2021年07月29日

卵が立つか?2

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「卵を立てる」話題である。
半世紀近く昔、週間の漫画雑誌に、塩をぬると立つという記事があったような記憶もある。残念ながら、その真偽を確かめていないけれど、私の「卵を立てる」話には、全く関係が無い。ともかく以来何度も人前でやって見せ、驚かせてきたことは事実である。
訳知り顔の御仁は、私が
「卵を立てる!」
というと、間違いなくコロンブスの逸話をおっしゃり、実際やって見せると押しなべて不思議がる。そしてトリックを聞き出そうとする。しかし残念ながら、トリックは全くない。ひたすら心を静め、「卵を立てる」ことに、集中するだけの事なのである。
とはいえ、ちょっとしたコツというか、秘密がある。
大概の人は、卵を立ててみようとして数秒で指の支えを離し、コロンとひっくり返す。そしてこれを数回繰り返し
「卵は、立つはずがないよ!」
とあきらめる。
しかし如何に不安定な形とはいえ、上手く重心を取れば不安定ながら、立つはずと理解し、簡単には指を離さない。しつこいくらいに重心を取ることに腐心すれば、10分か15分すれば見事に立つ。ただそれだけの事。言い換えれば長く卵を同じ置き方で支え続ける事、ということになろうか。
目安は、10分か15分間である。
昨日紹介した、シンガポールに訪ねてきてくれた友人お家族、ちびっこ3人のうち最年長のお姉ちゃんはできたと記憶している。
そして以下は、この爺の理解である。科学的に確かめたわけではないけれど。つまり、10分から15分間も同じ姿勢で生卵を支えていると、多分黄身の部分が幾分かは下に下がることになり、重心が下がることになるのではなかろうか?だから不安定なりに卵が立ち、見ている仲間を驚かせることになるのだろう。当然ちょっとした振動で、その卵はひっくり返るけれど、静かにしていれば一分でも二分でも経ったままでいることは言うまでもない。
ご常連様も、一度卵を立てて見られてはいかがかな?
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2021年07月28日

卵が立つか?

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今日も「しつもん!ドラえもん」から。
卵を立てるという話題で、有名なコロンブスの卵を取り上げていた。
この逸話、本当にコロンブスだったかどうかはさておき、天邪鬼爺の私には異論がある。
というのも実はもう半世紀近く昔、大学院博士課程学生だった頃、生卵を、しかも割ることなしに立てるという経験をしたからである。それも何度もである。ちなみに最近では、5年ほど前に日本人家族がシンガポールを訪ねてくださったときも、やって見せて驚かせている。
いずれにしても、生卵は割らなくても立てることができるのである。
半世紀近く前の事、四年生の折直接卒業論文を指導してくださった、TKさんが来られていたと記憶している。他愛無い話が続いた後、卵が立つかという話題となって、それならやってみようということになった。春の彼岸に生まれた卵は立つという迷信の話題からだったし、二人してやってみる気になったのは、もしかしたらとうぜん春の彼岸の頃だったのかもしれない。とはいえ、卵は簡単に立つは筈もなく
「机の上は平たいけど、畳なら少し凸凹があるから!」
ということで、二人して寝そべりこの馬鹿々々しいかも知れない、単純作業を続けた。私の記憶が正しければTKさんはそのうち諦め、テレビが雑誌に興味を移されたが、私はしつこく取り組んでいた。そして10分か15分間ほど続けていたら、不思議なことに卵が立ったのである。
「卵たったでぇ!」
と声を上げると、TKさんは
「うそつけぇ!」
と信ずることがなく、振り返って卵の立っているのを見て
「わぁ、善さんすごいなぁ!卵立てたなぁ。」
と言ってから、
「畳の凸凹で、うまくバランス取れたんやろう。」
取るづけた。私はそれならと机の上で、やはり10から15分かけてやって見せ、見事に卵の立つことを実証して見せたのである。卵を傷つけるとかゆで卵にするとかいうトリックは、一切やっていないことは勿論である。
なおこのなぞ解きを含め、この話題明日にもう一度取り上げたい。
(この稿続く)
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2021年07月14日

