2018年12月14日

冬が来た

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「シンガポールの人には季節感が無い!」
と常日頃けなしている。
ちなみに、クリスマス、旧正月等々に対する盛り上がりはすごいので、この爺のいう季節感とは、自然にうつろいに対しての感性のつもりで、年中真夏のこの国の住民には、はなっから無理な期待に近いのは当然であろう。ところが昨日若い同僚から
「今日は良い天気だねぇ!」
と声をかけられた。
「良い天気だってぇ?曇り空だしそれでも十分に暑いよ。」
と返すと、
「善さんには暑いかも知れないけれど、北半球の冬がようやく来たというニュース。日本でもヨーロッパでもそしてアメリカでも。だからシンガポールも冬なんだ。」
というではないか。確かにこの国でも12月や1月は、日が暮れれば結構涼しさを感じることが多く、その同僚はそれを面白がって「冬が来た」と、表現したらしい。
実際昨夜は、久々にエアコン無しで寝ることができ、久々の快眠だった。
今年は昨年よりも少しこの訪れが遅かったような気もするが、ともかくこの国でもいい季節になったのは事実である。
だから「シンガポール人に季節感が無い!」という中傷は、しばし控えることにする。
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2018年12月11日

気にならないの?

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先日来の話題を続ける。
今朝の通勤バスでのこと。通勤バスには、パシリス駅に隣接するバスターミナルで乗車する。このシンガポール、英国に長く統治されていたためか、二階建てバスが多い。そしてその二階建てバスの階段踊り場には、二階の空席数が電光掲示されている。ともかく二階には、席数以上の乗客は載せない、安全面から、立ったままの乗車は二階では認めないらしい。
バスが走り出しやがて降車客の多い工場地帯に差し掛かった頃、掲示の「満座」の文字が目に入った。
「なんや今日はえらい満員やなぁ!」
とぼんやり考えていたところ、次の停留所で二階から何名かの若者が降りて来たのに、先程の「満座」の表示は消えない。次の停留所でも、何名かの降車があったのに、くだんの文字消えそうにない。
「なんや壊れてるやんか?」
と考えていたら、隣に同僚が座っているではないか。それでついつい
「あの表示壊れているみたいやでぇ。『満座』の表示点きっぱなしや!」
と声をかけたのだが、反応は全くなく
「ふーん。」
といった感じ。気にならないのかの問いかけにも、別にとそっけない。
この爺には納得できない反応である。
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2018年12月10日

昨日の話題を引きずって

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昨日を受けての話題である。
今朝急用で、Grabを利用した。
そして
「もし往復を頼んだらどうなるのだろう?」
と、気になった。日本ではまだGrabのサービスは一般化されてはいないだろうから、少しだけ説明をさせて頂く。
スマートホンに、Grab利用のためのソフトウエアをダウンロードし、タクシーを呼びたいときにそのソフトウエアを起動し行き先を入力する。現在地はスマホのGPS機能で原則としては入力の必要が無い。ともかく希望先を入力すれば、運賃が表示されるので、その運賃で納得なら予約のキーを押すだけで、近くのグラブタクシーを捕まえることができる。いや正確にはタクシーの方が顧客を捕まえてくれて
「あと何分で到着する。」
と、自動的に知らせてくる。予約の仕方には、通常の利用に加え、他の誰かと同乗を可とする(Grab share)と、目的地が二地点というのや、走行距離や時間に左右される(Grab Taxi)というのがある。一般にはGrabの価格設定は、通常のタクシーより随分と低めに設定されているのだが、ラッシュ時や降水時にはかえって高い時もあって、常に経済的といかないのがこのGrabなのである。ここで文頭の、
「もし往復を頼んだら?」
の疑問にもどる。例えば忘れ物を思い出して戻るような場合には、一人で往復の利用、つまり目的地二つのこともありがち。しかし出発点に戻りたいという指定が可能なのかという疑問である。それで車内で退屈しのぎのつもりで運転手さんに、こんな注文が可能かどうかを尋ねたのだが、全くの暖簾に腕押し。全く興味が無いらしく
「ソフトを立ちあげて試してみたら!」
との返事である。この爺の好奇心が過剰なのかもと思案しつつも
「この国の人と話をすると、こんな感じですなを噛むような場合が多いなぁ。興味の無いことは全く考えない、いや考えることを拒む姿勢ありありだなぁ!」
と考えた次第である。
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2018年12月09日

