2019年09月12日

IoT展示会

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今日午後、マリーナベイサンズのコンベンションセンターに出かけた。
IoT に関係しての展示会だというので喜び勇んで出かけた次第。
そして気付いたのは、
1. 日本企業の影が薄いなぁ
2. 機器の展示より、概念説明が多いなぁ
という二点。
本音で5Gがらみのモバイルなんぞ展示があるだろうと、期待していただけに大いに拍子抜けした。デモ機なんぞ探してもとんと見つからないのである。
そして一緒に出掛けた同僚と
「日本企業の影の薄いのは・・。」
なんて議論になった。同僚曰く
「日本の企業体質は、なんでもすべて自前でという意識が強く、一方技術の進歩は猛烈なので追いついていけなくなったのじゃないか。アメリカや欧州は、互いの長所を認め合いうまい具合にグループをこさえて、互いに補い合うものねぇ。」
まぁ、単純にそれだけではないだろうが、それも一理あるなと納得させられた。
それにしても日本企業の影が薄い。
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2019年09月04日

熱帯の様な雨

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相も変わらずというべきだろうか、日本では局地的な大雨が続いているようだ。
今朝のテレビ報道で、横浜市の洪水を報じていたと思ったら、話題が急に中国地方の新見や長崎県五島のゲリラ豪雨に転じていた。いやはや「災害列島ニッポン」という報道のレッテル貼りに、文字通りぴたりという感じか。
我が国の地理的状況、中緯度帯で大陸の東側は、季節の変わり目に前線が停滞するうえ、その前線に低緯度側から大雨のもととなる暖かく湿気を含んだ気流が流れ込む。時には台風まで一緒に来るからなかなか手に負えないのであろう。ただこういった報道を見ていて気になるのは
「こちら現地からの報道です。雨は熱帯並みの豪雨です。」
いうあれ。こちとら文字通りの熱帯シンガポールに住んでいるし、その昔はインドネシアのプンチャ峠で、熱帯の雨を10年近く経験したが、報道記者の方々熱帯の雨をご存知なのだろうか?先輩記者に教えられたか、他社の表現から学んだか、あまりに紋切り型で天邪鬼の爺としては鼻白む。ここ二年間は帰国していないので、日本の豪雨がどの程度激しくなっているかは知らないけれど、少なくとも二年前のお盆前に経験したあの集中豪雨は、とてもこの爺の知っている熱帯のスコールどころではなかった。そもそも熱帯の豪雨は、これまた紋切り型表現乍らバケツをひっくり返したような雨。でもバケツだけにすぐに終わりがやって来る。日本の例えば線状降水帯の豪雨は、強弱の繰り返しはあるもののバケツリレーを延々と続けるがごとくの降り様である。
それにしても被災地の皆様、被害に巻き込まりませんように。
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2019年07月31日

梅雨が明けた

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昨日について、気象の話題。
今日は日本の梅雨明けについてである。近畿や東海、関東は既に一週間ほど前に梅雨明けしたらしいと報じられている。実際大阪、東京などはその日から30度を超す気温で、猛暑日だった県もあった様だ。そして昨日は、東北南部の梅雨明け、平年より5日遅く、昨年より16日遅いという。この程度の早い遅いは多分ばらつきの範囲無いだろうから、大騒ぎすることもないのだろうが、少し懸念されていた冷夏は、取り越し苦労に終わりそうだ。ちなみに東北北部の梅雨明けは今日にもというから、これで今夏2019年の梅雨は明けたということになる。
梅雨については、今から40年近く昔1982年(?)のあの長かった梅雨が印象深い。当時私は名古屋大学の空電研究所に勤務しており、愛知県岡崎市に居を構え豊川市にある研究所にに通っていた。記憶に違いが無ければ、お盆頃まで梅雨が明けなかった筈で、その後も夏空は少なかった。ちなみに1993年は梅雨明けすらなく、米どころの冷害のため米価の値上がりした。その頃は大阪大学に移動していたのだが、正直言ってこの時の印象よりも1982年の長雨の方が記憶に強烈なのである。早い話1993年の長雨はほとんど記憶にないのに、1982年の長雨は未だに鮮明なのである。
このように思案を巡らすと、人の記憶の不思議さを感じずには得られない。強烈なはずの事例より、強烈さが少なめな事例の方が、なぜ未だに強烈に残っているのだろう。
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2019年07月30日

