2015年11月23日

相性の科学?

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ワシントン条約
【絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約: Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora(CITES)】
がかせとなって,動物園が展示する動物のやりくりに支障をきたしているという。早い話展示する動物を,かつての様にホイホイと輸出入が出来なくなったのである。だから,園内での繁殖に,あれこれ努力をしているという。とはいえ近親交配を続ける事は,遺伝学的にも問題があるとの事で,動物園間の動物の借り貸しも実施されてはいるが,これが結構期待通りには事が運ばない。つがいとして一つのおりに入れて、相性の悪いのがあったりして、めでたくご懐妊とならないことも多いというのである。
いまさらながらこの話題を取り上げたのは、相性や好悪について考えてみたかったからである。近年週刊誌ネタに「フェロモン」何ぞという字句を見かけたりはするが、私自身の経験に照らし合わせても、俗にいう「馬が合う」とか「好意を感じる」というのは、小学生の低学年の頃から、それも初対面で経験していたと記憶している。だから第二次性徴以前からまさかフェロモン分泌なんぞある筈もなく、不思議でならないのである。
それに、映画やテレビ画面で見かける俳優さんに対しても
「この役者さん、良いなぁ!」
と考えたりもするから、それだけでも視覚的な印象から、相性や好悪が決定されることになるのだろうと考えたくなるのである。ただ第一印象での好感は、必ずしも男前や美人にに対してでないことは、断言できる。それにこちらが好印象を持っているようなときは、相手も同じであることが多い。
当然そういったのとは別に、長年の付き合いの中で積み上げられるお互いの関係もあって、第一印象とは全く別の印象に至ることも少なくないことは、御常連様方の経験とも同じだろう。まぁこういった話は、人間様にt対してだけではないのだろうとは素人の理解ながら、動物園の苦労話を聞くにつけ、お節介ながらついつい思案が巡る。とはいえ依然として、
「相性や好悪は何故?」
の答えは、見つからない。
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2015年10月22日

除染作業を考える

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福島原発の作業に関わった方の一人が、白血病を発症したという。
当然ながら労災が認定された。
原子炉はメルトダウンし、残念ながらあの界隈の放射能レベルは高い。だからと、ほうっておいては、いつまでたっても住民の方々は、故郷には戻れない。まさにジレンマという他はない。だから「除染」作業は続いている。
そんな作業に関わった一人の、発症である。御本人は
「福島に関わったことを後悔していない。」
とおっしゃっているという。
私事ながら、20歳台前半に故郷貝塚を離れ、大阪府豊中市、愛知県岡崎市、豊川市、大阪府池田市、守口市と移り住んだけれど、40歳台後半になって貝塚に自宅を設けた。
いわば帰巣本能だろうか?ただ私の場合は、自分の意思で移り住んでいただけに、帰りたいという自分の意思で、戻ることができた。ただ福島原発界隈の場合は、転出を余儀なくされた。当事者の意思だけでは、どうすることもできない状況なのである。
以前にこのブログでも取り上げた内容ながら、この爺「除染」という表現が気になる。専門外の方は、この「除染」という言葉に、
「何か放射能を失くしてしまうことの可能な作業。」
と錯覚するのではあるまいか?だから国が責任を持っての除染作業を続ければ、近いうちに放射能レベルも下がり、故郷への帰還可能との期待を持つに違いない。
ところが、今行っている「除染」はここにある放射能を、別のどこかに移すことであって、放射能の総量は長年かける以外減ることは無い。唯一の可能性は地中深く埋めてしまって、大気中への影響を極力抑えることだろうが、福島に関しては現実的な策とも思えない。
残酷ないいようながら、漏れ出てしまった放射性物質を始末するには、どこかに運び去るか、あるいは完全に密閉するか以外は方策が無いのである。
それゆえ原子力と付き合うには、上に述べた「一度漏れたら策は無い。」との覚悟と合意を我々が持っていなければならないと思うのだが・・。
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2015年10月07日

