2016年09月15日

生まれたての惑星

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ALMA(Atacama Large Millimeter Array)望遠鏡で、175光年彼方の生まれたての惑星を発見という記事を読んだ。「175光年」といった書き方を見ると、何やらご近所さんのようにも思えるが、光の速度で175年かかるのだから、実際はとんでもない遠方である。それに望遠鏡で発見といっても、ALMAは電波望遠鏡なのだから、
『「電波で観つけた!」というのが正しい表現かな?』
と、ちょっぴり知識をひけらかしたい気分。ただ新聞に掲載されている図は、まるでカメラで映したごとくの図で、比較的大きな球を中心に同心円状に土星の環みたいな円盤が広がっていて、同心円の隙間に小さな球が頭を出している。読者の方々は、あるまでこの場面が映されたと理解されるのでろうが、電波で観ているだけにこの彩色は、一般の方々の夢を掻き立てるべく意図的になされているに違いない。
ただこの爺、
「この観測って、見つかった惑星系の自転軸が、地球に向かっているからうまくいったのかな?」
何ぞと、いささか理屈っぽく考えこんだ。
「もし彼らの自転軸が我々の地球と並行なら、中心の球の径は同じだろうが、同心円板は多分薄っぺらくしか見えないだろうし・・・。」
というのがその根拠。ただ自転軸が全く同方向を向いているなんて偶然はあり得ないだろうから、いくらかは傾いているだろうから、まぁ問題ないのだろうと勝手に納得、矛を収めた。
いずれにしても誕生僅か175年の惑星、私達の地球のようになるまでには何億年とかかり、それから生物が生まれるまでに何千万年とかかるのだろう。

地球の新しい友達に幸あれ!
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2016年07月21日

梅雨明け

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九州地方から東海地方にかけて、梅雨が明けた模様と聞いたのは2・3日前だったろうか。そして朝日新聞・天声人語氏が、この梅雨明け宣言に関係してコメントしている。つまり梅雨明けにせよ、梅雨入りにせよ、「○○日頃に」とか、「模様である」とかいった、あいまいな表現をするようになったという点についてである。経緯はともかく、このあいまい表現は国会でも話題になったというから、いやはや興味深い。
確かに私の青年期・壮年期そう、30年ほど前までは、こういったあいまい表現は無かったとの記憶がある。

「近畿地方では、今日から梅雨入りです。」
「近畿の梅雨は、ようやく今日明けました。」


といった、明確な表現が記憶に残っている。ところが科学技術が格段に進歩した筈の最近になって、こういったあいまいさを容認するようになったのは、技術力が後退したからでも、地球温暖化等の影響で判断が難しくなったからではない。いやむしろ、技術が進歩したからこそ、気圧配置の正確な理解・把握が可能となり、明確な切り分けの難しさが分かるようになったというのが、正確なところなのだろう。このように思案を巡らせると、
「梅雨明け三日」
の解釈、古来より二通りあって
「梅雨が明けると、天気が安定するから数日間かんかん照りで雨も降らない。」
「梅雨が明け等といっても、天気が必ずしも安定せず、何日間かは雨も良く降る。」
と、それらは真逆なのである。
こんな古い言い回しを紐解くまでもなく、気象・気候というのは常に異常で、先達は経験的にそのことを知っていたのである。
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2016年06月17日

宇宙開闢7億年後

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131億光年彼方の銀河に、酸素の存在することが南米チリのアルマ望遠鏡で観測されたという記事を読んだ。ビッグバンが、おおよそ138億年昔に起こったとされているので、今回の観測は宇宙の開始に近い頃に、既に酸素の存在していたらしいことの証明となる。「近い」といっても7億年も経っているのだから、我々の感覚ではとんでもなく長い時間ということになろうが、宇宙開闢以来の138億年の長さを考えれば、7億年は宇宙の始まった頃といってもいいのだろう。
素人ながらの聞きかじりながら、宇宙は開闢初期の数万年あたりまではめまぐるしく遷移し、現在は膨張を続けているという。だから開闢初期の数億年に酸素らしきものが存在するというのは、ある意味画期的な発見だという。どのように宇宙形成に関わったかの謎が解けるかもと、新聞記事では報じられていた。
それにしても電波とか光とかは近くのものは、なかなか時間をおいて観ることができないのに、131億年といった気の遠くなる文字通り天文学的な遠距離なら、今回の様に観ることができる。雷放電もこんな風に、過去カメラ的に観ることができるとありがたいのだが・・。
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2016年06月13日

