2020年01月04日

正月三が日

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正月三が日も過ぎた。
とはいっても、この地では日本での高揚感はない。高揚感の無さは、この爺には何となく寂しい。実際休みは元旦だけで、2日から職場は通常勤務である。当然街の雰囲気も・・・。
シンガポールの正月のお祝いは、旧正月(Chinese New Year)で、今年の場合は今月の25日から3日間である。
何度かこのブログでも書いているように、私たち日本人の場合は、カレンダー通りの正月にある種の高揚感を感じるのだが、慣れや習慣とは恐ろしいもので、当地の人達は旧正月にそれを感じるらしい。それでも若い仲間達の中には、クリスマスから二週間程度の休暇をとって、海外旅行を楽しんでいる者もいる。とはいっても、私達の感じる高揚感ではない様である。
正月を迎えての高揚感といえば、かつて住んだエジプトなら、ラマダン明けの日、この地にきて知ったインド人のディパバリの相当するらしい。以前にも書いたかもしれないが、この爺が子供だった当時、私の田舎では旧正月を祝う文化がかすかに残っていた。農耕中心のあの当時は、旧暦の方が実用的だったと聞かされたことがある。ただ少なくとも生まれ故郷の大阪府下界隈では、もはや旧暦は全く意識されることはないのだろう。
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2020年01月02日

大学生の就職活動

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元旦のテレビ・モーニングショー、午前6時から6時間ばかりも続いた。元旦で暇とはいっても全部見たわけではなく、うとうとと寝正月を決め込みながら、時折目を覚ましてはちらっと見た程度。
ただ気になったのは、一人の識者が
「大学の教育が、変わらねばなりません!」
といった下り。
「一括就職、終身雇用といった有り方では、国際競争に勝てません。いままでは雇用した会社が、教育をしてましたが、もはや会社には余力が残っていませんから。」
といった考え方が背景にあっての、先の発言なのだろう。
大学を定年で辞めたとはいえ、元大学人としては、今までの大学の教育を否定する、ありきたりの発言で気に食わない。
私とて、日本の終身雇用に近い形の就職や、春から夏にかけてのリクルート狂想は正しいとは考えていない。しかし教育そのものは、技術の進歩や時代の要請に応じて、あれこれ工夫せねばならないのは当然ながら、教育の基本理念は変わる筈もない。
変わるべきは大学生を4月1日一斉に雇用する企業側の制度に問題。それに卒業生を母校に派遣しての早いうちからの囲い込み、あれも諸悪の根源ではないか。経団連の会長も、あれこれコメントしていたけれど、それならまずご自身の会社が、率先して四月一日の一括採用の制度をやめたらいかがですか。
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2020年01月01日

庚子元旦

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求雷念念
彷徨年年
未知姿形
我走山渓

昨日大晦日、すごいニュースを聞いた。
保釈中のゴーン氏が、日本を出てレバノンにいるという。
日本国外に行かないことが保釈の条件であった筈だから、国外逃亡ということになろうか。
当然保釈金15億円は没収なのだろうが、ゴーン被告にしてみたらどうってことなないのだろう。ただパスポートは取り上げられている筈だし、少なくとも通関はできていない。ただその後の情報では、自家用機で関西空港から、トルコに「逃亡」その後レバノン入りしたという。ちなみにゴーン氏は複数国籍で、レバノンのパスポートも所持しているのだから、日本を出てしまえば、どうにでもなる。さらに日本とレバノンは、犯罪者の引き渡し条約を結んでいないので、現時点では逃亡は成功ということになろうか。
「日本の裁判は、人権を守ってはくれないし、あのままいたのでは99%有罪になる!」
といった内容のコメントを、ゴーン氏本人が出している。盗人にも三分の利ということだろうか、まんまと出し抜いてやったと、多分したり顔なのだろう。
ゴーン氏の国外逃亡は、明らかに犯罪となるから論外ながら、一方日本の司法が不公平というのは、検察には耳の痛い話ではないか。森友・加計のスキャンダルに続き、桜を見る会だっていかにも不明朗。日本にいたゴーン氏はこのあったりを全てご存じだろうから、
「こんな訳の分からない国で裁判はいやだ!やってられるか。」
と、しみじみ考えたというのが真実というのが、私の憶測。いろいろ言い分もあろうが、日本の司法も、もう少し公平性を守る努力が必要じゃないか?
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2019年12月30日

