2018年10月22日

洗濯機を求めて

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数週間前から洗濯機の調子が芳しくなく、大いに困っていたら日本でいうかつての見本市会場、当地ではEXPOと呼ばれているコンベンションセンターで、電気製品の安売り展示会があるとダイレクトメールが入った。地獄に仏というか神の啓示というか、それならと昨日曜日午後出かけて行った。何せ最大90%引きなんぞとうたっているほどだから、安いに違いない。それにダイレクトメールにこの爺が珍しく引かれ中たのは、パナソニックや日立の製品が記載されていたからでもある。高温多湿のこの国で、横型ドラム式の洗濯機はあまり感心できないのだが、なぜか横型ドラム式が圧倒的に利用されているようで、我が家に大家から支給された洗濯機も、御多分に漏れずドラム式である。ところがパナソニックや日立の製品には、我々日本人が慣れ親しんできた縦型の洗濯機も多く紹介されており、壊れたのを機会に使い慣れた縦型にできればと考えたというのが本当のところだったのである。
さて会場のEXPO、自宅の有るPasir Ris地区と同じくシンガポールの東端に位置し、5年前の赴任時にはマンションが決まるまでの二週間滞在したカプリホテルの最寄り駅にもなっている。それでもバスとMRTを乗り継げば40分近くもかかるというので、ここは10分足らずで行けるタクシーでと相成った。会場には予想通り大勢の客がいて、パナソニックや日立のコーナーでは、担当員との話もなかなかままならない。順番を待ってようやく質問をし始めたと思ったら、他の客があれこれ質問するので、我が方の話は途切れがちとなってしまうからである。中国語で遮られると、我々とのたどたどしい英語の会話の事は、ついつい消えてしまうようなのである。もーっ!!
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2018年10月20日

ダーウィンの事

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グーグルマップで、何度も観測に出かけて行ったダーウィンを調べてみた。
1995年から初めて実質2010年まで、切れ目なしに出かけて行った想い出の地である。当時は10月の声を聞くと気もそぞろになったもので、そんな記憶も未だに新しい。だから記憶をたどりながら、衛星写真でハンプティドゥー、ミドルポイント、Windows of Wet land を確認。ダーウィンからは、南に向かう国道1号線(スチュアートハイウェー)を走り、途中からアーネムハイウェーを経由して、ミドルポイントに至るのだが、有り難いことにグーグルの衛星写真が、さらにあれこれ記憶をよみがえらせてくれる。
なんといっても一番の難儀は、地上50mの給水塔に干渉計を設置したことだったろう。
塔の柱は空洞になっていてほぼ垂直なはしごがあって、M君と登ったものだ。ただ残念なことに、最高の設置場所だったこの給水塔の観測は、アンテナのアンプに不具合があって、結局はものにはならなかった。その給水塔が写っているし、ストリートビューでは、その高さも認識できる程である。
「あの付近にあったパブも強烈だったなぁ!」
なんぞと懐かしみながら、東に向かえばミドルポイント、フォグダム。そして毎年一カ月半近く借り上げた、マンゴー畑にある一軒家、
「今はどうなっているんだろう??」
と想い出は尽きない。
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2018年10月08日

通訳業2

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「通訳業」の続編である。
30歳になったばかりの若者が、いくつも会社を経営しているというのには、驚かされた半面、少し懐疑的にもなった。それにそんな若者が通訳を依頼するなんぞというのも、何やらわざとらしい気がしてきた。現にシンガポール人の話すことは、どうやら理解できているらしいのに、いちいちこの爺の和訳を尋ねて来る。そして時折
「このことを直訳して、相手に伝えてください!」
といった厳しい注文もある。極めつけはシンガポール人から
「お手伝いしても、先方から代金を頂いてないんです。」
という苦情に近い一言があったとき
「それなら私を代理人に雇ってくださいよ。先方から代金をきっちり頂きますから!」
と、シンガポール人に英語で告げたら
「それは私がやりますから。」
と、切り返されたので、シンガポール人の英語を判っているらしいことが確信できた。
それにしても、
「それならなぜ通訳を雇う気になったのだろう?」
の疑問がまたぞろ頭を持ち上げ、そこで
「これって新手の、詐欺かもわからんなぁ。景気の良い話を二人から年寄りに聞かせ、それならこの爺も一口出しましょう!」
と声のかかるよう誘導しているんちゃうかなと思案した。
まぁそんなこの爺の思案を感じ取ったのか、会談は一応お開きとなり、シンガポール人から
「近日中に議事録を送る。ここで再度会うか日本で・・。」
という提案、爺が気を利かして
「議事録を私にも送っていただいて、チェックしましょうか?」
の問いには、必要ありませんとの事。依頼人からは
「彼を送ってきますから・・。」
と言い彼らは席を立った。しばらく待っても帰ってくる雰囲気はないので、
「まぁそれなら帰るか!」
と席を立ったら、ウエイトレスが請求書をもってやってきた。
「いやぁ、私は客だから・・。」
という言い訳は聞いてくれるはずもなく、代金を払えとおっしゃる。
「こりゃあ騙されたかな?」
と思いつつも、ウエイトレスに電話をかけて呼び戻すからと説明をして電話すれば、二度目か三度目にようよう出て
「あれ支払いしてませんでしたか?じゃあ戻ります。」
という、とぼけた返事。
という事で、いい経験になりました。
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2018年10月07日

