2024年12月21日

渡辺恒雄逝く

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読売新聞、読売巨人軍をある意味牽引されていた渡辺恒雄さんが亡くなった。
ご本人は戦前、共産党に入党されたそうだが、党の全体主義に嫌気がさして、やめられたそうだ。まぁ今日の朝日新聞から想像もできない事ながら、戦中には朝日新聞があの馬鹿げた太平洋戦争を肯定していたのだから、若かりし渡辺さんが共産主義に駆られたのも無理からぬこととかも知れない。
天声人語氏によれば、渡辺さんは毎日朝日新聞を読んでいたとあった。今日、朝日新聞と読売新聞は、思想的には真逆とは言えないまでも、国内の新聞では、赤旗紙を除けば両極にあると、天邪鬼爺は理解しており、そして爺自身は朝日新聞シンパである。その理由は、朝日新聞が原理主義かと思えるほど理想的な観点から記事を構成しているのに対し、読売新聞は逆に現実的な観点、例えば原発、例えば自衛隊、から記事を構成しているというのが爺の理解。つまりマスコミ報道は「落としどころ」なんぞ考えてはいけないと信じているから、読売新聞より朝日新聞の方が好ましいのである。
合掌
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2024年12月13日

ノーベル平和賞スピーチ

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忠臣蔵討ち入りの日
(と言っても討ち入りのあった江戸時代は太陰暦だから・・・)


ノーベル平和賞の記念講演で、田中さんが本来の原稿にない内容をおっしゃったと、話題になっている。そしてそれを田中さんのアドリブと表現している放送局もある。
私天邪鬼爺も生中継を見ていて気付いたのだが
「原爆の犠牲になった方々の保証を、日本政府はしていない!」
といった下りで、記憶に間違いがなければこの文言を繰り返したはずで
「こんなにもはっきり政府批判をして!」
と大いに驚いた。驚いたというより、よく思い切っておっしゃられたと、拍手喝采したい気持ちになった。
終戦を迎えるまでは、鬼畜米英と忌み嫌っていた政治家のセンセイ達が、無条件降伏を受諾して数年後には、最も信頼できる同盟国となるのだから、何を信じていいのかわからなくなるが、原爆犠牲者を保証することは、アメリカ合衆国批判につながると考えていらっしゃるのだろうと気をまわしてしまう。
あのスピーチでもう一つ感動したのは、核の抑止力を正面から否定されたことで、これまた政治家のセンセイ達の多くは、依然として抑止力をお題目とされていらっしゃることを、否定された。これまた拍手喝采である。
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2024年12月09日

太平洋戦争開戦日

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ほんまにすっかり忘れとった。
昨日は太平洋戦争の開戦記念日やった。(開戦記念日ちゅう言い方が正しいんかどうかは置いといてや。)考えてみたら1868年の明治維新から73年かけて積み上げてきた先達たちの苦労を、結果的にはボロボロにしてまう原因になった日やから、記念の二文字はイランかも知れへんなぁ。せやから太平洋戦争開戦日としとこ。
こっから先に書くことは半分以上受け売りかも知れん。
徳川幕府の260年間ほどの平和な時代に、わいらの先祖はほんまもんの教養ちゅえるもんを高めてたんやと信じてる。「教養の水準」が高かったに違いないんや。識字率にしても、欧米に比べて決して負けんほど高かったと聞とる。せやから開国して不平等条約を押し付けられ「東洋の猿」と欧米列強からさげすまれても、
「欧米列強の食いもんにされたらあかん!」
という信念みたいなもん持って頑張れたんやないかな。早い話信念持てたんは、教養の高さやったんちゃうやろかと、わいは考えてるんや。
ここら辺が大陸の今は三つやけどもともと二つの国とはちゃうところやろ。残念なことにや、日本のあかんかったところは、欧米列強の真似してちゅうんかな、大陸の二国を食いもんにした点で、これは責められてもしようがないような気もするな。せやけど日本がせんかったら、欧米列強が食い物にしたに違いないんで、歴史のたら話は意味ない。まぁ太平洋戦争の日本の贖罪はもう済んでる筈や。
まぁ贖罪の話しは今日の主題とちごうて、言いたいのんは江戸時代の260年に続いて明治維新してからの50年ほどの日本人の努力を灰にしてしもうた、戦争はやっぱりやったらあかん。そういいたいんや!
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2024年12月07日