天の川が見えなくて

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天の川を肉眼で見ることのできる地域が,地球上で随分と減っているという。
新聞報道によれば,もはや全人類の3分の1しか目視できないらしい。
ちなみに我が国日本では3割が肉眼で確認できるというから,ほぼ世界平均,ただ私が現在住んでいるシンガポールでは,都市の灯りが強すぎて,全島停電にでもならない限り全く見えないというから,本当に驚きである。
電力消費量の一人当たりの多い先進国家ほど,都市の灯りがまさに不夜城となる。つまり何割かの都市が,24時間活動しているので,天の川のようなぼんやりとした光が,大都市で見ることのできないのは,困ったことながら理解できる。
一方天の川が肉眼で見ることができないというのは,先日の科学に志した理由とも関連してまことに有難くない。私自身の事を振り返ってみるに,夏冬の休みには必ず母に四ツ橋の電気科学館に連れて行ってもらい,プラネタリウムで天の川の話を聞いた。それゆえ,少なくともその夜には空を見上げたものである。あの頃のわが故郷の里山は,天の川を見るには十分暗かった。北斗七星を探して,そこから北極星を見つけ出す術も,現実に確かめることができた。
そう考えながら,先日も自宅で夜空を眺めたら,嬉しいことにまだ天の川を見ることができた。わが故郷は,未だ貴重な三割に入っているということで,何やらほっとした。
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2016年05月05日

夢の無い話

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39光年先の矮星の周りの惑星に、水の存在の可能性があり、地表気温なども生命体に適していそうだということで、俄然地球外生命体探索の熱が上がりそうな雰囲気である。とはいっても、出かけてゆくには遠すぎるし、電波で信号を送ったとしても、先方に到達するのに39年、戻って来るのに39年と来ては、一世紀近くもかかる大事業となりそう。それに今から78年ともなれば、次の世紀末も近づいていようし、地球温暖化だってどうなっているかわからない。地球外生命体は、夢のある話題とはいっても。
そこでちょっぴりひねくれた私見を。
地球に生命が誕生したのは、ひょっとしたらとんでもない偶然のそれもたくさんの積み重ねの結果で、それゆえ全宇宙で知的生命体は、この地球の人類以外にないのでは?
なんて考えたらどうだろう。
なにせ宇宙は天文学的(?)な広がりを持つ、それゆえ太陽型の恒星、その周りを巡る地球型の惑星存在の可能性も、数でいうなら無限に近かろう。だとしたら、その無限の数の中で、地球よりずっと早く文明を栄えさせた地球型惑星も数多くある筈だから、それならこの地球に既にやって来た痕跡があってもおかしくない。
こう申し上げると、
「ニューメキシコのロズウェルは?」
「ピラッミドはそんな先進文明の地球型惑星からやって来た『人類』の助けによるのだ!」
との、声も聞こえてきそうながら、それを裏付ける科学的根拠は未だない。
まぁピラミッドやUFOの話はさておき、未だに人類が地球外生命体との遭遇が無いということは、現実主義ながら、
「そんなものはないのだ!地球の人類が唯一無二」
と考えても無理はないのではと醒めた気持ちもある。はてさて・・・。
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2016年05月01日

