2010年12月09日

高速度ビデオカメラ in Darwin

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ダーウィンに来て3日が経過した。
私にとっての研究者としての原点のダーウィンゆえ,感慨もひとしお。
正確にはダーウィン郊外のミドルポイント村付近が,広帯域干渉計の出発点である。当地の友人・知己も訪ねて行くと歓迎してくれる。Windows on the Wet land (WOW)のレンジャー隊員の一人ウエンディさんもその一人。昨日訪ねると色々便宜を図ってくれるので有り難い。
実は今回のダーウィンは,純粋な研究目的もあるけれど,我が国国営放送局の要請を頂いた事も大きな目的。毎週土曜日午後8時から地上波で放映しているワンダーワンダーで,ダーウィンの雷活動の特集を組むから手助けしろとの要請である。この放送局の研究所が一秒間100万コマというとんでもないビデオ装置を開発し,その代物で私達がステップトリーダと呼んでいる,雷の落ちてくる様相を取りたいらしく,その手伝いが一つの大仕事なのである。うまく記録できれば,科学的な観点からも画期的で,何としても成功させたいというのが私の本音。一秒間100万コマという代物だけに,ビデオ装置といえども連続記録はとてもできず,落雷直前の瞬間を10000分の1秒だけしか記録できない。だからタイミングは非常に難しく,今は試行錯誤で七転八倒。
神頼みではどうしようも無いだろうけれど,神に祈る今夕である。
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posted by zen at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷の研究
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