2025年03月25日

犬の記憶力

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我が家のアリス(トイプードル)が、三年半前に出産した第一子(オス)を、二泊三日でお預かりしている。その第一子の養家ご主人が転勤とかで、ご家族はこのシンガポールに続けて居を構えるらしいが、転勤先の住宅環境の調査のため、御夫婦で出張されるので、お預かりしている次第。
年度末という事もあり、たまたま家人は日本に一時帰国中で、爺一人が留守を預かっている関係上、ワンコ達の世話は爺が担当している。とは申せ、爺も白内障術後、緑内障の定期健診、循環器内科の精密検査等々もあって、明日早朝から日本に向かう事になっており、我が家のアリス、シロはそれぞれ既に昨日から友人宅に居候している。だから現在我が家にはその第一子と爺の二人でおるわけで、爺が世話をしているのか、その第一子に爺が癒されているのか、判然としないというのが正直なところであろうか。
ともかく朝、昼、夕方に加え就寝前の午後十時頃散歩するように心がけている。というのもこの第一子、排せつは戸外(草の上)と教育されており、我が家のワンコならベランダのシートの上で用を足せるのだが、それはどうも無理らしいと聞かされたから。ただお預かりした当初、この爺に面食らっていたようながら24時間以上経過して、何やら爺に親近感さえ見せるようになってきた。こんなことを書いているのも
「犬の記憶は、10分か20分!」
と聞かされてきたが、こうやって里帰りしてもらうと、もともと我が家にいたことを覚えていそうな気配を見せるから。専門家なら
「そんなことはありませんよ!」
とおっしゃるかなぁと思案しつつも、旧交を温めているワンコと爺の三日目である。
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2025年03月22日

大阪弁のアマガエル

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最近の研究で、日本国内に生息するアマガエル、東日本と西日本で同一種ではない事が分かったという。新聞記事で見たのだけれど、多分遺伝子レベルでの研究なんだろう。
詳細はともかく近畿より西と東で線引きされ、今後は西のこれまでのアマガエルと、東のヒガシニホンアマガエルという風に区別するという。アマガエルにも、関西訛りのアマガエルと、江戸っ子訛りのヒガシニホンアマガエルがいると考えると、実に楽しくなる。
梅雨の時期の水田から聞こえてくるあの合唱も「東と西で違うのかしらん?」
私、天邪鬼爺の家は大阪南部の泉州地方にあって、俗にいう里山。
受験期の娘がアマガエルが合唱を始めると、窓を開けて「うるさい!」
と一喝していたのを思い出す。
その声にカエル達もびっくりするのか一瞬静寂が訪れるけれど、二三分もすれば元の木阿弥、受験勉強でイライラしていたであろう娘の気持ちも分からないでもないけれど、無駄な努力とからかったものである。
三十年以上も昔の思い出を、アマガエルの記事から思い出した。
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2025年03月16日

3.14の不思議

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一昨日の天声人語氏の内容、とりわけ興味深かった。
それは川の長さについてである。
起点と終点の直線距離と、蛇行している川の流れに沿う距離、多くの川平均値をとれば、おおよそ1対3.14になるというのである。偶然なのか必然なのか、なんとも不思議な気がする。3.14は言わずと知れた円周率の近似値。小学校で教わる値である。根拠はないものの、自然の作る川の蛇行は、究極的には円に通ずるという事なんだろうか。
ちなみにこの円周率が、無理数と教えられたのは、中学生になったからだった。
数字の話しもう一つ、それは昨日の内容。
1999年にNASAが打ち上げた火星探査衛星、メートル法とヤードポンド法の混在で、火星着陸のための起動入りは、なんと100kmも誤差があったというのである。1ヤードは91pで、地球を出たときは9cmの差ながら、火星に到着する頃には100kmの差になったのだそうな。いやはやなんともお粗末な話と鼻白むが、まぁそれぞれの関係者の思い込みなんだろう。
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2024年12月25日

素数と生き物 2

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Merry Christmas

素数蝉の事を思い出したのは、数日前アメリカ合衆国マイアミかフロリダからの報道で
「221年振りの蝉の大発生!」
を取り上げていて、街を行く人々の背中やら頭に蝉がへばりつく様子を取り上げていたからである。そして221年周期の蝉の大発生を現実に見ることができるとは考えていなかったので、ある意味稀有な偶然と喜んでいる。
さて爺なりに稀有な偶然に思案を巡らせるに、まさか蝉自体が素数周期を意識してはいないのだろうが、長い蝉の発達の歴史がその純潔種を守るべく、素数周期に至ったに違いないというのが理解である。そしてそんな素数周期の二種類が、221年振りの大発生をもたらしたのだろう。「純潔種を守るべく」のこの爺の理解が正しいかどうか、一度蝉の専門家に尋ねてみたいものである。
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2024年12月24日