梅雨明け三日

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私はシンガポール在住ながら、日本のテレビ放送は、地上波に加え衛星放送も含めて視聴できる。インターネット配信のサービスをしている会社との年間契約で、一か月の代金がNHKの受信料の倍程度だから、安いと考えるか高いと考えるかは、微妙なところである。サービス会社の説明によれば、サーバーが台湾にあるらしく、実際の放送から1秒か2秒程度の遅れはあるが、まずは問題にはならない。
さてそのテレビ放送の昨晩の天気予報によれば、近畿、東海、関東辺りまで一週間晴れの予想が出ていて、どうも梅雨明け近しといった感じである。実際キャスター氏も
「梅雨明けが、近いのでしょうか。ともかく暑い日が続きます。」
と解説していた。そして
「ただ上空には大陸の冷たい空気が入っていますし、北に上がった前線に高気圧の縁を通って、南から暖かい空気が入りますから、梅雨が明けてもしばらくは夕立、雷などの発生しやすい、不安定な状況が続きます。」
とも付け加えていた。
「梅雨明け三日」
という、我が国の言い回しには、二通りの違った意味がある。
「梅雨が明けたら、数日間は快晴が続く。」
「梅雨が明けても、数日間は不安定な気象状況が続く。」

と全く逆の意味に近いのだが、今年の梅雨明け三日は、どうも後者らしい。
ここまで書いてふと思い出したのは、
「何年か前にも似たようなことを書いたぞ!」
ということ。まぁ爺は同じことを繰り返す習性のあるものだから、ご常連様にはお許しを願って、このままブログに揚げておこう。
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2021年06月28日

系外惑星 29

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夢のある話です。
太陽系外の惑星で、地球から100光年以内にある29の惑星に、水や空気があるという。
つまり生命体の存在する可能性のある惑星が、「ご近所」に都合29も存在するというのである。
さらに「ご近所」100光年以内というのは、人間が電波を使うようになって100年だから、29の内のいくつかには高度な文明が栄えているとしたら、地球からの電波を受信して、いる可能性もあるということ。言い換えれば地球人の存在が知られているだろうとの推測ができるらしい。
さすがに先日の「リュウグウ」の砂に有機物という話に比べれば、電波で100年もかかる距離だからはるかに遠く、我々には、少なくとも私には、彼等・彼女等と会える機会はまずないだろうけれど、145億年の日広がりを持つ宇宙に、私達の「同族?」がいるらしいというのは、ある意味嬉しいことである。
現時点では、ワープ航法は漫画や小説の世界の夢物語、そして光速を超えるそんな航法が実現できない限り、距離や時間の壁は越えがたいけれど、「未知との遭遇」には夢を感じてならない。爺の夢ながら。
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2021年06月26日

リュウグウの砂

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はやぶさ2の持ち帰った、「リュウグウ」の砂の成分解析が、本格的に始まるとのニュース。
持ち帰った砂は、5,4グラムだそうで、そのうち100ミリグラムを、本格的に化学分析するらしい。JAXAのこれまでの初期解析では、この砂から有機物や水素が見つかっているとのこと、水の存在も可能だという。水と有機物があれば、生命体の存在も可能で、地球上の生命の起源に迫れるかもしれないとは、数日前にも書いた。
http://zenk.sblo.jp/article/188773793.html
つまり私達の太陽系とは異なる太陽系で生物が居て、その太陽系が終焉を迎え有機物が宇宙に散らばり、その一部が私達の地球にやって来て、長年をかけて進化し、今日の地球の生命系を構成したといった話になるのだろう。
ただ雷物理の専門家としては、この爺、雷放電が空気中の窒素を固定しやがてはたんぱく質となったというシナリオの方が好ましい気がする。言い換えれば、雷放電が生物を作り出したかもしれないという考えである。いずれにしても、太陽系外からであれ、地球上で自然発生であれ、太陽系45憶年超の長い時間の中での変遷、やはり浪漫には違いない。
小惑星帯「リュウグウ」に関しては、日本が米中やロシアをリードしているが、月や火星にだって有機体の存在の可能性もあるだろうから、この種の競争や成果にはいましばらく注目しておきたいものである。
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2021年06月22日

キリンは哲学者?

