蝶の擬態の話題をもう一日。
鳥が捕食すると、吐いてしまうという毒のある蝶がいて、その蝶に擬態する別の種類の蝶もいるという事を教えてもらった。ただ毒のある蝶を捕食するのは、若い鳥でだけで鳥自身が学習して、成長したら同じ失敗をしなくなるらしい。なるほど鳥も蝶も種の保存のために、それぞれ知恵を絞っているという事なんだろう。
とはいえ不思議なのは、
「擬態する蝶は、どうしてその文様の蝶が毒があって、捕食され難いと知るのか?」
という点である。このあたりが自然の仕組みの不思議さで、渡り鳥やはたまた鰻や鮭が故郷の川を遡上してくる謎にも通ずるものがある。
ちなみに北米大陸をカナダ国境からメキシコユカタン半島の渓まで移り済む蝶の仲間には、孫の代になってカナダ国境まで戻るというから、・・・。

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