昨日のブログで、私は「技術大国・日本」と書いた。
だが改めて振り返ると、この枕詞はもはや時代錯誤なのではないか――そんな疑念がわいてくる。
なにしろ、失われた30年の間に何が起きたか。
品質に誇りを持っていたはずの大企業が、次々と不正・改ざんに手を染め、「Made in Japan」の信頼は揺らいだ。
気がつけば、経済規模では中国に追い抜かれ、最近ではドイツにも抜かれたという報道もある。
このままでは、近い将来インドにも抜かれるのではないか。
私は、いたずらに卑下するつもりはない。
ただ現実として、「世界第二位の経済大国」という言葉は、今や完全に“過去形”になった。
そしてより深刻なのは、「技術で勝負する」という気概が失われつつあることである。
技術的な判断よりも、保身的な判断が優先されてはいないか?
科学的リスク評価よりも、「失点を恐れる行政判断」に逃げてはいないか?
こう書けば、言い過ぎだという人もいるかも知れない。
だが、天邪鬼爺は敢えて申し上げる――この国はいま、「技術大国」という看板を、降ろしつつあるのではないかと。
クリックして読後の投票を!