エルニーニョ終息宣言

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「?エルニーニョ現象は、今夏も続くのでは?」
との6月の日本の気象庁の予想が、7月になって
「エルニーニョは終息した模様。」
と訂正されたという。
確かに7月初旬から中旬にかけて、ここシンガポールでは、6月中の猛暑とは打って変わって、結構雨の日も多くなり随分凌ぎやすくなっていた。そういう意味では、気象庁の終息した模様の発表は合点のいくものだったけれど、ここ数日またまた暑い日が続いている。
実際のところ、どうなんだろう?
気象庁の発表、最近は狡猾になって
「梅雨入りした模様。」
なんぞと、あとになって修正が可能なような言い方をするようになっている。非難するのは簡単ながら、現実には判を押すように断定できないことは理解できるので、まぁあれも止むを得ないかと考えている。だからエルニーニョの終息宣言も、
「いや実は、まだ続いてまして!」
とまたぞろの修正がないとも限らない。そんな再修正を予感させるここ数日のシンガポールの暑さなのである。
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2019年07月15日

はやぶさ再着陸

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日本は、海の日で国民の祝日。
一昨日土曜から三連休だそうな。それにしても、こういった連休が増えたとの印象が強い。
さて今日の話題。
はやぶさが、リュウグウに二度目の着陸に成功して、地下の岩石を採取したとの報。
新聞報道関係者の
「地下からの岩石採取、何が貴重なんですか?」
の問いかけに
「太陽系のできた40億年ほど前の状態がそのまま残されているだろうから!」
と、これはまぁ予想される答えである。
35億年、40億年、数字の上ではさらっといえても、現実にはとてつもなく長い。そしてそんなにも長ければ、リュウグウの表面は「風雨」には晒されないまでも、例えば太陽風の洗礼を受けできた当時からすっかり変わってしまっている可能性がある。だから地価の岩石採取は、出来立ての太陽系の有り様を残している可能性もある。もしかしたら、生命の起源が見つかるかもしれない、何ぞと夢も膨らむ。
そのはやぶさ、一年後には地球に戻ってくるのだろうが、長い航海Bon Voyage!
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2019年04月27日

エルニーニョ真最中

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理解違いでないなら、現在エルニーニョの真最中の筈。
実際ここシンガポールでは、今年この時期、例年に比べて雨の日が少ない。
エルニーニョといえば、TRMM衛星が上がって二三年して、この付近の雷放電を解析したことがある。丁度インドネシアから博士課程に入学してきた学生がいて、東南アジアの雷活動を調べてもらうと、国に帰ってもあれこれできるだろうとの判断もあってのことである。話が前後するけれど、TRMM 衛星にはLISと呼ばれる雷放電のセンサー、降雨レーダ等が搭載されていたのである。
本来エルニーニョの頃には、ジャワ島からマレーシア半島辺りの降水が少なくなることは分かっていたので、当然雷活動も少ないだろうと予想していた。ところが雷放電の回数に限っていうなら、エルニーニョ期のほうが多いという結果が出た。だから何度か解析の点検を助言した。併せて、搭載されているレーダによる降水も調べてもらった。宇宙からの観測だけに、同じ地域を雨・雷放電と同時に観測できているので、こんな有り難いことはなかった。
ところがである、降水日の統計量は、エルニーニョ時期に矛盾しない「例年に比べ少ない」という結果が出た。
「降水日が少ないのに雷放電がかえって多い!」
雨も降らないのに雷活動家、まさか青天の霹靂でもあるまいしと大いに悩んだ。
留学生はとうとう
「搭載されている、装置がうまく較正できていないのでは?」
と疑いだす始末で、いやそれなら
「レーダーとLIS 統計解析ではなく事例ごとに比較してみよう。」
ということを思いつき、雲と雷放電の対応を降水雲(雷雲)毎丹念に比較したところ、
「降水雲の出現は確かに少ないし、そんなときには雷活動もあまり活発でない。ところが稀に雲頂の非常に高い積乱雲が出現、さらにその時の雷活動が半端じゃない。」
ということが明らかとなった。エルニーニョのこの時期この界隈では、降水日の総数は減るけれど、一度降り出すと非常に活発まさに「降れば土砂降り」状態であることが明らかとなった。ちなみにこの成果、電気系の研究者のエルニーニョに関して論文と自慢の種なのである。
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2019年03月25日

