2026年01月27日

国際卓越上級大学やて

⇒⇒⇒⇒読後に投票願います!
国際卓越上級大学やて。
まず名前からして、どえらい仰々しい話やなぁ、と思わんか。
その「国際卓越上級大学」に認定された東北大学には、令和7年度分として154億円が支給されたそうや。しかもそれが最長25年続く言うんやから、そらもう「大盤振る舞い!」やで。ほんまに。
おまけに令和8年度には東京科学大学が仲間入りして、そのあと一年ほど検討したら京都大学も認められる見通しやて。
要するにや、我が国の「失われた30年」を何とか取り戻したい政府さんが、積極財政や!知の創出や!言うて、大学に札束放り投げてる構図やな。
せやけどな、「知の創出」ちゅうもんは、金かけたら自動的にポンポン生えてくるシロモンやあらへん。そこ、ほんまに分かってはりますか?と、わて天邪鬼爺は首かしげてまう。
なんでか言うたらやな、新世紀を迎えた頃、大型や超大型の競争的資金が雨あられと降ってきた時代があったんや。うちの学科も応募して、いくつかは採択された。
結果どうなったか。研究が花開いたか?
いやいや、現実はちゃう。若手研究者が書類に追われ、評価に追われ、消耗していっただけやった、という記憶しか残ってへん。少なくとも、わての中ではな。
それにしても「国際卓越上級大学」て名前、皮肉抜きでも笑てまうわ。
ほな今まで、日本の大学には国際的に卓越した研究大学は一つも無かった、ちゅうことになるんか?
東大も、京大も、阪大も、東北大も、みんな二流やったんかいな。そんなアホな話、あるかいな。
せやから言うて、ほな代案は何や、と問われたら、胸張って言える答えがあるわけやない。そこは正直に認めとく。
けどな、「なんかちゃうで!」という違和感だけは、どないしても消えへんのや。
超大型予算ぶち込んで、国際競争力のある大学を作る。その狙いは分かる。分かるけどな、去年ノーベル賞を取らはった二人の日本人研究者、若い頃はなかなか成果を認めてもらえへんかった、研究費にも苦労した、そう口そろえて言うてはったやないか。
もし若い頃から、今みたいに潤沢な予算が転がり込んでたら、果たして同じ道を歩けたんやろか。わては、ちょっと疑問やな。
国を挙げてやる核融合や宇宙開発みたいなもんには、そら超大型予算が要るやろ。そこは異論あらへん。
けど、個人研究から芽が出て、じわじわ育って、気ぃついたら花が咲いてた、ちゅう類の研究はな、金を山ほど積んだから言うて、出てくるもんやない。
むしろ、金が多すぎて身動き取れんようになることもある。
まぁそんなわけで、天邪鬼爺としてはやな、
「札束で知は買えまへんで!」
この一言だけ、役人さんの机の上に置いときたい気分や。

lanking.gif
クリックして読後の投票を!


posted by zen at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191606246
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック