2022年08月11日

SATREPS 30

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おおよそ一か月にわたって、SATREPSに至る経緯を紹介したつもり。
過去はともあれ、経緯はともあれ、シンガポールにやって来たのは、大阪大学の研究室で弟子というか仲間というかはさておき、彼らと一緒に作り上げてきた雷放電の観測システムを、東南アジアのこの地域に敷設・稼働し、一般の方々のお役に立ちたいという比較的純粋な動機なのである。紆余曲折は世の常だから、九年間の徒労は徒労とは考えるまい。そして少なくとも五年半は、この地シンガポールを拠点に、まずはマレーシアクアラルンプール、マラッカ界隈での成功例を示し、可能ならインドネシアスマトラ島やミャンマーへの足掛かりとしたい。ミャンマーそう旧ビルマは、シッタン川か河畔で伯父が戦死したところ。インパール作戦という美名のもと、囮となったいくさであったと聞いている。そのビルマに私達の装置が敷設できれば、ちょっと浪花節ながら、格好いい話にもおもえる。
そんな夢はともかく、少なくともSATREPSの五年間は健康に留意し、弟子達の足を引っ張らないようにしなくては
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2022年08月10日

SATREPS 29

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アリスの四匹の仔犬達の満一歳の誕生日。
みんな元気にやってるかなぁ!?


苦節5年、6年と過ぎ、その頃から日本の弟子達とのリモート会議も始めるようになった。
その頃には苦労の甲斐もあってというべきだろうか、マレーシア工科大学とLF装置を一緒にやろうという話がまとまった。ただその途端、新型コロナのパンデミックで、俗にいうロックダウンとなり、せっかくの合意も空中分解となった。
弱り目に祟り目とはこのことだろう。
不撓不屈、それでも諦めることなく、日本の弟子達に加えレディーさんの蒔いた種の実となった、マレーシアのアマールさんやリデユアンさんを加えた勉強会を二週間に一度の割合で開催するようになり、やがて弟子のM君を中心に、SATREPSに応募する手筈が出来上がったのである。
応募締め切りは、確か昨年の11月だったろうか、そして今年の春には申請採択の朗報が届いた。プロジェクトそのものは、来年の4月からスタートする手筈ながら、今はその準備期間で、それなりに忙しくしている。ただ夢の実現までにはもう数年かかる。
コロナのパンデミックのような事態が、また怒らないとも限らない。だからまだまだ気を緩めることなく、日々研鑽そして弟子達に感謝である。

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2022年08月09日

SATREPS 28

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今日は、長崎原爆忌。ちなみにここシンガポールは、ナショナルデー、建国記念日。57歳の若い国である。

SATREPSの話を書き始めて、弟子の恩に助けられたことを大いに感じた。
このインドネシア、マレーシアの国際会議に関しても、大阪大学にやって来て学位を取得して帰国したレディーさんの、いわば種蒔きが、おおよそ10年の時を経て実り始めているに違いなかった。そういう意味で、本当に有り難いとしか言いようがなかった。
そしてこの学会を機に、私は自身だけの努力だけではなく、こういった人脈というか、人と人とのつながりを活用してと思案したのである。
それでクアラルンプールの大学にアマールさんという、私を会議に呼んでくれた研究者を訪ね
「VHF観測装置を用いて研究する予算申請をしよう。申請のノウハウを伝授するし、研究内容についても議論するからと説得、アマールさんは当然大乗り気で、研究者を何人か募ってマレーシアの高等教育省や電力会社に申請をするようになった。とはいえそんな予算申請はすんなりと採択されるわけはなく、それでも毎週の様にリモートで会議をし続けたのである。
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2022年08月08日

SATREPS 27

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明日は長崎原爆忌
インドネシアパレンバンの国際会議から二か月ほど後、私はマレーシアのクアラルンプールに出向いた。今度はクアラルンプールの南に位置する大学からお呼びがかかったのである。親切な同僚ジェレミーさんが、
「私もその会議に出て勉強したいので、車で一緒に行こう!」
と、申し出てくれた。貧乏をしている私にとっては、実に有り難い申し出て、一も二もなく好意に甘んじることになったのは当然である。
そして五時間近くに及ぶ車の旅、会議の前日夕方、無事会場のホテルにチェックインした。そこには主催者のアマールさんのメッセージが届いていて、
「夕食を一緒に取りたいので、待機していて欲しい!」
とのこと、ジェレミーさんとは別行動となった。ジェレミーさんは
「主催者の招待だから、私はついてはいけないよ。」
と、快く夕方の別行動を納得してくれた。
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2022年08月07日

