2023年11月26日

アマテラス粒子

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「アマテラス粒子」
なんぞと粋な名前を冠した宇宙線が記録されたという記事。
比較の対象になんと「雷」を用いて、
「雷2.4兆回分」
と書かれていた。
アメリカ合衆国ユタ州の砂漠に琵琶湖相当の広さに500余りの検出器を設置、244エクサ電子ボルトのエネルギーで、歴代2位との事。1位は「オーマイゴッド粒子」という名で、310エキサ電子ボルト(1991年に記録)という。
ただ先に引用した
「雷2.4兆回分」
という言い回し、大いに気になる。
この記事を書かれた記者さん、科学担当の記者さんだろうから、ある程度は科学あるいは物理に造詣があるのだろうが、論理的な根拠も書いてほしかったものである。
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2023年11月05日

半減期372億年

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インターネット新聞からの科学ネタ
放射性同位元素ルテチウム176の半減期が、おおよそ372億年であることが確かめられたと、量子科学技術開発研究機構と東京大学のチームが発表したそうだ。
半減期372億年といわれても、門外漢の爺にはピンとこない。
そもそも我々が住むこの宇宙開闢以来135億年程度で、半減期がその倍以上なのだから、考えようがない。ただその記事には、この半減期を利用すれば、宇宙の歴史を調べる「時計」になりうると書き添えられていた。だからハヤブサ2が小惑星リュウグウから持ち帰った資料を調べるのにも使えるし、地球や月の成り立ちを調べるのにも使えるのだそうな。
早い話、いろいろな年代推定がより正確にできるという事らしい。
話しは変わるが、今年のノーベル物理学賞が、「アト秒」という1の100京分の1という短い時間のレーザー開発に贈られた。短い時間でしのぎを削る科学もあれば、長い時間でしのぎを削る科学もある。
こう考えると、門外漢にも面白い!
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2023年10月17日

大正時代の待ち行列

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ブログも20年近く続けていると、同じ話題を二度三度とあげていることがあるかも知れない。
それに74歳ともなれば、同じことをくどくど言うようにもなって来る。
そんな心配をしながら、今日は多分寺田虎彦さんの随筆で読んだ
「市電が遅れているときは、最初の市電はやり過ごして二番目に来たのに乗るとよい。」
といった内容についてである。今日でいう「待ち行列」の考え方で、通信工学といった概念のまだ生まれていなかったであろう時代に、さすが天才科学者と感心する。この爺も真似をして、ここシンガポールのバスの利用は、意識して二台目に乗り込むようにしている。
さすがにバス自体乗客も少なく、
「寺田先生の慧眼はすごい!」
と感心したのは、数年前ブログの内容で、その後
「寺田さんは観察を通じて、この結論を出したに違いない。自然科学者はこうではならない。」
と、考えるように至っている。
実際この爺は長く雷放電の観測的研究に携わっており、指導申し上げた学生さん達には
「観測データはみんなの物。データから何を読み取るかは、みんなで競争。」
と、お教えしてきたつもりである。そしてそのためには、直観力が大切で、
「感を磨くように。」
とも、折に触れ述べてきたつもりである
今また幸運にも、マレーシアの研究に参加する機会を得て、若い学生さん達を鼓舞して回らねばと考えている。
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2023年10月12日

孤独蟻の寿命

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インターネット新聞からの、科学ネタである。
確か日本の産総研の実験で、対象は蟻さんである。
団体(確か10匹)で飼育するのと、単体で飼育(つまり一匹)するのとでは、寿命に優位さが出るというのである。団体で飼育すると程なく巣の中に入っての活動となるらしいが、単体だと挙動が不審で巣への出入りを頻繁に行って、何やらイラついた風にも見えるらしい。そして団体蟻の平均寿命が50日余、単体蟻ならそのほぼ半分というから
「動物は、蟻という昆虫でも、一人では生き辛いということだろうか?」
なんぞと、哲学的な思案を巡らせてしまう。
記事では、その原因を科学すべく調べたら、人間の肝臓にあたる臓器に活性酸素の増加が認められたそうだ。活性酸素はストレスにつながり、寿命を短くする可能性のあることが知られていることから、ストレスを除くべくメラトニンを投与したら、寿命は団体蟻と同程度になったという。ストレスが生き物の寿命を縮めるという予想できる実験とは言え、門外漢の爺にも大いに興味深い。
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2023年10月03日

反重力 2

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数日前、反物質の話題を掲載した。
その日に弟子のY君に電話をして、当該論文のPDFをお願いした。
Y君曰く
「フリーでダウンロードできるはずですよ!」
という事だったが、
「老人にはそれが面倒なんやでぇ!」
と、ともかく強引にグーグル検索をお願いした。
そして二三時間もしたころ、
「多分これです。」
と、メールが届き以後二三度読んでみた。
大変な実験だったようながら、理論的な内容ではないので、門外漢のこの爺にも理解はできそう。
ただ反水素100個で実験あったのには、
「どないして個数を数えんねん?」
の疑問、素朴な疑問が禁じえない。
まぁ日をおいて、もう二三度よんでみよう。
実験での検証だけに、多分正しいのだろうし、反重力ベルトは夢の藻屑と消えたかな。
ドラえもんごめん。
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2023年09月29日

反物質と反重力

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新聞の記事からだから、100%正確かどうかは不明ながら、90年来議論の対象であった
「反物質には重力が働くか、はたまた反重力が働くか?」
の問題が決着しそうだという。Nature誌の論文だというから、ある程度は信用して良いのだろう。
本当ならその論文を読んでから掲載すべき内容ながら、まぁともかく急いでとタイプしている。
新聞記事によれば、100個の反水素を対消滅させたところ、80%が重力による落下を示したというのである。
今後追実験などで、再現性が試されたりして、真偽はそのうち確定するだろうが、いずれにしても興味深い内容である。
余談ながらこれが真実なら、ドラえもんの反重力ベルトは、実現しないなぁ何ぞと思案を巡らせている。

