2025年01月25日

変わりゆく東京大学?

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テレビの特集番組で、
「東京大学教育の有り方が変わって来た!」
との報道があった。
つまり東京大学の開学の精神である、
「優秀な官僚を多く輩出して、日本という国の繁栄に貢献する。」
というやり方では、世界の進む新しい産業化のスピードには付いていけず、だから俗にいう失われた30年を招いたというのである。そしてアメリカ合衆国のシリコンバレーをお手本に、在学中からもどんどん起業しようとする学生を育て支援しているというのである。
ただこの有り方というか傾向というかは、今更ながら取り上げるべくもなく、既に十年以上前からも、そうこの爺が大阪大学の教授だった頃から、顕著であったと記憶している。実際あの当時東京大学は勿論のこと多くの大学で「イントレプレナーラボ」というのが設立されていたし、そんなラボでの講演も何度かお誘いを頂き出かけて行った。早い話失われた20年の頃には、そういった危機感を持って、すでに東京大学はじめいくつかの大学が取り組んでいた。言い換えればそういった有り方だけでは、我が国日本の危機的状況を打開できなかったということになるのだと、天邪鬼爺の私は理解している。
だからといって爺自身には、残念ながら良い知恵はない。
一方で元とはいえ大学人であった矜持から、「大学は教育と研究をするところ」と信じており、研究の成果を持って起業することを否定しないものの、「新しい産業を育てる」という命題に、大学での起業が全て適しているとも考えていない。「大学は象牙の塔で良い」と決して主張するつもりはないが、だからといって猫も杓子も起業が良いとも考えてはいないのである。
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posted by zen at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常生活
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