⇒⇒⇒⇒読後に投票願います!私・天邪鬼爺が葛城小学校を卒業したんは、昭和36年(1961年)3月。数えてみれば、もう65年も昔の話になる。
早いもんで、同級生はみな喜寿を越えた。残念ながら何人かは鬼籍に入りはったけれど、今なお元気に活動している旧友も少なくないみたいや。
そんな元気な女性陣の何人かから、十数年ぶりに故郷へ戻ってきたこの天邪鬼爺が、
「これが最後になるかもしれへん。みんなで同窓会れへんか!」と焚きつけられたんや。
「それももっともや。」と合点した天邪鬼爺、この一か月ほど爺なりに走り回ってきた。その甲斐あって、同級生の六割を超える人たちの消息が判明し、ようやく招待状を発送できるところまでこぎつけたのである。
その間、旧友たちと連絡を取り合う中で、半世紀どころか六十五年という歳月の重みを、しみじみと感じさせられる出来事がいくつもあったなぁ。
その一つが、六年生の時、席が隣でよう遊んだハッチャンとのやり取りや。
「河崎君と同じクラスになったこと、あったっけ?」と問い返されてしもうた。
内心では、
「ハッチャン、それはあんまり薄情やで。」と言いたかったけれど、六十五年も経てば、人の記憶もそんなもんなんやろうと苦笑いするしかなかった。
二つ目は、当時から相思相愛で、成人してから結ばれた同級生夫婦のこと。
「今は別々の老人ホームに入ってるんで、同窓会には行けそうにないなぁ。」という返事やった。
若い頃、仲むつまじかった筈のあの二人、人生の終盤で別々の施設で暮らしているとは……。事情は分からへんけれど、なんとも複雑な思いにさせられたな。
そして三つ目は、何人かから返ってきた、
「もう人前には出たないねん。」という、あまりにも消極的な返事や。
中には、小学校時代には学級の中心になって皆を引っ張っていた友人までおった。
人は歳を重ねると、体だけやのうて、心のありようまで変わってしまうもんなんやろか。
そんなことを、あれこれ考えさせられた同窓会準備の一か月やった。

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