ウルトラファインバブル

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久し振りにNHKテレビ・クローズアップ現代のネタ。
ウルトラファインバブル,直径1μmの泡粒をこう呼ぶそうで,これが大量に溶け込んだ水には色々の長所があるという。ただ直径が1μmともなれば,浮力と質量がバランスし泡が水中にとどまるため,大量のウルトラファインバブルが溶け込むことになるというのだ。
だから酸素のウルトラファインバブルの水で魚(テレビではとらふぐだったかな?)を育てると,同じ期間で1.5倍にまで育つそうだ。さらには植物なら(こちらは生姜だったかな),同じ生育期間で,随分と太く大きく育つという。また窒素でウルトラファインバブルを作って溶かし込めば,それにつけておくだけで,生鮮食料品を長持ちさせることができるというが,これは明かに酸素が少なく窒素が多い効果により酸化を抑える効果だろう。そしてバブルがオゾンなら当然殺菌力があるだろうから,糖尿病の壊疽が理由でできる傷口の感染症対策にも,使えるというのである。当然洗浄力も卓越している様だし,いやはや溶かし込むバブルさえ適切なら,万能の液体となるような気がする。
そしてクローズアップ現代では,数年後には10兆円を超す市場にもなりそうという。ただ何せ1μmのバブルは水に溶け込んでも目には見えず,溶け込んでいるバブル数を計測する技術を測ることが肝要だそうで,バブルの技術に関しては,計測も含め我が国が一歩も二歩も世界をリードしているというから痛快である。今後どういった形でビジネス展開していくのか,どういった応用例が出てくるのか,興味津々というのが爺の本音である。
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2015年07月12日

ニューホライズン冥王星へ

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NASAが10年前に打ち上げた衛星『ニューホライズン』が,14日冥王星に接近するという。水金地火木土天海冥と,小学校理科の時間に習った太陽系惑星の最も外側のあの冥王星である。ただ冥王星は,これまた『ニューホライズン』が打ち上げられたころ,惑星から準惑星に格下げられている。惑星であれ準惑星であれ,NASAの衛星が最接近して写真撮影,光学観測それに電波観測をするという。NASAの発表によれば,
「これで太陽系の惑星を全て,衛星観測したことになる。」
のだそうだ。
それにしても,何せ冥王星は遠い。
電波の速さで往復しても9時間近くかかる距離だから,最近話題となっているひまわり8号のようにはいかない。それなのに数日前,衛星の制御系に障害が出て,何時間か交信不能に陥ったというニュースがあり,やがてバックアップ機能を働かせて,無事復旧。7月14日の快挙に繋がる。
思い起こせば,私が名古屋大学空電研究所に赴任た1979年,確かNASAのボエジャーだったと思うが,木星に接近して観測に成功と研究所が盛り上がっていたっけ。あの時,若い助手連がボエジャーの報告を読んでの勉強会が研究所全体で企画され,私も「バウショック」の論文をあてがわれ報告した。35年も昔のことながら,この35年で木星から冥王星まで人類の手が伸びたのかと,感慨深い物が有る。まさか彼の地には雷放電はあるまいが・・・。
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2015年07月05日

顔に責任を!

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リンカーンの言葉だったかなぁ
「人間40歳になったら,自分の顔に責任を持たねばならない。」
というのがある。
一方40歳になっても,自身の顔に責任の持てない人が少なくは無いだろう。
それはまあ,それなりの真実としても,顔を見ての好き嫌いというのも現実にある。
上手く言えないけれど,初対面で馬が合うというか,気が合うというか,そういった出会いが必ずある。顔だけでそんな具合になるわけでもないだろうが,初対面だけに顔の造作が大いに関係しているに違いない。こういった事実と,リンカーンの名言を併せて考えると,顔に責任の持てる人が,他人と良い関係を構築できるという事になるだろうか?
何やらやけに理屈っぽい御託を並べることとなってしまったけれど,俗っぽい話なら一目惚れってなんだろうと,年甲斐も無く考えているのである。
一目惚れの対象は,決して美人だけとは限らない。これまた理屈っぽい内容ながら「蓼食う虫も」の言葉通り,美人の定義には個人差のある事も事実なので,簡単に結論を出すことはできない。今日の流行言葉でいうなら「ヘロモン」の適合という事になるのかも知れない。ただ一目見て,馬が合うというのは,人間以外の動物にもあるようだから,この種の感情は,結構原始的なものかも知れない。
リンカーンの言葉から,いささか思案を巡らせた。
好きになるとか,馬が合うとか,気が合うとかいった事,多分脳科学者ならもはや解明済みなのだろうが・・。
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2015年06月18日