アリスの癖

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愛犬・アリスの話題を続ける。
私がソファーに座ってくつろいでいると、同じようにソファーに飛び乗って来て、私の大腿部に沿って横になる。これはアリスが我が家にやってきたころからの癖で、当初はとてもソファーに飛び上がれず、引き上げてくれというようにせがんだものだ。あの頃は生後4か月足らずであったから、とても脚力が足りなかったからである。
さて大腿部に沿って横になる、これは私が教えたわけではなく、多分先天的、そう母親犬に沿って眠るようなつもりだったのだろうとは私の理解である。ちなみに大腿部に沿って横になるけれど、そのまま寝入ってしまうわけではない。何分か経つと不意にむっくりと立ち上がり、私から適当に離れて、それこそ行倒れの様にどさっと倒れこみそのまま寝入ってしまう。まるで夢遊病のごときである。いやはや興味深い習性と私は理解しているが、一方こういった犬の哀れさも感じてならない。アリスは地元のブリーダから買い求めたのだが、多分母親犬から比較的早い機会に引き離され、店頭に並べられていたに違いない。大仰にいうなら、「母親犬の愛情を知らずに育った。」ということになるのかも知れず、私の大腿部が結果的には、母親犬を思い出させたのだろう。実際私以外の誰からも、アリスが大腿部に沿ってくつろぐという話を聞いたことが無いのだから。
アリスにとって、私の大腿部は「母親の代理」なのかどうかは、永遠の疑問で、現在満14カ月のアリスは、いつまでこれを続けるのだろう?
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2019年03月08日

リュウグウのタマテバコ

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ハヤブサのリュウグウでの岩石採取の様子が、テレビで放送されていた。
着陸してすぐ飛び上がる「タッチアンドゴー」方式で、舞い上がる岩石片を遠ざかるハヤブサのカメラが実況中継していた。そしてその着陸点をタマテバコと命名したそうで、
「何十億年も昔の岩石を持って帰ることになるから、浦島太郎の玉手箱みたいなものだ。」
ということらしい。なかなかどうして、味な命名である。
余談ながら実況中継とは書いたけれど、ハヤブサから地球への通信速度を考えれば、結構な時間をかかってビデオ画像を送信してきたのだろう。
このテレビ報道を見ながら、名古屋大学・空電研究所に在任中、可愛がってくださったE教授のことをふっと思い出した。Eさんは常日頃
「河崎君、科学者はロマンを理解でき、感じることが出来なければだめなんだよ!」
とおっしゃっていた。そして手塚治虫の「火の鳥」から命名したX線衛星「ひのとり」のことをよく例に出されていた。早いものでもう35年も昔のことになる。そのEさんももはや鬼籍に入られていらっしゃるが、もう一度
「河崎君!科学者にはロマンが必要なんだ。」
のあの声を聴いてみたいような気がしている。
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2019年02月27日