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我が家の愛犬アリスは、吹いてくる風に向かって気持ちよさそうに、佇むことがある。親馬鹿と言われそうながら
「アリスは、えらく哲学的だなぁ!」
と、感心することが多い。
動物のそんな行動に、眼を留めるのは、決して私だけではないようで、昨日の天声人語氏も、キリンが水を飲んで後、首を高く上げ「沈思黙考」する姿を気に留めておられた様で、哲学者めいた瞑想にふけっていると、考えていらっしゃった様だ。犬とキリンの違いは有れ、ほぼ同様の印象を持っていらっしゃったらしい。
ところがキリンの「沈思黙考する哲学者」との理解は誤解だったようで、首があまりに長くその上げ下げゆえに、貧血を起こしているらしいと、述べていらっしゃる。「キリン解剖記」を書かれた郡司芽久さんという若手動物学者から、教わったとの事。
そのように言われてみれば、なるほどと合点が行くに違いはないが、天邪鬼爺としては、キリンには哲学者であってもらった方が夢がある。キリンほども首は長くはないが、ラクダや馬なども同様の振舞をしそうで、一度動物園にでも行って観察してみたい気がしている。
余談ながら昨日は夏至、日の長さと首の長さの対比から、夏至の日はキリンの日でもあるらしい。
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2021年06月20日

リュウグウの砂に有機物質

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はやぶさ2号が、リュウグウから持ち帰った砂に有機物が見つかったという。
リュウグウは、小惑星帯に有り、太陽系ができ始めた頃の状態を維持しているものと考えられている。太陽系のでき始めは、おおよそ45億年昔でその頃から有機物があったということは、何らかの生命体が存在していた可能性もあるということになる。ちなみに地球上の生命に関しては、
1. 他の天体から
2. 雷放電が有機物を作って

といった説があり、私が空電研究所で雷放電の研究に関わり始めた頃、高電圧放電の実験で窒素の固定に成功したという論文を読んだことがある。もう40年近くも昔のことで、その時は
「すわ、次の論文でたんぱく質か、DNAを生成させるかも。」
なんぞと期待したものだが、その後の続報を見たことがない。
今回のはやぶさの持ち帰った有機物で、報道各社は
「生命の起源に迫れるかも!」
なんぞとかまびすしい。
いきなり起源に迫れるとは思わないけれど、これで生命体は他の天体からという説が、いきおいを増すに違いあるまい。それにしても、地球上の生命の起源が本来他の天体からなら、水の惑星の地球に高度な文明が営まれているのも、偶然というより必然といった気がして、大いにロマンを感じてならないのである。
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2021年06月11日

髪の毛が逆立つ

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雷雨注意報は,狼少年的であるので,一般の方々はあまり気になさらない。それに街中で稲妻を見たり雷鳴を聞いたりしても,何となく自分自身が被雷するとは考えない方が多かろう。とりわけシンガポールの場合、雷雨はほぼ毎日だから、雷鳴でびくびくしていては生活できない。バリバリドカンに続いて,窓ガラスが揺れるような直近への落雷の場合には,さすがに恐怖心も沸いて来ようが・・・。
以前見知らぬ方から,メールで質問を頂いたことがある。
「福井県の海岸で,遠くに雷鳴を聞いたとき,自分自身の髪の毛が逆立っていました。隣に居た友人の髪の毛も同様で,子供の時に下敷きで髪の毛を逆立てたのと同じ様でした。こんな経験はその後にはなく,他人にこの経験を話しても信じてもらえません。どうしてこんなことが起こったのでしょうか?」
というのが質問の概略であった。ある意味的を得た,いや得過ぎた,とも言えそうな質問である。
遠くで聞いた雷鳴についての距離感含め詳しい説明はなく,はたまた経験された季節についても述べられていなかったので,不確定な部分も多いには多い。とはいえ,よくぞまぁ,被雷しなかったもの!との印象が拭えない。九死に一生とはかくのごとき経験で,質問を下さった方の真上に,いつ落雷してもおかしくない程の電荷をもった雷雲があったに違いない。
かつて私が大学一年生諸君に,講義をしていた電気物理Aの教科書に,米国はグランドキャニオンでの写真として,女性の長い髪が逆立っている様子があり,
「この撮影の直後,別の方が被雷し命を落とされました。」
と,受け加えられていた。先程紹介した見知らぬ方からの御質問は,この写真の事例とほとんど同じで,それゆえ私は,九死に一生を得たとの印象を持ったのである。
クワバラ、クワバラ
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2021年05月30日