Re-entry problem

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昨日、TRMM大気圏再突入と表題して思い出したことがある。
それは学生当時の卒業論文の事。
私は、電磁波の研究になんとなくあこがれを持って研究室を選んだ。
その時直接指導してくださったのが、当時博士課程1年生だったTさん。
卒論の主題はなんと
「相対論的な速度で移動中の飛行物体からの電磁放射に関わる問題」
と、いやはや恐れ多い内容である。
私は、相対論という字句に引き付けられこの主題を選び、大学院入試の終わった秋口から言われるままに理論解析を、というと格好良すぎるかな、与えられた式の変形を進めた。そして解析式が整った一月になって、
「これを大型計算機で、数値計算するように!」
と指示され、
「理論解析だと考えていました。私は数値計算なんかできませんよ。」
と反論すると、
「こんな式だけで、何が言えるんや。数値計算は誰でもできる。」
とFORTRANの入門書を渡された。
(その入門書を貸してくださったのは、当時助手を務めたいらっしゃったM先生だった筈)
「一週間で計算できるように。」
と空恐ろしい命令に近い助言で
「計算結果が無いと、卒論にならないよ。」
とまで付け加えられた。
そしてその時の卒論の書き出しが
「人工衛星の大気圏再突入(Re-entry)問題と関連して、この解析結果、数値計算結果が必要である。」
といった具合であった。
実際再突入時には、大気圏との摩擦で衛星表面は高温となり、衛星を取り巻いている大気はプラズマ状態となるため、一時的に交信不能となるのは、今日でも御同様の筈である。
40年以上も昔に研究主題として取り組んでいたというのに、今でも克服されていないのかと、
「じゃあ、あの研究は何だったんだ!」
と邂逅している次第である。
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2015年04月16日

土星の有機物

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ちょっと古い話題ながらと言っても二週間程度だが,土星の衛星エンドラゲスに,有機体存在の可能性が見つかったという。このニュースを聞いて,
『数年前土星に雷放電が見つかった。』
というAGUのFall meetingでの発表を思い出した。
あの当時は,恥ずかしながら
「太陽から遠くて,大気に対流が起こらない筈なのに,何故?」
という質問をした記憶がある。
その時の発表者の答えは
「多分地熱が熱源ですよ。」
であった。回答を聞いて,コロンブスの卵だと,顔を赤くした筈である。
本題に戻れば,エンドラゲスの熱源も,地殻(衛星でも地殻というのだろうかな?)が多分熱源で海底火山みたいなのがあって,高温水が存在し,その高温水内に有機体(生命体)存在のすることが,確認されたという事になるのだろう。
記憶はあやふやながら,熱湯下で生息するバクテリアってのを,NHK特集で見聞きしたような気もする。
有機物がありそうということは,生命体が存在する可能性が零でなく,地球以外にも生物がと夢が膨らむ。
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2015年04月11日

体格差?

