2024年10月07日

幼馴染 3

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Y君は、器用が服を着て歩いているような少年だったし、片や私は不器用が服を着てといった感じの少年であった。私が彼の器用さを認識したのは、中学2年の夏休み雑誌か何かの記事を参考に、彼が小型のヨットを作り上げたときであった。その彼が、私と彼との間のホットラインを提案した。乾電池を利用しての装置であったから、中学三年かひょっとしたら高校生になっていたかもしれない。一本の導線を彼の部屋と私の部屋の間に張って、急ぎの用のある時には仮に夜中であっても、スイッチを入れれば相手方の電球が点灯するといった装置であった。この装置は短距離なら機能したのだが、道路を挟んでの数十メートルでは残念ながら機能しなかったので、計画は頓挫した。ただその後二年ほどして、テープレコーダを利用しての、簡易電話とでもいえる装置は見事に機能した。道路を挟んで屋根越しに電源ケーブルを張った装置で、テープレコーダのマイクロフォンで音声を入力、その出力を電源用ケーブルで相手方に送り、相手方のテープレコーダで音声化するといった装置であった。交信は何度か実施した筈ながら、その頃には「ホットライン」への興味は二人とも随分と低くなっていて、あまり長くは続かなかった。苦労して張った電源用ケーブルは、秋祭りの地車通行の邪魔になるというので、二年後には撤去させられたと記憶している。
(この稿続く)
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posted by zen at 02:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白
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