先週の火曜日11日に出勤して以来だから,6日ぶりの出勤である。
吹田キャンパスは,朝から相も変わらず蝉がジージーと鳴き競っている。
蝉といえば,四半世紀ぶりに生まれ故郷の貝塚に家を構え引っ越した1995年夏の終わりに,妻が
「貝塚は,蝉が少ない!」
と,ポツリと言った。それまで住んだ,豊中,岡崎,池田,守口では,梅雨が明けるのを待ちかねていたかのように蝉達は鳴き競い,夏の朝は結構早くからうるさかった。
何度か述べている様に,貝塚の自宅付近は「里山」とも言える状態である。100mか200mほど先の雑木林からは蝉の鳴き声が聞こえるけれど,自宅周囲では蝉の鳴き声が全く聞こえなかったのである。
我々が自宅を新築した周囲には,あの頃既に4〜5軒の家が建てられていたけれど,もとはと言えば水田だった筈である。私が故郷を離れたのは大学3年生となった1971年で,その後1979年には名古屋大学に就職したのだけれど,その頃にはまだ住宅なんぞ無かった。その後の15年の間に高速道路の阪和道が開通し,水田の一部を転用しての側道替わりの道路が整備されるに及んで,一戸,二戸と住宅が建てられた。そして私達が祖父母の残した水田の一角に新居を建てたのが,1995年。そんなだからまだ家の周囲の土の中にはまだ蝉が生息していないのだろうと答たように記憶している。
その後,自宅付近の蝉の事はすっかり忘れてしまっていたけれど,転居後14年を経た今日,三・四年ほど前から,蝉達が御近所の庭樹で,ジージーと鳴き競うようになった。夕方には,近くの林からツクツクボウシやカナカナが聞こえるけれど,朝早くから日中にかけては御近所の蝉達の迫力はかなりのものである。いつの間にか蝉達が住むようになったということだろう。
クリックして投票を!