「『自分』の壁」を読んで

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養老孟司さんの「『自分』の壁」を読んでいる。
のっけから恐縮ながら,紹介したいのはその一節で,自分の排せつ物を壁に塗りたくるという行動をとる精神病患者の話題を取り上げていらっしゃること。通常の感覚では,清潔とはかけ離れた行動,ただよくよく考えてみれば直前まで体内にあったものだというのに,
「『そんな不潔なものを体内に抱えていたのか』という事になるのか?」
とも書かれていて,
「何故,排出した途端にきたないものだと思うようになるのか?」
も,納得いくように説明されていた。
余談ながら,この内容に興味を持たれるご常連様は,ぜひご一読をお願いしたい。
さて本題である。
私自身,年を経るに従い似た様なことを考えるようになった。そして
「大便にしたって,小便にしたって出した直後は清潔とは言わないまでも,今しがたまで体の中にあったのだし,あれは貯めておくから発酵したりして,気持ち悪いと考える様になるのではないか?」
と若い人達に尋ねたことがある。どういう状況下で尋ねたのか,残念ながら覚えてはいないとはいえ,唐突に話したわけでもなかったし,まぜっかえしての質問ではなかった筈である。ただ皆の反応は比較的冷ややかというより,
「このおっさん何言うねん,気色悪う!」
といった感じで,議論が弾まなかった。
私自身,養老さんの様にしっかりと何か答えを持っていたわけではないけれど,本音で自分から離れた途端になぜあんなふうに考えるのだろうと不思議でならなかったのである。だから若い方々と一緒に考えてみたいと願ったゆえの行動だったのである。
ただ今回いみじくも,養老孟司さんの著書で,一つの解を得た次第なのである。そしていつか私なりの解も得たいものだと願っているのだが・・・。
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2016年03月03日

直径500m電波望遠鏡アンテナ

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中国が南西部の貴州省に,直径500mもある電波望遠鏡を,建設するという。
プエルトリコ・アレシボの電波望遠鏡が直径305mだから,中国のが完成すれば,世界一になる。それにしてもでかいアンテナ、建設に当たってはおおよそ1万人の住民の立ち退きが要求されているとも聞く。こういったことができるのも、共産国のゆえだろう。
世界第2位の経済大国になって、
「自然科学でも、経済力に恥ずかしくない成果を!」
といった辺りの、意気込みなのだろう。
まさか軍事目的ではあるまい。
以前にも書いたと思うが、こういった中国の科学への貢献、有難くもあり有難くも無しというのが私の実感。なにせ隣国はやることがでかい。
「大きいことは、良い事だ。」
というかつての流行言葉もあるけれど、私自身は往々にして、彼らの独創性に疑問を抱いたりする。いやあくまでも一般論として。とはいえ一方では、ブルドーザで何でもかんでもかっさらっていくような彼らの強引さが、科学に影を落とさないかと気にもなるのである。
それに世界1位のアメリカ合衆国の対応。
国際会議などでのアメリカの研究者の態度、非常に分かりやすく変遷している。
1990年代初頭までは、アメリカのライバルたちは日本人を見ていた。
しかしながらその頃から、少しずつシフトして、今日ではアメリカ人のもっともの関心は、中国の研究者。かつては二番煎じが多かったけれど、それも重ねればやがては大きな成果だし、だからこそアメリカ人も、注視しているのだろう。それに彼らは協力するというよりは、自前でやりたがるという性癖もある。
ともかく日本人として、この爺も存在感だけは出しておきたいと老骨に鞭打つけれど、なにせ15億人から選りすぐられた人達だけに、ライバルはやはり優秀であることは間違いない。
話を元に戻せば、いずれにしても直径500mもある電波望遠鏡、成果が楽しみである。完成は今年だそうな・・。
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2016年03月02日

安全神話?

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もう五年が経つ。正確にはあと10日で五年が経つ。
あの日私は、たまたま大阪にいた。
2年の予定で2010年10月からエジプトに赴任していたけれど、アラブの春・革命の嵐で一時帰国を余儀なくされ帰国していた。
そして本務である大阪大学工学部の教授室にいた。
たまたま二人の愛弟子が、東京の電力会社からリクルートに戻ってきており、三人で語り合っていた。
そして14時46分18秒、教授室は9階建てビルの9階にあり、いやはや揺れた。
「結構大きな地震やで、これは!」
何ぞと気楽に話していたけれど、やがて二人は携帯電話でテレビを見て、顔面蒼白、
「えらいこっちゃ、津波がすごいわ。福島の原発が・・・。」
と言い出すに及んで、両名に急ぎの帰宅、さらには可能なら勤務地に戻るように助言して、教授室を追い出した。
余談ながら、阪神淡路の大震災は、1月17日午前5時46分52秒の発生で、46分という偶然の一致を不思議に思う。
さて東北大震災の話。
5年後の今頃になって、炉心溶融の可能性を確かめる術が、当時からあった何ぞという、詐欺まがいのニュースを聞いた。ただ地震直後、何人かの専門家から非公式ながら、
「日本の技術力から考えて、炉心溶融はありませんよ!」
と、力強い言葉を聞いた。
そして極めつけは、20日ほどして戻った任地エジプトで、これまたある専門家から、今度は講演という形で、一般大衆とご一緒して
「福島原発は、安全だ。日本の技術力は・・。」
と聞かされ、エジプトの方々と拍手喝采した。
そしてその専門家から、未だにあの報告は間違っていたという反省と言うか訂正というかの言葉を聞いていない。
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2015年12月09日