通訳業1

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インターネットのサイトを経由して、通訳の依頼が入った。
「ビジネスのためシンガポールを訪問する。ビジネスのパートナーとの会合の通訳をして欲しい!」
との事。この爺は通訳業ではないけれど、五年もこの地に住んでいるので、
「まぁ何とかなるやろう!」
の軽い気持ちで引き受けることにした。いずれにしても、相手の人相・風体はおろか、名前すら知らないので、若干の不安はあるけれど、まぁこれも小遣い稼ぎと出向いたのである。
この爺、定刻の15分前に約束場所に到着。定刻を5分程すぎて無事依頼主に会えたのだが、何とも若い。通訳の依頼という事で、年輩を想像していたので大いに意外な気がした。聞けば、投資関係に関わっており、会社も10本の指に余る程の経営という。
「もともと資本は潤沢でしたか?」
の問いには、10万円程度から始めたというから、それが本当ならまさに立志伝の人物という事になろうか。
「将来は、孫正義さんか今日有名になっていらっしゃる前澤さんが目標ですね?」
の問いかけには、悪びれる風もなくそうですとおっしゃる。こんな戯言を楽しんではいたのだが、面談すべき相手が来ないという。
「シンガポールの方は、約束の時刻をあまり守りませんよ。10分15分の遅刻は、まぁ当たり前でしょう。」
と説明したけれど、それでも依頼主は何度か電話をして、その何度か目にようやく先方と連絡できた。ただそのやり取りを見て
「これやったら、通訳いらへんやん!」
の印象が大きかった。
それでも席について以降は、とりあえず「通訳」業に徹した次第であった。
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2018年10月06日

核戦争後にも

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シンガポール人の友人曰く
「中国人とゴキブリは世界中どこに行っても沢山生息している!」
という。ご本人は、中華系シンガポール人だというのに、中国の事は徹底的にこき下ろす。きっかけは、中国政府とスウェーデン国立放送局放送局の泥仕合である。泥仕合の内容はさておくとして
「ただ日本の北海道は、本来ゴキブリは生息していないと聞くよ。だから多分サハリンやシベリアには・・・。」
と応じると
「でも中国人はいるだろう!」
と大笑い。最後の極めつけは
「世界中のどこでもというよりは、核戦争後に生き残るのは、中国人とゴキブリ!」
と言い抜いたのには、
「もともとは同じ民族なのに?」
という私に
「我々は、本来の文化を守っているが、本土の彼らは全く駄目だ。それに礼儀を知っているけれど、行儀が悪すぎる。人前でも大声で話すし。いやはや傍若無人だ!」
との事らしい。なかなか考えさせられる会話であった。
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2018年10月05日

バンカ島散策 2

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バンカ島散策の話を続けたい。
錫博物館見学の後、車で小一時間ばかり北に向かって、小高い丘の上にある寺院を訪ねた。何十年か前に北京で訪れた「天壇公園」にある寺院と同じ作りで、中国人の影響をしみじみと知らされた。かつて教えられた「天壇」寺院のいわれ、確か天国に通じるようにということであった。ちなみに寺院の名前は聞きそびれたので、紹介できない。ただあまり観光客もいなくて閑散としており、大いに拍子抜けといったところであったろうか。181005 Temple2.jpg
181005 Temple.jpg
その後さらに小一時間、そろそろ日が沈もうかという頃に浜辺に足を延ばした。浜辺では、裸足になってウミガメの生け簀を楽しんだ。下が同行の方々との記念撮影である。181005 Seashore.jpg
砂浜を裸足で歩くのなんて、何年ぶりのことだろうか・・・。こんな経験も結構いいものである。
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2018年10月04日