想い出

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私の環境電磁工学との出会いは、1978年のことだから40年も昔のことである。当時博士課程を終えた私は就職先を探しており、名古屋大学空電研究所からの「環境電磁工学を志す研究者」という募集要項を見つけた。当然ながら当時はまだインターネットの恩恵何ぞなく、電子通信学会(当時はまだ情報の二文字はついてなかった筈であるが、この辺りはいささか怪しい)の求人広告だったと記憶している。私の本来の専門は「電磁界理論」で、学生時代は電気学会なら電磁界理論研究会、電子通信学会ならマイクロ波研究会が研究発表の場であったため、「環境電磁工学」は全く未知の分野であった。とはいえ「電磁」の二文字に惹かれ、応募することにした。そしてまず駆け込んだのが図書室で、偶然IEEEのElectro Magnetic Compatibility という分冊を見つけたから、これが出会いということになるのであろう。あの頃電子通信学会が「環境電磁工学研究会」の発足準備中であったろうから、今にして思えば、電気学会は20年遅れで関連する技術委員会をスタートさせたことになるのだろう。
その後いろいろあって私自身は「雷放電物理」を専門とするようになっていたけれど、今度は母校の大阪大学から、「電磁環境技術の研究者」の募集があり、「名古屋も10年、そろそろ住み飽きた!」と応募することにした。そして今回も運よく採用されることとなり、電磁環境には人生の節目節目で世話になったというのが正直なところである。
ちなみに初代の委員長Tさんとは、確かドイツのブラウンシュバイクでお会いしたのが最初ではなかったろうか。その頃私は先に述べている様に雷放電物理を研究するようになっていたと記憶している。二代目委員長Fさんとは、名古屋大学赴任直後の電子通信学会の研究会が最初の出会いで、その後同じ大阪出身年齢も同じということで、互いに減らず口をたたき合う仲になっている。(と私が勝手に思っているだけかもしれませんが。)
あれこれ経緯もあって、前世紀末も近づくころ電気学会に「環境電磁工学研究会」発足の機運が持ち上がり両巨頭から手伝うようにとお言葉を頂き、「環境電磁工学を踏み台にしてきた」贖罪もあって、力不足乍らと参加させて頂き今日に至っている。そして藤原委員長のあと委員会を仕切らせて頂いたとはいえ、雷のことばかりやっていたのではと、今となっては忸怩たる思いもある。委員長時代、委員含め幹事を務めてくださった方々には、本当にお世話になって支えてくださったと未だに感謝の言葉が絶えない。(ちょっと大仰ですが)
最後になりましたが、電磁環境技術委員会のますますの発展を祈念して、お祝いの言葉とさせて頂きます。
(2019/02/26 シンガポールにて)

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2019年02月24日

ハヤブサ2岩石採取

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ハヤブサ2がリュウウグウに着陸して、岩石を採取したちゅうニュースが流れた。
ハヤブサ1は、イトカワから確かに何かを持って帰ったけど、着陸はうまくできんかったんで、今度はリベンジの意味もあったんやって。それに今回の着陸は、地球からあれこれ制御しての着陸違うて全くハヤブサ2だけでやったんやから、言うならロボットみたいなもんに違いないで。これで無人探査機で世界をリードちゅうて、JAXAもちょっとばかし鼻息荒いで。そういうたらついこないだまで、火星を走り回ってたNASAのオパチュニティもたぶん自動制御やっんやろうけど、その着陸は遠隔操縦してた筈やで。そういう意味では、今回のハヤブサ2は無人探査中観点からは、一歩か二歩NASAや中国をリードしたんかも知れへんな。案の定NASAは
「技術の開示を」
ちゅうてるらしいけど、大統領と一緒でなんでも一番でないと気に入らへん国民やからなぁ。いうなら、ごまめの歯ぎしりしとんで。
まぁそんな下世話な話は置いといて、三億キロも離れた小惑星でハヤブサ2だけの力で着陸し、砂・岩石を採取して二年ほどしたら帰ってくる、それがどれだけすごいことか、ほんまに自慢してええんやで。
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