中国高原地帯でのVHF波帯広帯域干渉計の観測で、大きな成果を収めることが出来たと書いた。それはニューメキシコ鉱工科大学のLMA観測結果の中で、それまで定説になっていた雷雲内電荷分布に矛盾すると思える観測結果があり、アリゾナ大学のクライダー教授のグループが
「これは電荷分布位置が正負逆転している。即ち低層に正電荷、高層に負電荷があるに違いない。豪雨末期の雷雲内電荷分布だろう。」
と解釈したのとほぼ同様の観測結果を、我々も得ることが出来た点である。
ただ一方で悔しい思いをしたのが、クライダー教授グループのような解釈ができなかった点である。というのも我々が観測を実施したのは1997年の筈で、LMAの解釈を聞かされたのが確か1999年だったから、実際に観測、解析を実施したトモオ君にそのような解釈を指導できていればという後悔である。
何度かこのブログでも書いているように、LMAは実用的には完成されたそうちである一方、我々の広帯域干渉計は観測結果で科学をするには、大いに誇れる装置であると確信している。例えば1997年当時でもディジタルオシロスコープをAD変換器として用いることで、一フラッシュを2000点で画像化できていたし、今日なら一フラッシュ8000点から10000点で分解できるのだから・・・。それも放電後1秒程度とくれば実用装置としても、見劣りしない筈と考えている。
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