エンゲル係数

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今日は久しぶり(四日ぶり)にリアルタイムの内容。
それというのも本当に久しぶりに「エンゲル係数」という文言を、ネット新聞で見たからである。
なんでも今年10月の我が国のエンゲル係数、30年振りの、高い水準らしい。
この爺が中学生だった頃、そう1960年代前半は、我が国のエンゲル係数は40以上もあり、社会科の授業だったか保健体育の授業だったかは忘れたけれど
「欧米の先進国のエンゲル係数は20以下で、我が国はその倍以上もある。我が国が先進国になるにはこのエンゲル係数を、欧米先進国並みに下げねば。」
といった風に教えられた。その頃から「所得倍増」が国を挙げての努力目標となり、東京オリンピック、吹田万博、札幌冬季オリンピックの開催を成功させ、1970年代の中ごろにはオイルショックというのもあったけれど、国力は確実に右肩上がりとなった。そして1980 年代には電子立国と呼ばれる名誉を得て国民総生産も世界第二位にまで上り、2000年代にはエンゲル係数20にまで到達した。
ところがバブルがはじけ、失われた10年、20年を経て2005年頃から我が国のエンゲル係数がまたまた右肩上がり増加に転じたというのである。そして30年ぶりの高水準(良い意味ではなく)を、今年2024年の10月に記録したというのが、新聞記事の内容であった。
(この稿続く)
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2024年12月02日

江戸の火事

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最近どういうわけか、江戸時代を取り上げた小説を読む機会が多い。
内容はさておき、江戸の火事を取り上げている作品も多く、多くというよりほとんどで、いかに江戸時代に江戸の街で火事が多かったのかを、深く印象付けられてしまう。
いまさらまでもなく、
「火事と喧嘩は江戸の華」
なんて常套句もあったほどだから、何をかいわんやであろうが。あのだだっぴろい関東平野、冬場には風も強く、ひとたび火がつけば、200年前のあの頃の技術力ではとても手に負えなかったのだろう。
つい先日、東京の集合住宅で火事があり、よく知られている政治家のご主人にお嬢様が犠牲となられた。江戸時代でも無かろうに、消火にはしご車が使える環境でなかった持報じられていたが、テレビ画面を通してみた火災の様子、ガソリンでも撒いたのかと思われるほど激しくて、江戸(今は東京ながら)の火事の凄さを彷彿とさせるものがあった。テレビ報道で見る限り、単なる失火らしいが。
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2024年11月30日

SNS禁止法

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霜月晦日
オーストラリアで、16歳未満のSNS使用を禁止する法案が可決された。
SNSがあれこれ社会問題化している今日ながら、よくぞ法律ができたものとある意味感心する。ところが日頃小中学生のSNS利用を問題視している大人達が、いざ法律ができたとなると、自分の国の事ではないのに
「子供の発言の権利はどうなるのだ?」
と、訳知り顔で言い出すから、天邪鬼爺の私は鼻白んでしまう。
がこの種の問題は、新しいメディアが大衆化するたびに繰り返されている。
例えば、この爺が子供の頃の「漫画本」、中学生になった頃の「テレビ放送」、いずれの時も「子供達が考えなくなってだめになる。」だの「一億総白痴化」だのと言った流言飛語がマスコミ報道などでまことしやかに語られた。その後はコンピュータゲームや携帯電話でも似たような危惧を大人達がしたのだろう。
話題を今回オーストラリアで成立した、SNSの禁止法今後多くの国に広がっていくのか、はたまたオーストラリアだけで終わるのかは爺には予測不可能だが、
「要するに、親達が自分の子供をどう教育するのかちやうんか?」
だと理解している。つまるところ、子供に権利がある様に、親には子供を育て上げる義務がある。この爺は息子や娘と30年近くも昔によく主張しあった。子供の権利を主張する彼らに、「私はあなたを成人まで育て上げる義務があるんだ!」と返し、彼らが高校生活を終えるまでの門限を厳しく午後10時としたし、携帯電話も与えることはしなかった
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2024年11月27日

