昨日の終戦記念日、超党派で靖国神社を参拝なさる国会議員センセイ達のことが、報じられていた。靖国神社は、外国との戦争で犠牲になった兵隊さんを奉っているので、参拝すること自体、目くじらを立てるつもりはない。実際外国にも、例えば無名戦士の墓地とかいうのがあったりして、国のために戦った英雄として称える習慣もある。ただ我が国の場合問題なのは天邪鬼爺の私見ながら、太平洋戦争の戦犯として処刑された13名を合祀していることだろう。だから「侵略戦争」の被害国であるお隣の国々が、議員センセイや総理大臣の玉ぐし料に対して異を唱えるのだろう。私自身
「私達の国のことだから、放っておいてくれ!干渉されるいわれはない。」
と言いたい気持ちにもなるが、侵略されたと理解している国にしてみれば
「お前達の指導者の中には、侵略戦争ではなかったと公言するものもいるじゃぁないか!」
というのが本当のところだろう。
実際天邪鬼爺自身、侵略戦争だったことは認めてはいるし、褒められたことではないが、開発途上の国々を犠牲にしてでも、自国の繁栄を追及するという時代であったと理解している。そしてその反省に立って、二度と繰り返してはならないというのが、不戦の決意、専守防衛に徹するという日本国憲法の理念なのに
「台湾有事には覚悟がいる!」
とうそぶく、政治指導者のいることがいやはやなんとも悩ましいのである。

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