科学技術川柳

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「あかつきの知恵がもんじゅに無いものか」
朝日新聞の川柳欄に見かけた一句である。
数日前、金星への飛行再挑戦に5年を経て「金星探査衛星あかつき」のロケットエンジンを再度点火して、スイングバイと呼ばれる、地球の引力を利用して金星に向かう航法の挙行を受けて、
「もはや廃棄しかない!」
と答申された高速増殖炉「もんじゅ」を皮肉っての句であろう。
一般論ながら、人工衛星には、二重にも、三重にも、いやもっとかも知れない何重もの対策が施されている。同じように原子力関係も、想定外が無いように、何重もの対策が施されているほどなのに、なぜうまくいかないのかという、ある種の苛立ちさえ感じられる句である。
確かに技術立国を自他ともに認める我が国ならば、地球を離れて遥か彼方にいる人工衛星でさえ上手く操れるというのに、なぜ地上のもんじゅがと、専門外の方なら訝しく思われるのは当然だろう。
ただここに落とし穴がある。
どんな装置であれ、想定外の事態というのに遭遇する機会は、確率の問題ながら必ずある。100回に1回、1000回に1回、10000回に1回、いやもっと低確率も含めて。だからどんな状況であれ、困難を克服できるよう細工を施してあるのは、あかつきももんじゅも同様だろう(過剰に好意的に見てながら)。ただもんじゅの場合、想定外が起こりなおかつ放射性物質という難物がある。この放射性物質は、時間の経過以外解決策が無いのが普通で、だから
「もんじゅにはあかつきの知恵短すぎ」
ということになる。そして現時点では、放射性物質をきれいさっぱり失くしてしまうには、時間という物が必要なのである。
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2015年11月23日

相性の科学?

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ワシントン条約
【絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約: Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(CITES)】
がかせとなって,動物園が展示する動物のやりくりに支障をきたしているという。早い話展示する動物を,かつての様にホイホイと輸出入が出来なくなったのである。だから,園内での繁殖に,あれこれ努力をしているという。とはいえ近親交配を続ける事は,遺伝学的にも問題があるとの事で,動物園間の動物の借り貸しも実施されてはいるが,これが結構期待通りには事が運ばない。つがいとして一つのおりに入れて、相性の悪いのがあったりして、めでたくご懐妊とならないことも多いというのである。
いまさらながらこの話題を取り上げたのは、相性や好悪について考えてみたかったからである。近年週刊誌ネタに「フェロモン」何ぞという字句を見かけたりはするが、私自身の経験に照らし合わせても、俗にいう「馬が合う」とか「好意を感じる」というのは、小学生の低学年の頃から、それも初対面で経験していたと記憶している。だから第二次性徴以前からまさかフェロモン分泌なんぞある筈もなく、不思議でならないのである。
それに、映画やテレビ画面で見かける俳優さんに対しても
「この役者さん、良いなぁ!」
と考えたりもするから、それだけでも視覚的な印象から、相性や好悪が決定されることになるのだろうと考えたくなるのである。ただ第一印象での好感は、必ずしも男前や美人にに対してでないことは、断言できる。それにこちらが好印象を持っているようなときは、相手も同じであることが多い。
当然そういったのとは別に、長年の付き合いの中で積み上げられるお互いの関係もあって、第一印象とは全く別の印象に至ることも少なくないことは、御常連様方の経験とも同じだろう。まぁこういった話は、人間様にt対してだけではないのだろうとは素人の理解ながら、動物園の苦労話を聞くにつけ、お節介ながらついつい思案が巡る。とはいえ依然として、
「相性や好悪は何故?」
の答えは、見つからない。
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