素数と生き物

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クリスマスイブ
そして今日は、2018.4.26の再掲 素数蝉

「素数ゼミ」この見出しを見たときは、てっきり「素数についての研究を語るセミナー」でも開講されるのだろうと、勝手に理解して記事をクリックしたら、なんと蝉の話で合った。記事によれば、蝉はなぜか13年毎か17年毎に大発生するという。ここまで読んで
「確か何年か前に、NHKで放送していた内容に、13年周期と17年周期の蝉の大発生を取り上げていたなぁ!」
と思い出した。ご常連様も多分ご存じだと思うが、蝉はその生涯の大部分を土の中で過ごし、成虫となって僅か数日で死んでしまう、何ともはかない昆虫である。ただ大部分を土の中で過ごすこと自体我々人間には「はかない」と思えても、蝉にとっては大きなお世話かも知れない。
さて13年毎もしくは17年毎の大発生に関してである。13と17は奇数であるから、重なることは221年に一回しか無い筈で、だからこれらの周期間の交配の可能性は221年に一度となる筈。これが事実かどうかを調べるために、まさか221年も待つことはできず、互いのDNAを調べ、異種交配の可能性を検証できたというのである。
まぁそんな可能性は専門の方々に任せておいて、興味深いのはやはり素数の周期という不可解な事実。文頭にも書いたように
「なぜ13年毎もしくは17年毎の素数周期なのだろうか?」
そもそも数学者の中には素数研究に生涯を捧げる人も少なく無い様で、魅力ある主題なのだろう。全くの門外漢のこの私だって「素数」には何となく引かれる程だもの。まさか蝉が素数を認識している筈もないのに、現実には「素数周期」が起こっているというから、自然は面白いのである。
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2024年12月04日

八年前のブログから 2

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2016年のブログからもう一日。
重力波(Gravitational Wave)が、初めて観測されたと、新聞やテレビで報道されている。初観測が事実なら、アインシュタインの予言が世紀を越えて証明されたことになる。気の早い友人などは
「これでタイムマシンができることになるなぁ!?」
何ぞと喜んでいるが、可能になったとしてもそれはまだまだ先の事だろう。
話は変わるが、重力波には思い出がある。
この爺がまだ、大阪大学の4年生だった頃。西暦でいうと1972年の9月の事である。
卒業研究、俗にいう卒論ですなぁ、のテーマとして「相対論的速度で移動する電波源からの放射」にひかれて、研究室を選んだ。そして卒論を直接指導してくださったのが、当時その研究室で博士課程一年生だったTさんで、文献を一緒に読んだのは一度か二度程度で、あまりこまごまとしたことはおっしゃらず、比較的自由にやらせて頂いた。それでも、節目節目には結構厳しい質問があったりして、私なりに適切な卒研指導をしてくださったと理解している。
ある日の事、電場や磁場、あるいは電磁波の速度といった議論をしていた時、私は
「電磁波の速度については判りましたが、それなら万有引力だって伝搬するのですよねぇ?」
と尋ねた。その時議論していたTさんはもちろん、周りにいたSさんやYさんが
「お、河崎ええ質問やなぁ。それが重力波やでぇ。多分光速で伝わるんや。」
と、異口同音で返してこられた。
恥ずかしながら、大学四年生の私には、重力波何ぞという文言は初めて耳にする術語で、大いに啓発されることになった。
そしてその日以来、私はファインマン物理学の力学を読み始め、あれこれと興味の対象を広げていったという次第。44年も昔の思い出である。
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2024年09月09日

赤道上では

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気がつけば、今日は「重陽の節句」。
本当は旧暦の9月9日なんだろうけど。


洗面台に水をためて栓を抜けば、北半球では反時計回りに渦が出来、南半球では時計回りに渦ができる。
「じゃぁ、赤道帯では?」
その実験をやって見せ、SNSで画像をあげた方がいらっしゃるという。その実験結果をここに上げるのは、推理小説の結末を、まだ読んでいない人に教えるようなものだから、ぜひご自分でくだんのSNS(多分You Tubeだろう)を探してみてください天邪鬼爺の私も赤道に近いシンガポール在住だが、赤道に近いだけで北半球(北緯一度)だから実験は、残念ながらできない。やって見て確かめたいなぁ。
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2024年09月07日