124億年前に渦巻銀河

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先日ネット新聞で
「124億年前の宇宙に渦巻銀河発見」
という記事を見た。観測史上世界最古なのだそうだ。
記事の受け売りながら、宇宙の開闢は138億年前で、宇宙ができて僅か14億年程での渦巻銀河ということだそうだ。門外漢ゆえ、14億年で渦巻構造の銀河のできることが、どの程度大変なのかは実感できない。ただ128億年も経っていたら、
「現在はどうなっているのか?」
と、そちらの方が気になる。それに太陽系のできはじめはおおよそ50億年昔、原始地球が46億年の筈だから、もしかしたら124億年昔の渦巻構造銀河が太陽系できはじめのきっかけになっていたりしてなんぞと、途方もないというか頓珍漢を考えている。日曜の朝である。
一方 今朝の天声人語氏、こちらは地球上の文明それも我が国の縄文時代を取り上げていて、
「石器文化というよりも木器文化というべきでは!」
とのこと。
いずれにしても、普通なら腐ってしまっていた筈の木器が、三内丸山では多く出土しているらしい。
だからホモサピエンスに対してホモファーベル(homo faber ラテン語で作る人の意)と呼ぶべきと、これはもう一つの人類の定義らしい。
縄文の歴史は、高々一万年程度で、宇宙の歴史に比べれば誤差の範囲ということになろうが、それでも人類の悠久の歴史に思案が巡り、ロマンを感じてしまう。さすがに宇宙138億年、「悠久」とは簡単に言えず、途切れ途切れの知見ながら、これまた門外漢なりにロマンを感じている。

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2021年04月27日

稲妻について

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たまには雷放電の話をしよう。
古来より稲妻とか稲光とか呼ばれている,落雷に伴う強烈な光についてである。稲妻は,折れ曲がったりふたまたに分かれたりしている。稲妻はしばしば写真に写され,衝撃的な題材となっていることが多い。あれは雷雲と大地の間を,何万アンペアという電流が流れて光っているのである。その電流を学術的には,帰還雷撃電流と呼ぶのだが,ここでは正式名称などどうでも良い。ちなみに日常生活では,各家庭で使う電気器具を動作させるための電流の総和は十アンペア,二十アンペア程度である。だから稲妻が発光する原因である電流が,いかに大きいか想像していただけるだろう。そんなにも巨大な電流が,一瞬の間地面と大地を電気的につないでいるのである。電流の進む方向は,地面から雷雲に向かってで,その速度は光速の3分の1程度で極めて速い。かくも速い電流を,古代中国の人は,竜が昇ると見立てているから驚きである。
さて稲妻の形状である。先に述べたように折れ曲がったり,ふたまたに分かれたりしていて,それはなぜかと問われることが多い。実は,地面と雷雲が電気的につながる前には,雷雲からステップトリーダと呼ばれる現象が,地面に向かって進んで来ている。そもそも大気は絶縁物で,電気を通さないという性質がある。雷雲に蓄えられた電荷が,空気の一部を電気の通り易い状態に変えながら比較的ゆっくり下りてくる。比較的ゆっくりとはいえ,光速の一万分の一程度で,一秒間に100kmも進むから,日常生活の間隔から見れば驚くほど速い。ただ比較的ゆっくりと進んで来る理由は,空気を電気の通り易い状態に変えるのに時間が必要だからである。さらに言うなら,時間が必要であるがゆえに,進み方は連続的ではなく間歇的である。間歇的というのは,進行と停滞の繰り返しを意味している。そして停滞のあいだに次の進むべき方向がきまるので,おうおうにして折れ曲がりとなる。さらに進むべき方向が二つある場合があり,その場合ふたまたとなる。これを我々は枝別れと呼ぶ。こんな具合に進行してくるため,木の枝を上下逆にして眺めた様な形状である。ステップトリーダの呼称は,間歇的な進行が故である。この間歇的な進行が稲妻の形を決めることになるのだが,眩いまでの明るさには程遠い。間歇的進展の最後の一歩で,大地と雷雲が電気的につながり,眩く発光する。間歇的進展には枝別れがあるけれど,最後の一歩でつながるのは通常一つの枝である。大地につながる枝となる可能性は,すべての枝にあるのだが,どこか一つがつながれば,他は繋がることが殆どなく,私は面白半分小選挙区みたいなものだと言っている。とはいえ稀に,二つの枝が大地と電気的につながることもあり,だから自然は不思議である。
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