バンカ島散策

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久し振りに出席した国際会議も無地終了。
午後は自由時間で、バンカ島の散策としゃれこんだ。
正確には散策というよりは、運転手付きの車をチャータしてもらって、「名所」を訪れた次第。
で、まず訪れたのは「錫」の博物館。実はバンカ島は錫鉱山があって、世界有数の産出量という事であった。
「そういえば、中学か高校の地理で、日本が輸入している錫の大半が、インドネシアから。」
と習ったような記憶もある。博物館は見事に小振りながら内容は極めて豊富だった。ただ面白かったのは、同行の三人に
「この手の博物館は、出口で錫製品を売ってるでぇ!」
といったところ、皆意味が分からないといった風情であったのだが、現実に出口まで来ると案内してくれていた係員が
「あそこの建物で、小物の製造をして販売しています。」
と、商魂がたくましかったことであろうか。ともかく一同大笑いした。
なお現在は海底から採掘しているそうで、長さ200mの船に、長さ80mほどの掘削機を装備しているとの模型が展示してあった。ちなみに乗組員はわずか7名という事で、かつての人海戦術による採掘は、もはや夢のまた夢というのが実際のところであった。
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2018年09月19日

TechInnovationに参加して

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TechInnovationという催しがあるというので、マリーナベイサンズに出かけた。
「お決まりの展示会だろう。」
ぐらいの軽い気持ちで出かけたのだが、これが結構面白かった。それに啓発的でもあった。例えばこの国のNational University of Singapore (NUS)とNanyang Technological University (NTU)の両校のブースもあり、大学の研究成果を積極的にビジネスに結び付けようとする姿勢は、我が国の諸大学も学ぶべきとの感を強く抱いた。
わが国では近年盛んに
「研究の成果を企業化・製品化して!」
の掛け声があり、大学当局も盛んに特許取得を推奨するけれど、はたして今回の展示会の出ているような、現実的に製品化できそうな程度にまで煮詰まった研究がどれ程あるだろうか?
早い話しこの国シンガポールの意識は
「なんとしても実用に供する製品を!」
といったところにあり、それが大学や研究機関にも強いられている様だ。
ただ遠い将来を見据えた場合、これが本当にいいのか、大学ではもっと基礎的というか根源的な研究が良いのかという議論が必要だろうと、爺なりに考えている。
ただ爺の根本には
「大学は象牙の塔」
の些か古典的な意識が強い。それでも文頭に述べた様に、TechInnovationに参加してみて
「わが国も学ぶべき!」
の感はぬぐえないのである。
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2018年09月18日

一期一会

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九月も半ばを過ぎで、ここのところめっきり雨の降る日が少なくなってきた。太陽はほぼ真上。正午過ぎには、極端に影が短くなる、というよりは自身の影が見当たらないほど小さい。雨の減ったのと影の短いのはあまり因果関係がないだろうが、ここ数日は朝夕凌ぎ易いのは事実である。
さて今日の話題、おおよそ半年間程、日本でいう「契約社員」だったK嬢の送別会があった。送別会といっても、日本の場合のように夕方に飲み会を兼ねてというわけでない。いつも行くホーカーセンターより少し小ましなレストランでランチを頂きながら、ワイワイガヤガヤ。俗にいうChit Chatするだけの事。つまり送られる本人が主役というわけでもなく、だから日本人の感覚からは、いささか物足りないのは事実である。
実はこの爺、先週末には
「勤務は火曜日までです。」
と聞いていたのに、週末を過ごしてすっかり失念、危うくぶっちするところであった。まぁぶっちしたところで義理を欠くことにはならないだろうけれど、一期一会、とりわけあと数カ月で古希を迎えるみなら、出会い・別れを大切にしたいというのが本音。そして出かけ先を急遽変更して職場に駆けつけ、送別会に参加したのだが、先にかいた通り主役が主役ではないし、取り留めなく歓談しているだけだから、じめっとした感じもない。まぁこれが熱帯の国の気質なんだろうと一人合点理解していた。
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2018年09月13日

爽やかな夕方

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昨日夕方退社時の事。
午後6時前は、まだまだ日射しも強い。
ただMRTパシリスの駅に着いたら、これがなんとやけに爽やか。
熱帯に位置するシンガポールだけど、
「そろそろ朝夕が爽やかな季節になって来たのかなぁ!」
なんぞと考えながら、自宅までの道を歩く。
徒歩で10~15分の道のり、先日までは汗びっしょりとなるので、一駅だけでもバスに乗ることがある。というよりは、この頃利用することが多い。
余談ながら、実はこの一駅のバス代。職場から駅までの乗車に引き継がれるので、実は代金ゼロなのである。そのことを当地に来て3年半ほど知らなかったが、それを知ってからは結構利用する。
ただ今日の心地良さは、思わずバスを見送りたくなるほどで、結果的には気持ちよく見送ったのである。
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文頭にも書いたように、日射しはまだまだ強く、空を見上げれば真っ青な空に、筋を引いたような雲。思わず鼻歌もついて出そうになるのを、グッドこらえての10分間。
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これだけで2000歩は稼いだ。
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