって
「シンガポールについてのエッセイを書いてみてください。」
と送ったら、
「シンガポールは多民族の国家で、食文化は国際的、」
といった書き出しで、極めてステレオタイプのシンガポール像に基づいた内容を送って来た。
実は爺、昨今のテレビ報道で
「人間の仕事がAIにとってかわられるかも?」
と盛んに言われているので少しは心配していたのだが、爺のスマホのChatGptの反応を見て
「まぁ安物のChatGptなんだろうが、まだまだ人間には勝てないなぁ!」
とちょっと安堵した次第。ともかく表面しか見ていないようだし、人間の心の機微をまだまだ理解はできていない(当然のことながら)ようで、こんなのが私達人間にとって代わる何ぞ100年は早いでという印象を強くしたのである。
(この稿続く)

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