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2023年09月06日

歴史の中で

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いきなりですが。
100年前の関東大震災の時、半島出身者が井戸に毒を投げ込んだという流言飛語が独り歩きし、半島出身者が意味もなく殺されたりして、大勢犠牲になった。戦後生まれのこの爺ですら、そのことは歴史的事実として知っている。明治維新からの僅か半世紀の間に、我が国は欧米列強に肩を並べることが可能なまでに国力を高めており、一方ではアジアの近隣諸国を、
「日本に比べ、まだまだ未発達の国。」
と、見下す風潮があった。悲しいけれど、大和民族は優秀で、近隣諸国は劣等民族といった具合に・・・。
さてこの爺が腹を立てるのは、最近のお役人様や政治家センセイの多くは
「そんな公式文書はない。」
だとか
「そんな歴史的事実はなかった。」
なんぞと居直る態度、知らぬ顔の半兵衛を決め込もうとなさる姿勢である。
この天邪鬼爺は、100年前の半島出身者の虐殺は
「私達日本人が犯した、歴史の流れの中での大きな誤りの一つ」
なのであって、だから二度と引き起こすことの無いようにとの反省を忘れてはならないと、考えている。加えて言うなら、太平洋戦争や、大陸への侵略も同様。
話しは変わるが、主義主張や思想の多様性は認めたとしても、こういった歴史認識を平気で変えようとするお役人様や政治家センセイは、本音でがまんできない、この爺なのである。
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2023年02月01日

アリスとシロ

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如月朔日
逃げる二月の始まりである。野球狂には、待ちに待った二月ということになろうか。プロ野球の春季キャンプが行われ、球春三月を迎える。それに今年はWBCがある。個人的にはWBCにはあまり興味はないけれど。


春節祭頃からの、涼しいシンガポールが続いている。
毎日のように雨が降り、我が家の二匹のワンコ達は散歩が出来ず、フラストレーションが溜まっている。一日一度芝生の上を、気儘に二三十分疾走するのが大好きな二匹で、娘犬のシロは、母犬アリスの犬に噛みつきながら走る。シロが足に噛みつくのは、父親犬のチンチン譲りで、アリスは嫌がってはいるがそれでも真剣に怒る様子を見せないので、ある意味興味深い。娘に対しての教育なのかもしれない、何ぞと思案を巡らしている。
ところが家で食べ物を与えた際、シロがちょっかいを出すと、激しくかみつきシロはシュンとなってしまうし、眠っているときにシロが近くを横切りでもしようものなら、これまた唸り声をあげて叱るしぐさを見せる。野生あるいは習性とはいえ、なかなか曰く言い難い。どのあたりまでが母犬としての振舞で、どのあたりまでが野生の本性としての振舞か、素人観察を続ける爺である。

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2022年09月04日

ワンコの社会性

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我が家の二匹のワンコ、内弁慶であることは何度か披露している。
二匹で外に出れば、内弁慶なりに他の犬に対して吠えたてる元気はある。
その吠えたて方尋常でなく、マンション内では住民の間で。かなり知られているようである。マンション内の芝生広場、あまり騒がしくするので、最近は近くのドッグランに行くようにしている。昨日も二匹を連れて出向いたところ、数匹の大型犬(中型犬?)が先に来ており、飼い主の方々お互いに顔見知りらしく、集まって何やら語っていらっしゃる。犬達は走り回っており、我が家のワンコの達の鳴き声など、まるで気にしていない風。それでもたまには走り寄って来ると、アリスとシロは取り敢えずベンチの下に逃げ込んでくる。何度か逃げこんできた後、シロが誰かがやってくるのを見咎めて、入り口に吠えながら走って行った。と見れば、同じマンション内のフルプードル。いつもはメイドさんが散歩させているけれど、今日は多分飼い主のご夫妻。奥様が
「これはシロ、あれはアリス」
と、御夫君に説明していらっしゃる。
さてシロ、見知ったフルプードルだけに、逃げることはなくお互いに臭いを嗅ぎ合って、親交を深めている。残念ながらアリスは、ベンチに座ってフルプードルに近づくこともなく、やっぱり内弁慶そのものであった。ワンコたちの社会性、ならすしか高める方法がないのかしらん。ちなみにアリスは、ティンティン命で、このワンコとは相思相愛なのである。
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2022年05月03日

犬や猫の名前認識

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ネット新聞で、ちょっとおもしろい記事を見かけた。
京都大学のあるグループの研究で、複数の猫を飼っているとき、猫達は自分自身以外の他の猫の名前を認識しているらしいというのである。まぁ外国の専門誌への投稿ということで、記事だけでは詳細は判らないものの、私の飼っているプードル達と比較して、ちょっと不思議に思った。ちなみに現在は母犬、娘仔犬の二匹を買っているのだが、彼女達は自身の名前に加え、母は娘の娘は母の名前を確実に認識している。
例えば
「あ母さんのアリスは、お座りできるよ!」
と煽ってやると、母犬を一瞥やがて腰を下ろしてお座りの姿勢をとるといった具合。
餌を与えるときも、
「アリス、良し!」
の掛け声で、アリスは餌を食べ始めるが、娘仔犬のシロは黙って待っている。
それどころか、
「これはアリスの、これはシロの。」
との声かけで、私の眼が届いてる範囲では、それぞれが領分をきちんと守る。
まぁ犬と猫の違いがあるのかもしれないけれど、一度原著論文を見てみたい気がしている。

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