「失われた30年」とは、言い得て妙。
1990年代以降、我が国には飛躍的な進歩がなかったという事だろう。
「さて何故、飛躍的な進歩がなかったか?」
一つには、我々団塊世代の至らなささも一因ながら、もう一方では次世代、次々世代の若者達が、見かけ上の裕福さにある種の「勤勉さ」をなくしてしまったからというのが、この天邪鬼爺の理解であり、解釈でもある。
「末は博士か大臣か!」
といった常套句は、もはや歴史的遺物であり、世界歴史遺産の一つでもある。
つまるところ、見かけ上の豊かさに騙され、額に汗する勤勉さをなくしてしまったに違いないのである。
これは大いに困った事ながら、現実だからしょうがない。それに対抗策も見当たらない。
一億総白痴化につける薬はないものなぁ。(この稿続く)

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