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闘病というと大仰ながら,依然としてリハビリ生活が続いている。
それにしても人間の体のつくりは,いかにも不可解というべきか。3月4日雨上がりの夕方,大きく右にカーブしている下り坂で,自転車に乗っていて横転したのがそもそも。スピードが出ていなかったとはいえ,右大腿部を強打したことは事実で,それでも意識はしっかりしていたし,あまり深刻に考えなかったことは何度か述べた。ただ実際には1ヶ月と6日経った今日,未だによちよち歩きしかできないのだから,自分の体に何が起こったのか理解できないでいる。病院に担ぎ込まれたとき担当医が
「レントゲンで見る限り,骨には重篤な異常はないので,日にち薬。運が良ければ6週間,悪い場合は2〜3ヶ月。」
と診断し,歩くと未だに痛み感じるとはいえ,ほぼ診断通りの日数で推移しているとの印象を持っている。
話しは変わるが,先日テレビ番組で興味ある話題を取り上げていた。
「日本人(アジア人)には肩こりの人が多いのに,欧米人には少ないのはなぜか?」
というのだが,元プロ野球選手が成程と納得させられる説明をしていた。
「日本人に比べ,アメリカ人の肩甲骨の可動範囲が大きいので,彼らはあまり肩をこらさないのです。可動範囲の大きいのは,アメリカ人の内野手がかなり無理な体制,地面すれすれの位置からでも,矢のような投球ができることからも判るのではないですか!」
というのである。体の構造が根本的に違うというのである。この元プロ野球選手の場合,自身の経験に基づく説明で,医学的に確かめられたのかどうかは不明だが,論理的には理解できる内容であることは違いないというのが,私の印象である。
さて思いのほか長くかかっている私のリハビリ,欧米人ならもっと順調に進むのだろうか?
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2015年04月06日

アレルギー症完治時代

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NHKスペシャルで,アレルギーの究極の対策が出来そうと報じていた。
私自身,大学院博士課程時代に始まって,四半世紀以上も花粉症に悩まされたので,すわ朗報と喝采したくなった。アーミッシュと呼ばれる宗教グループに,アレルギー患者の少ない事に注目したドイツ人医師が研究し,子供の頃から家畜などに接する機会が多いと「制御性T細胞」が増えて,花粉症などのアレルギーなどを抑制する傾向の高いことを,明らかにしたというのだ。この辺りまで番組を興味深く見ていたが,
「細胞レベルまで掘り下げているけど,これって何やら疫学的な話やなぁ!」
と気になりだした。
そう例えば1970年代の丸山ワクチン,あれはたしか結核患者に癌患者の少ないことを見出し(?),開発されたワクチンで,今日では一向に聞かなくなったけれど,隠れた人気だったと聞く。
これ以外にも疫学的に良く知られているのは,高電圧下の小児癌の発生率もあったっけ。
今回のはかつてのきわものとは異なり,細胞レベル,遺伝子レベルまで掘り下げられているので,まぁあんなことは無かろうが,拍手喝采の気持ちはいつの間にか萎えていた。早い話疫学的な研究は,眉唾が多いから。
ちなみに20歳台後半から私の苦しんだ花粉症,1990年代後半になって,生まれ故郷に戻って住むようになってから,ぴたりと止まった事だけは事実である。ちなみに私の生まれ故郷は大阪府南部に位置し,俗にいう里山状態の田舎村である。
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2015年03月12日

除染なんて言うな!

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「除染」という言葉を,新聞やテレビで見聞きすると,苛立ちを覚える。
運動をやって汗まみれ泥まみれになった衣服なら,洗えば取り敢えずはきれいにはなる。ただ放射能の場合は,たとえ衣服に付着した放射能が水で洗い落されたとしても,洗い落とした水に移った放射能が問題となる。水を大量に用いたとしても,放射能の総量は変わらない。福島原発の冷却水問題を考えても,あの水持って行く場所が無いのである。
そもそも放射能が無くなるには,気の遠くなるような年月が必要である。昨日テレビ朝日だったか,フィンランドのオンカロでの「核のゴミ」処理を取り上げていて,地中深く500m辺りに埋めるとしていた。いずれにしても核のゴミがきれいになるには,100万年はどうしても必要といった内容も報じていた。
話しを元に戻せば,あの「除染」という言葉で,専門外の方々ならきれいになると錯覚する。だから国も報道もその錯覚を期待しての確信犯だと思えていらだつのである。
原子力発電と併せて,こういった教育が真摯になされてきただろうかというと,私は否と言わざるを得ない。
「世界最高水準の安全基準!」
といった,耳障りの良いキャッチフレーズばかりが,耳や目に留まるけれど,発電に伴って出てくる「核のゴミ」は,我々人間の感覚からいうと,ほとんど永遠に無くならない,そのことをしっかり教育もしコンセンサスを得てこその稼働が,本当は必要なのだろう。いかに規制委員会が判定基準を作ろうとも,想定外の天変地異や事故が起これば,どうしようもないのだから・・。
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