2025年04月13日

六名被雷

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奈良県の中高一貫の学校のグラウンドで、クラブ活動中の学生が被雷したという。
奈良県下に「雷注意報」が出ていたようながら、被雷当時は雷鳴などもなく雨が降り出したと思ったら、いきなりドンと来たらしい。グラウンドには114名の中高生がいたらしいが、犠牲になったのは6名で、うち2名が依然として意識不明との事。
大気電気学に長く関わってきたへっぽこ研究者ながら
「良くまぁ6名の被雷ですんだものだ!」
と、被雷しなかった108名に対してはその運の良さを思えてならない。
以前北海道(多分)だったかな、放牧中の牛が被雷し40頭あまりが一度に亡くなったいう痛ましい事故があった。牛は雷鳴がなると怖いものだから、仲間同士体を寄せ合う習性があり、それゆえの大事故。今回の場合いきなりの落雷だったようだから、体を寄せ合う暇もなかったというのが実際のところであろうか。
そもそも論ながら雷活動に対しては、現時点では「警報」を出すことは技術的には困難で、気象庁の出しうるのは「注意報」が精一杯のところ。だから「注意報」が出るたびに避難していたのでは、我々の生活が立ち行かないことになる。一方この「注意報」を無視していたのでは、いつ何時今回のような事態に遭遇するかも知れず、このあたりの匙加減は非常に難しい。野外活動の際の指導者・引率者、例えば小中高の先生方には責任がついて回る。かといって「熱ものに懲りてなます吹く」様にならないでと期待するばかりである。
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posted by zen at 10:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 時の話題
この記事へのコメント
落雷したとき、南西5Km位の所を車で走行中でした。
小雨状態から急に激しい雨になり直後、「ピカッ」と光って「バシャッ」といった感じの音でした。
稲光も音も弱くて、1発のみでした。
多分かなり低い位置からの放電と思います。
落雷した周囲にはビルや避雷針があるのに周囲より低いグランドになぜ落ちたか不思議です。
Posted by 今村 博昭 at 2025年04月13日 16:09
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