渡り蝶

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蝶の擬態の話題をもう一日。
鳥が捕食すると、吐いてしまうという毒のある蝶がいて、その蝶に擬態する別の種類の蝶もいるという事を教えてもらった。ただ毒のある蝶を捕食するのは、若い鳥でだけで鳥自身が学習して、成長したら同じ失敗をしなくなるらしい。なるほど鳥も蝶も種の保存のために、それぞれ知恵を絞っているという事なんだろう。
とはいえ不思議なのは、
「擬態する蝶は、どうしてその文様の蝶が毒があって、捕食され難いと知るのか?」
という点である。このあたりが自然の仕組みの不思議さで、渡り鳥やはたまた鰻や鮭が故郷の川を遡上してくる謎にも通ずるものがある。
ちなみに北米大陸をカナダ国境からメキシコユカタン半島の渓まで移り済む蝶の仲間には、孫の代になってカナダ国境まで戻るというから、・・・。
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2024年09月06日

擬態する蝶

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友人の家を訪ねて、取り留めない雑談を楽しんでいたら、「蝶の採集」の趣味があるとかで、標本を披露して下さった。蝶の図鑑も持っていらっしゃって、
「採集して来たら標本にして、その図鑑で調べるんですよ。」
との事。日本国内の蝶の図鑑と、東南アジア一円の蝶の図鑑とがあるそうで、
「日本の場合、日本だけに限っての図鑑になっていますが、東南アジアの場合は、陸続きの部分が多いので、一国に限ってなんぞ無理です。」
との事。
「蝶の種類の数は、東南アジアは日本国内の10倍ほどで1000種類くらいかな?」
とも教えて下さった。さらに感心させられたのは、蝶の擬態。
「鳥に食べられないように、毒を持ってる蝶に自分の模様を似せるんです。」
とおっしゃるので、
「そんな蝶に私達が触れると・・・。」
と心配して尋ねたら、
「いやいや食べた鳥が毒にあたって吐くだけで、我々には無害ですよ。」
とおっしゃる。蝶も自分を守るため、そんな知恵があるんだと感心させられた。
ほかにもいろいろ教えて下さり、最後に蝶捕獲用の網を見せて下さった。
なんと概算で30000円程度というから、趣味もここまでくるとと感心。
来月は蝶仲間と、マレーシアとタイの国境近くまで出かけるのだそうな。
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2024年06月07日

蝉の大発生

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2018年4月26日に「素数と蝉」と題して、以下の内容をあげている。
「素数ゼミ」この見出しを見たときは、てっきり「素数についての研究を語るセミナー」でも開講されるのだろうと、勝手に理解して記事をクリックしたら、なんと蝉の話で合った。記事によれば、蝉はなぜか13年毎か17年毎に大発生するという。ここまで読んで
「確か何年か前に、NHKで放送していた内容に、13年周期と17年周期の蝉の大発生を取り上げていたなぁ!」
と思い出した。ご常連様も多分ご存じだと思うが、蝉はその生涯の大部分を土の中で過ごし、成虫となって僅か数日で死んでしまう、何ともはかない昆虫である。ただ大部分を土の中で過ごすこと自体我々人間には「はかない」と思えても、蝉にとっては大きなお世話かも知れない。
さて13年毎もしくは17年毎の大発生に関してである。13と17は奇数であるから、重なることは221年に一回しか無い筈で、だからこれらの周期間の交配の可能性は221年に一度となる筈。これが事実かどうかを調べるために、まさか221年も待つことはできず、互いのDNAを調べ、異種交配の可能性を検証できたというのである。
まぁそんな可能性は専門の方々に任せておいて、興味深いのはやはり素数の周期という不可解な事実。文頭にも書いたように
「なぜ13年毎もしくは17年毎の素数周期なのだろうか?」
そもそも数学者の中には素数研究に生涯を捧げる人も少なく無い様で、魅力ある主題なのだろう。全くの門外漢のこの私だって「素数」には何となく引かれる程だもの。まさか蝉が素数を認識している筈もないのに、現実には「素数周期」が起こっているというから、自然は面白いのである。

はてさて昨日の朝日新聞天声人語氏、221年振りというアメリカ合衆国の蝉の大発生を取り上げていた。2018年にこの内容を取り上げたとき、
「まさか221年間も待つわけにはいかず」
なんぞと書いていたのが、その221年がこんなに近くにあったとは、自然の営みの不思議である。
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