正月三が日は終った。
そもそもシンガポールでは、三が日の高揚感はほとんど期待できない。
それに現地シンガポールの人達は、むしろ旧正月を楽しみにしており、
「中国の伝統を、中国の人達よりも守っている!」
とうそぶいており、さすがに元旦は祝日だけれど、二日からは平常に戻る。
義務教育小学校や中学校の新学期は、1月2日には始まるのだから、
「正月三が日の高揚感は期待できるはずもなかろう。」
というのが、天邪鬼爺の率直な印象である。
翻って、天邪鬼爺の正月三が日の記憶はいろいろあるが、まずその一つは元旦の午前四時頃に起き出して、独りっきり水間寺への初詣に関してである。今でいうカウントダウンの真夜中頃は、参拝客も多く、高校生の頃には早朝の初詣としていた筈で、1972年まで続いた。その後は転居して豊中に移り住んだので、早朝の水間観音には行けなくなった。
その二は、大学一年生の正月だから1970年だったと思うが、
「八時だよ全員集合」
というバラエティ番組の存在を
「めっちゃくちゃ面白いんやで!」
と一歳年上の従兄に教えられ一緒に見たことである。捧腹絶倒
ともかく強烈な印象で、その後何年か視聴したと記憶している・・・。
ちなみにマアジャンもその時その従兄に手ほどきを受けた。ただ彼は熱くなりやすく、賭け事を好きだったけれど、正直賭け事には向いてはいないというのが、率直な印象であった。半世紀以上も昔の事である。

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