ちょっと古い話題である。と言ってもまだ二三週間前の事。
UNRWA: United Nation Relief and Works Agencyという団体がある。
国際連合のパレスチナ難民救済活動。
その活動をイスラエルが禁止するという法案を可決したという。イスラエルとパレスチナは戦闘状態にあるとはいえ、国際連合の活動は中立の筈である。その活動を禁止する法律が出来たという事で、天邪鬼爺は
「イスラエルちゅう国は、なんちゅう国や!」
と、激怒している。
そもそもユダヤの民は2000年昔の戦いで「流浪の民」となっていたのを、第二次大戦の連合国側の勝利で、ドイツ・ナチスによるユダヤ人大量虐殺という受難に報いる意味もあってだろう、パレスチナの地にイスラエル国家の建設を許したことが発端で、今日に至るまで尾を引いているのである。(というのが天邪鬼爺の理解である)
そもそも領土の取り合いに時効なんてものは無いのだろうが、それでも2000年はやはり長い。それを連合国がと言おうか、大英帝国がと言おうかが、ユダヤの民に
「元の土地に戻って、建国したら!」
とパレスチナの地を与えてしまった。連合国側にそんな権利なんか、ある筈もなかったのに。
これとて既に70年以上も昔の事。ただ今の混乱の出発点は、それぞれの国家の御都合主義であることを、今日の指導者達は肝に銘じておくべきではないか。

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