能登でまた地震

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昨夜午後10時過ぎ、日本のテレビ放送を見ていると、地震速報が流れまたまた能登で震度5の地震とか。おまけに雨も降っているそうで、土砂崩れの注意喚起も流れていた。いやはや、自然は「弱り目に祟り目」が好みなようで、能登地方に住む方々は大迷惑に違いない。
それにしても、自然災害がなぜに弱い者いじめの様に、同じ場所で続いて起こるのだと不思議に思う。ただかつてもう20年近くも昔だったろうか、地震を専門にされている研究者の方から
「河崎さん、大雪の時になぜ地震がと不思議に思うでしょうが、私は大雪の重さが、大地にも影響を及ぼすと確信しているんだよ。現時点では証明できないけど。」
と教えられた。日本海側の大雪が、太平洋側の雪の無い地域との間で、例えば本州に歪を起こすと考えられないだろうか、というのである。その後そのお方とは会う機会も減ってしまったけれど、能登の事を考え今さらながらに思い出している。
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2024年11月26日

琴櫻優勝

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大相撲九州場所、大関琴櫻が優勝した。
琴櫻関にとって来場所は横綱のかかる場所となり、大相撲協会としては喉から手の出るといった具合だろう。
一方多くのファンから期待されていた新鋭大関の大の里は、今場所はあまり芳しくなかった。芳しくなかったといっても、九勝六敗だから及第点なのだろうが、期待を集めているだけに厳しい評価となっている。大関に昇進した場所で、場所前にあれこれ行事もあったのだろうが、元栃東の玉ノ井親方が、初日だったか二日目だったかに
「今場所は、体のはりが良くないですねぇ!」
と解説されていて、結果的には「やはりプロ眼」だったと感心させられた。
ただ相撲狂としては、13日目、14日目の大関対決で豊昇龍、琴櫻への負け方、
「攻め込みながら負けた!」
とみる向きもあろうが、天邪鬼爺は
「研究されたんだろう!」
の感をぬぐえない。
まぁお互い研究しあってお互いを高めていくんだろうと、来場所に期待している。

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2024年11月25日

晩秋

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11月の下旬は、かつて「ロケット誘雷(名古屋大学グループ)」実験の時期であった。
この天邪鬼爺が、そのロケット誘雷に関わっていたのは1988年から2000年の10年余りである。もともと籍を得ていた名古屋大学空電研究所は、誘雷実験には強く関わっていなかった。悲しい事ながら、空電研究所で大気電気学(雷放電物理)を研究されていた助教授の、工学部教授へのライバル意識が、一緒に実験研究することを拒んでいた。
実際1982年の冬季には誘雷実験に参加したのだが、翌年か翌翌年
「誘雷実験に参加するなら、仲野君と河崎君だけが参加すればいい。研究所本来の野外観測は、今年は福井県の三国町で。」
とその助教授が一方的に主張して、助手である我々はその主張に従う事になったのである。
ところが、二年ほどして空電研究所の改組が現実のものとなり、大気電気分野の我々は、いずれ研究所から出て、どこかに籍を探さねばならなくなり、1988年から、石川県の獅子吼高原での誘雷実験に参加、さらには工学部の教授を担ぎ上げて、インドネシアでの誘雷実験を実施、仲野さんと私はそれぞれ、名古屋大学工学部、大阪大学工学部に籍を移したのである。
11月も下旬となって、懐かしいロケット誘雷実験の事を思い出した次第である。
その誘雷実験を、愛弟子のM君が今年も実施する。爺も参加しよう。
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2024年11月21日

訃報

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火野正平さんが、亡くなったという。
自転車で全国を行脚するという、NHKの「心旅」という番組で、元気なサイクリング姿を見せていらっしゃるというのに、なんとも寂しい限りである。実のところ火野さんとは同い年だから、天邪鬼爺の私もついつい弱気の虫が出る。ネット新聞によれば、今春のサイクリング取材も、腰を痛めて代役を立てていたそうで、彼のおしゃべりによる視聴者からの手紙紹介が無ければ、面白さも半減であろう。
ここまで書いたら、今度は相撲解説の北の富士さんの訃報が入った。
ちなみに北の富士さんは82歳。爺よりも7歳年上ながら、やはり寂しくなる。
谷川俊太郎さんも鬼籍に入られた。
天邪鬼爺のわいは、それでもまだまだ年貢をおさめへんでぇ。
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