葉月・八月も今日を入れてあと二日。
小中学生は、夏休みの課題、宿題に大わらわの月末だろうか?
今年は9月1日が日曜だから、
「一日得した!」
なんぞと、喜んでいる不心得小中学生も少なくないだろう。
私天邪鬼爺は、写生の宿題がいつも一番最後となった。早い話「お絵かき」は得意でなかったし好きでなかったからでもある。そして題材はいつも生まれ故郷の西の山であった。八月末の夕方ともなれば、60年近くの昔には秋の気配が強くなっていて、西の山にかかる灰色の雲が何となく好きだったから、毎年同じ風景を選んだのであった。
山並みのスケッチは慣れたものだし、山にかかる灰色の雲あたりまでは悦に入って描いているのだが、仕上がるにつれてなんともお粗末な風景画に成り下がるものだから、最後にいは自己嫌悪を感じながら描き終え、新学期には止むを得ず提出するのであった。
ちなみに写生の宿題以外は、7月中にはさっさとやり終えていたので、あまり困ったという記憶はない。
(えへん!)

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