1964年10月10日 東京オリンピックの日あの日の青かった空テレビで見たの覚えてるで!
村上春樹さん、今年もノーベル文学賞もらえへんかったなぁ。
もう候補者いわれて二十年は経つやろ。
同じ日本人として、そら残念な気ぃもする。けどまぁ、しゃあない。
わても四十歳ぐらいの頃は、春樹の小説よう読んだもんや。
月並みな言い方になるけど、たしかに「おもろい」作家や。
せやけどな、その“おもろさ”っちゅうのは、どっちかいうたらエンタメ的なもんやねん。
読みやすいし、想像も広がるけど、「文学」いう意味では、
どうも浅う感じてまう。
せやから五十歳になる頃には、あんまり手ぇ伸びんようになった気ぃするわ。
同じ作家で言うたら、宮本輝さんのほうが、作品に深みあると思う。
たぶん英語に訳されても、あの“間”とか“情”は伝わらんやろな。
日本人やからこそ沁みる部分や。
そやからノーベル賞いうても、
「普遍的や」っちゅう観点では、ちょっと違うんかも知れへん。
西洋の人には、あの日本語の行間の呼吸は分かりにくいやろ。
浅田次郎さんなんかもそうや。
情の機微や人情の温度、あれはアルファベットの国では伝わらん。
せやから文学賞は、世界の評価やのうて、
「その国の言葉が持つ世界観」への理解の深さやと思うんや。
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