お帰り寅さん

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日本では、「お帰り寅さん」が封切られているらしい。
主演の渥美さんがなくなって25年になるが、全49作の撮影フィルムの中から、未公開部分や印象的な場面を、あれこれつなぎ合わせながら、新しい展開を併せて制作したというのが、本当のところらしい。
フーテンの寅さんの第一作は、この爺が大学生になった1969年に封切られ、以来4半世紀1990年代中頃まで、全49作が制作された国民的ドラマである。私自身は、その前作であったテレビでの連続ドラマの時は見ていたけれど、大学生になって大学闘争の影響で、休講続きであったことも関係して、映画化されたのは全く知らなかった。ただ高校時代の友人のO君が、感染症で長く入院していたのを知って、1971年の春先だったろうか、見舞いに行ったらすっかり元気になっていて、寅さんの例の向上を聞かされた。それで
「あぁ、映画になっているんだ!」
と思った程度。O君の口上は確かに印象的だったけれど、まさかこんなにも国民的ドラマにまでなるとは、あの時は考えなかった。
ちなみに見舞いに行った頃には、第6作目だった筈である。
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2019年12月28日

自衛隊派遣

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いやぁ、ほんまにあきれるなぁ。
自衛隊の中東派遣を「閣議決定」やてぇ。
アメリカの兵隊さんたちとは別行動やそうやけど、そいでも戦闘地域に行くんやもんな。名目は、調査・研究ちゅうことやけど、太平洋戦争後75年で戦争参加や。それも国会の承認も無しでやるらしいで。まるで小学校の児童会の会長の決定と同じや。ほんまにレベル低い内閣やで。何遍も書くけど、総理大臣は民主主義ちゅうのをようわかってない。
「総理大臣は偉いから何でも決められる!」
と信じてるんや。わいらが子供の時の遊び歌「そうりだいじんはえらい、えらいは・・・。」をそのままやってるんや。せやから主張に反対することは、罪やと考えてるんや。ほんまにわかって無いなぁ。
これって憲政史上最低の総理大臣やなぁ。
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2019年12月20日

製造業の生産性

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朝の出かけ前に、日本のテレビ放送を見る。
少子高齢社会で、定年の延長だ、年金受給開始年齢を遅れさせるだの、楽しくない話題ではあるが、深刻な話題である。そんな中で日本の製造業の労働力生産性、2000年頃には世界1位だったのに今や世界20位と衝撃的な内容で、「技術立国」としてははなはだ心もとない。かつての大学人のこの爺としては、
「それは大企業の責任だろう!」
と申し上げたいところなのだが・・。
その番組では
「日本がデジタル化に乗り切れなかったから・・。」
という一つの結論を出していて、さっそくソフトバンク会長の
「入学試験にAI科目を入れるべき!」
との主張を紹介していた。皮肉屋の爺としては
「英語や論述式入学試験騒ぎがようやく小休止したと思ったら、またかいな!」
と鼻白んでしまった。
世の識者と言われるお方は、どうして入学試験をいじれば良いと考えるのだろう。
これは爺の憶測ながら、識者と言われる方々は、入学試験に受かるための俗にいう「受験勉強」にそれこそ全精力を注ぎ燃え尽き、入学した大学の場での研鑽をあまり積まなかったのじゃないだろうか。自戒も含めていうと、爺自身も大学2年間はあまりまじめな学生ではなかった。ただ大学院に入ってからは、それこそ寸暇を惜しんで努力したものである。
私自身のことはさておき、大学生は3年の声を聴くころから「就職活動」に走り回るようながら、2年間の空白で高校時代より学力が落ちているうえ、面接の受け方とかいったわけのわからない対応のうまさで就職先が決まるという、企業側の採用の有り様が、大いに問題であろうと、爺は理解している。
だから今日のような就職・リクルート活動はこの際ガラガラポンして、大学の四年間含め本人が持っている本当の実力で採用・就職を決める・勝ち取るという制度を確立しない限り、解決は難しかろうと思案している。(この稿続く)
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2019年12月18日

受験生が迷惑だ!