SATREPS 26

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SATREPS に話を戻す。
結局目論見はすべてはずれ、マイケル君への支払いも滞るしまつ。
最後の一か月分は未払いで、彼は怒って帰国してしまった。
この件に関しては、まことに申し訳なく思っているが、ともかくどうしようもなかったのであった。当然のごとく、私のクレジットカードもみな失効してしまった。
さらには、故郷の自宅の電気、ガス、水道も全て止まってしまったのだから、赤貧という他はない状況である。
ただ捨てる神あれば拾う神もあるの諺通りというべきだろう、インドネシアの研究者から
「パレンバンで国際学会を計画しているのだが、講演する気はないか?」
との知らせが入った。大阪大学の私の研究室で博士の学位を取得したレディーさんが、かつてこの国際会議でVHF装置の研究発表をしており、何名かがより詳しく知りたいというのであった。その頃はもうそのレディーさんは中東に移動していて、聞きたくても話せる研究者が居らず、たまたま私のシンガポール滞在を知った、その会議のリーダーが白羽の矢を立ててくれたというのが、本当の所であった。
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2022年08月05日

SATREPS 25

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明日は広島原爆忌
それにしても、私は全くの甘ちゃんである。
と今になってつくづく、考える。
仕入れ値を部外者に教えるなんぞは、会社を経営しようかという者の、取るべき態度では全くないと、確信する。しかしそれは後の祭り。ただ尋ねられたし、仲間だと思うから正直に伝票を見せたというのに、見た方は仲間だとは、考えてはいなかったに違いない。と今になって考えるのである。
この手の失敗を揚げればいくらでもある、
例えばいきなり給与を減らされて、
「話が違う!」
とクレームをつければ
「本社の指示だから、私達にはどうしようもない。」
との返事で、
「でも取り敢えず元の額を支給するから、それは河崎の借金ということにして、ここにサインしろ。」
と、契約書を示され、
「本社を納得させるための、形式的なものだから。」
のことばにサインをすれば、二年程後には
「サインをしてあるじゃないか!」
と迫って来て、
「返済できないなら日本にある資産の表を見せろ!」
と言い出す始末なのである。
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2022年08月04日

SATREPS 24

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ここ数日、ともかく時間が無くて話がとぎれとぎれとなってしまった。
今日は、ここ数日の内容をまとめてみたい。
うまくまとめることが出来たら、私自身の馬鹿な加減が判ってもらえるだろうか。

社長からの
「ともかくシンガポールでVHF装置を一システム設置し・・・。」
との提案に
「適当な距離、たとえば20q離して二システム稼働しなくては機能しない。」
と返したのだが、予算不足で二システムは無理と言われ、
「それならもう一システムは、私の責任で稼働しましょう」
と答えてしまう馬鹿さ加減なのである。
さらには
「仕入れ価格を見せて欲しい!」
と言われ、素直に伝票を見せれば、支払らわれた代金は、まさに原価のみで
「これなら二システム目は全くの持ち出しになるじゃないですか!?」
には、全くの無反応。そしてともかくも稼働して何日か経った頃
「河崎、雷鳴を聞いてもVHFシステムは、放電の場所を表示できない。これでは欠陥品だ。とてもわが社からは、定価代金を払えない!」
と言われ
「VHF装置は、真上を検知し難いので、二か所に設置をしたいと申し上げました。」
と返せば、
「じゃぁ、そんな装置をわが社は必要とはしない。」
と、取り付く島もなく、結局製品代金の3分の2程は不払いに終わってしまって、またまた私は窮地に陥ったのであった。
それにしても、仲間と理解し仕入れ値を教えれば、仕入れ値以外は払わないという徹底ぶりで、私は大いに困ってしまったのである。
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2022年08月03日

SATREPS 23

自分が本当に甘いと知らされるのだが、逆にいうと何度も同じ失敗を繰り返しているのだから、甘いというよりは、やはり「学者馬鹿」なんだろう。
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2022年08月02日

SATREPS 22

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「わが社が発注する!」
という言葉を聞いて、わいは有頂天になったもんや。
受注できなかったことにまぁ責任感じてるんかもしれんと、楽天的に考えたんや。
しかしこれが楽天過ぎるわいの誤解で、れを知るのはもっと後の事である。
「VHFのシステムは真上が検知し難いんで、二システム稼働しなくては・・。」
という私の説明に、今払えるのは一台分だけやというんで、
「本当に発注してくれるのなら、もう一台は私の責任で設置します。そうでないと意味ないですから。」
と提案した。
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2022年08月01日

SATREPS 21

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葉月朔日
大凡三年振りの日本やなぁ。
新型コロナで移動制限のあったことも事実やけど、もう一つの理由はこの天邪鬼爺の学者馬鹿、大会社としてはだましたつもりはないんやろうけど、道義的には大いに責任があると、考えてるでぇ。その道義的責任ある事件で、この爺の経済状況極めて悪うなった。生きてきた66年間の中で、一番の貧乏やったかもしれん。ともかく大学と違うて、企業は厳しいとしらされた。ええ勉強したと、つくづく考えたもんや。
せやのに一年後に、失敗やらかすんやから、天邪鬼爺はほんまに大甘やで。
受注不調が明らかとなった日から、当時の社長が
「VHFシステムをシンガポールで稼働しよう。わが社が発注する。」(この稿続く)
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