失われた30年のことを何度も書いていて、天邪鬼爺の中でこの三十年をどう理解しているのか気になった。それでこのブログの関連内容を探してみた。一番古いのは2008年にあったから17年前、だからまだ失われた20年となる少し前だったという事になる。
それは以下の内容なのだが、天邪鬼爺なりに炯眼と我田引水したくなる内容である。
ここ数日,師走とは思えぬぽかぽか陽気が続いている。最高気温が18度なんぞといえば,春先の陽気に近い。平年より5〜6度高めとTVでは報じていた。そのぽかぽか陽気もどうやら今日までで,明日から急激に気温が下がるらしい。TVの天気予報では,数日暖かかった分,明日,明後日の寒さは堪えるかもしれませんとのこと。いやはや今年の暮れは100年に1度という経済不況で,日々の生活が暴風雨に吹き曝されているようなもの,せめて気温ぐらいは高めでいてくれたらとの願いも季節の移り変わりには勝てないようである。
不況といえば,これまたTVのニュースでは,米国の自動車メーカービッグ3救済のための国からの融資法案が廃案になった由。米国が風邪を引けば,くしゃみをするとさえ言われる我が国経済,当然のことのように株価が大きく下がって,円高が進んで1ドル88円。ますます泥沼化の様相である。何度も申し上げてきているが,今回の米国発の金融危機は,投資家達のマネーゲームのなれの果て。そのつけを支払わされるのは,俗にいう一般大衆ときては全く,割に合わない。そんな中今日も,液晶ディスプレイで一世を風靡していたあのシャープまでが,派遣切りを発表していた。ここぞとばかりに我が国首相は,緊急経済対策に総額23兆円出動とか発表しているけれど,果たして我々一般大衆がどれほど潤うのか,小生にはとんとわからない。米国ではビッグ3に対してのこの種の支援を事実上廃案にしたけれど,あの国らしくあからさまにビッグ3支援の法案となっていた。だから廃案となったのだろう。我が国の23兆円出動は,卑怯にも大枠で示しているだけだから,総論では賛成せざるを得ないようになっている。この点においても,米国の民主主義というか,透明性にはまだまだ及びもしない気がする。こんな皮肉っぽい事を考えるのは小生だけだろうか?(2008.12.12)
USスチール買収だか融資だかはさておき、何やら繰り返しているような・・・。

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