イタリアで冬季オリンピックやと。テレビつけたら朝から晩まで
「日本勢メダルラッシュやぁ!」
「過去最多ペースやぁ!」
ちゅうて、かまびすしいこっちゃなぁ。
まぁな、日本人としては自国の選手が活躍するんは、そら悪い気はせぇへん。頑張ってきはった若いもんが表彰台立つ姿見たら、胸も熱うなる。そこは否定せぇへんで。
せやけどや。
ここ何十年かで、オリンピックちゅうもんが、えらいこと商売っ気ぷんぷんになってしもたんは事実やろ。スポンサー様の顔色うかがいながら、新種目やらなんやら次々増やして、「映える」「売れる」「放映権が高う売れる」種目が幅きかすようになった。
その結果どないや。
道具も設備も、遠征費もトレーニング環境も、なんやかんや金かかる競技が増えて、結局メダル取れるんは“そこそこ余裕のある国”の選手ばっかりや。そらメダルラッシュにもなるわな。
わて・天邪鬼爺としてはな、
「ほんまにそれ、世界一決める祭典なんかいな?」
ちゅうて、ちょっと斜に構えてしもてる自分がおるんも否定できへん。
まぁ時代の流れや言われたら、それまでや。
商業化も“進化”の一種や言われたら、ぐうの音も出ぇへん。
下手にすかして構えてたら、
「またあの爺ぃ、時代遅れのこと言うてるわ」
ちゅうて変人扱いやろな。
ほんま、若干の反省も頭の隅をよぎらんこともない。
せやけどな。
オリンピックに限らず、ワールドカップでもなんでも、国際大会始まった途端に、
昨日まで何の関心も示してへんかった人らが、急に国旗振り回して
「ニッポン!ニッポン!」
言い出すあの現象は、いったい何やねん。
雨後の筍みたいに、にわか愛国者がぴょこぴょこ顔出す。
ほんで大会終わったら、また潮引くみたいに消えていく。
あれ見てると、
「愛国心って、期間限定セール商品やったんか?」
ちゅう皮肉の一つも言いたなる。
ついでに言わせてもらうなら、Z世代やらα世代やら、横文字世代の若いもんに、ほんまに“国を愛する”ちゅう感覚はあるんやろか。
これはな、反語やないで。
嫌味でも挑発でもない。
わてなりに、ほんまに素朴な疑問や。
SNSで世界と常時つながって、
推しは国境越えて、
仕事もリモートでどこでもできる時代に、
「国家」ちゅう枠組みに、どれだけ実感あるんやろな。
わてらの若い頃は、いや応なしに“戦後”いう言葉の空気吸うて育った。
国いうもんの重さ、良い意味でも悪い意味でも、骨身に染みとった。
せやけど今の若いもんは、
「国より個」なんやないか。
「国よりコミュニティ」なんやないか。
もしそうやとしたら、
愛国心が薄れたんやのうて、
“対象が変わった”だけかもしれへんな。
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