日本シリーズで、セントラルリーグのペナントレースで三位だったDeNAが、パシフィックリーリーグのペナントレースをぶっちぎりで優勝したソフトバンクを破って、日本一となってから一週間たった。戦国時代でもないのに、「下剋上」達成とマスコミ雀がかまびすしい。
そしてその「下剋上」となってしまったことで、またぞろ訳知り顔のプロ野球OB達があれこれ言っているようだ。
「あれだけペナントレースで差があったのだから、インセンティブが一勝では不十分！今年の場合二勝が欲しい！」
というのである。二勝が適当か三勝が適当か、基準は何だろう。
門外漢ながら、野球狂の私はインセンティブには反対である。アメリカ大リーグのプレーオフ制は少しずつ変わってきているとはいえ、非常にすっきりしている。地区代表決定は、五戦制で三勝先にした方が、そしてワールドシリーズは七戦制で四勝先に上げた方が世界一である。下位から勝ち上がろうが、ペナント首位であろうが、世界一は世界一なのである。それがだめというなら、ポストシーズンマッチは、かつての通り両リーグの首位だけで争えば良いのではないだろうか。
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