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日本の大学入試、センター入試の改革(改悪?)がすったもんだしている。
まず英語については、外部試験を利用する予定だったのが結局中止となった。
引き続いて、国語や数学、客観的な従来型に加えて、主観的とでもいうべき記述式であれこれ論述させるという問題、採点に公平性が担保されないという懸念が顕在化して、結局中止ということになった。
そもそも今回の改革は、
「日本人が、会話できない、議論できない!」
という批判が、識者や指導者層から出て、
「それは大学入試が原因。入試のやり方を変えるべき!」
と短絡的に結論し、政治家のセンセイ方が大ナタを振るおうと、予備校などに意見を求めたのがきっかけだったろうか。
しかしよくよく考えれば、センター入試、その前の共通一次試験を実施するようになったきっかけは、国立大学が一期校、二期校といった形で分かれていて、入学試験問題が難解になりすぎる傾向であったことであろう。おりからベビーブーマーが、高度成長経済の後押しもあり大挙して大学の門をたたく「受験戦争の顕在化」がその一因だった筈である。共通一次試験以前は、国立大学の入学試験は当然記述式が主で、ほとんど毎年の様に
「○○大学のあの問題は、高校での学習範囲を超えている。特別な受験勉強を必要とする。」
何ぞといった批判が、高校の校長会あたりから出ていた。批判の内容はさておき、大学の入学試験は本来記述式ではなかったろうか。だから共通一次試験、センター入試の受験の後、二月後半に国立大学がいわゆる二次試験を実施し、これは依然としてそして当然ながら記述式・論述式が主であろう。
すなわち識者や指導者層の
「会話ができない、議論ができない。」
の指摘に対して、それが入学試験のせいだというなら、それは当たらなく、大学の教育の在り方、高校の教育の在り方を変えるべきで、入学試験を変えるなんぞ小手先細工で「百年の計」の立つはずがない。今回の騒動、受験生が犠牲者で、何ともお詫びの言葉を申し上げずらいけれど、巷間でうわさされている様に、政治家センセイの受験産業への秋波が気がかりである。
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2019年12月17日

アメリカのお節介

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アメリカ合衆国という国は、よくよくお節介が好きな国である。
国民性というべきだろうか。
香港の民主主義に次いで、今度は中国本土の少数民族を守る法令を可決したとのこと。
当然ながら、中国政府は「おせっかい!」と怒りを露わにしている。確かに少数民族を迫害する中国政府も決して認められないけれど、我々外国人には意見としてあれこれは言えたとしても、国として干渉することはできないのは当然である。
そんなお節介な法律を作る一方、中距離弾道ミサイルの実験をやっている。確かレーガン大統領とゴルバチョフ大統領が、中距離核兵器の廃棄に合意したのに、トランプ大統領が
「ロシアや中国が守っていない!」
と言い張って、条約を失効させた。そして実験を再開したのだから、始末が悪い。
一方で北の将軍様には、核兵器の放棄を迫っているのだから、外交も何もあったもんじゃない。
そのくせ脅し・すかしての交渉で、自身の政治手腕を高く評価なさっているからますます始末が悪い。早い話、政治とビジネスを混同しておられているだけで、政治力は多分限りなくゼロに近かろうというのが、爺の理解。このたりの誤解は、外交が得意と信じていらっしゃる我が方の首相に通ずるものがある。開発途上国で援助の欲しい国は持ち上げるが、肝心のロシア、韓国、北朝鮮、中国とはうまくいっていないじゃないか。
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2019年12月16日

名誉ある化石賞

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スペイン・マドリッドで開催中のCOP 25、我が国の対応に関しては、残念ながら辛口な批判が多いようだ。何せ化石賞というのを二度も受賞する羽目に陥っているのだから。それに期待度の高かった若い大臣も、「セクシー」なんて形容詞で温暖化対策を論じた割には、炭酸ガス削減案には、後ろ向きなようで、その態度が化石賞受賞の一因にもなっていると聞く。いやはや同胞として、恥ずかしい。
一方グレタさんを誰かが操っていると、心無い中傷もあるけれど、この爺はご自身の判断での行動に違いないと信じている。国連で各国首脳を射抜くように睨んでいたあの目は、操られてできる筈がない。アメリカ合衆国の評判の良くない大統領、そうむきになるなといったまぜっかえしをSNSで送っているが、それにも臆することなく、見事に切り返している。若いからといって侮らず、各国の首脳は是非是非グレタさんの発言を聞く耳を持って欲しいなぁ。とりわけ我が国の首相にも。西洋花札大統領の顔色ばかり窺うのではなく、ご自分の判断を示すべきだろうにと、申し上げてきたい。
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2019年12月14日

イギリス総選挙

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イギリスの総選挙、保守党が圧勝だそうで、イギリスのEU離脱がとうとう現実のものになりそうだ。民族の壁を越えての欧州統合、実際には一つにはなり切れなかったということだろう。それにしても民族の壁には、本音で越えがたい何かがあるに違いない。それに拍車をかけたのが、昨今の自国第一主義。アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプの影響も少なくはなかろう。とはいえ、戦後70余年を経過しての戦前回帰の今の世の風潮、つくづく人間は懲りない生き物だと思う。自国第一主義言い換えれば民族主義、アメリカでイギリスでどんどん顕著になっている。そしてアジアでは我が国も。
かないませんなぁ。

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