子供の理科実験

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シンガポールに住む日本人家族の子供達、とりわけ小学校低学年の子供達に、
「理科実験的なものを見せてみたいなぁ!」
何ぞと、少しだけ真剣に考えている。
両親の仕事の転勤に連れられてやってきて数年だけこの地に住む子供達も、両親の国際結婚で長くこの地に住む子供達も、この地の単調な気象ゆえずいぶん損をしているのじゃないかといった印象を、この爺は持っているからである。例え日本人学校に通って日本の教育を受けていたとしても、周囲の環境がこれでは、教科書に載っている季節折々の話も、文字通り絵空事にしかならない。
以前もこのブログで取り上げた話題ながら、60年近く昔の三月の半ば頃だったろうか、小学校の校庭で校長が
「もう燕を見たかな?今月になって初めて見たのはいつか覚えておくように。」
と話しかけられ、教室で習うであろう渡り鳥のことを、休憩時間にごく自然な形で教えられたと、後になって知ることになった。確かにこの国にも渡り鳥はやってくるのだろうが、日本国内の場合その年の気象・気温とも関係している筈で、教科書で習う渡り鳥の知識とは、また一味違う学習であったと思う。ほかにも雪が降ったら校庭に出て雪を集め、アイスクリームを作るという実験もあって、教科書を離れての学習が自然な形で期待できたけれど、はてさてこの地ではと考え、自然な形での実験教室ができればと、爺の夢想が広がっている。
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2018年12月01日

師走 朔日

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師走 朔日
とうとう師走に突入。といってもこの国では、年の瀬の慌ただしさを感じることは少ない。慌ただしさというよりも、クリスマスが来るという気分高揚だろう。長く英国に統治されていた影響なのだろう、同じアジア人の爺にはいささか理解しがたい高揚ぶり。
確かにわが国でも年の瀬が迫ってくると、忘年会やクリスマスの浮かれ気分はあるにはあるが、それらとはに異質である。
何度か書いたかもしれぬが、我々の場合忘年会やクリスマスでどんちゃん騒ぎをしたとしても、新年を迎えることに対しての気分高揚は、これまた格別である。この国では、カレンダーの新年と、旧暦中華正月の二つがあり、旧暦正月のほうが私の知っている新年の高揚感に近い。
知り合いのシンガポール人、彼は中華系シンガポール人なのだが
「我々のほうがはるかに、中国の古来からの伝統を守っている!」
と主張するけれど、こういった面を言いたいのだろう。
中国古来の伝統にくわえ、西洋のキリスト教文化も取り込んでいるとは、爺の率直な印象で、中華系シンガポール人が今日の中国に対してあまり良い印象を持っていないのは、ここらあたりにその根っこがあるのかもしれない。
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2018年11月26日

10年前の思い出から2

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先ほど10年前の内容を少し読み返してみた。
医者の見立てでは、全治一か月であったらしい。
それから「禁酒は全治まで!」とは医師の指示だったらしい。
私自身15日間は禁酒したらしいが、その後のことはわからない。
それでも12月の10日過ぎには、サンフランシスコに出張した。
AGU Fall Meeting 出席のための出張である
医師からは
「全治までは米国出張を進めませんが、どうしても行くというなら、止めません。ただし投薬してある抗生物質は必ず持参して、飲み続けてください。飲酒は絶対ダメです!」
と厳しく言われたのは覚えている。
とはいえ米国に出かけるときにはまだ右足首の痛みはなくなってはおらず、当然依然としてビッコ状態。だから搭乗には車椅子を用意してもらった。生涯最初の車椅子での搭乗となったのである。
搭乗の際の車椅子はまだしも、サンフランシスコの街中でも、ホテルで車椅子を貸し出してもらって移動はすべて車椅子だった。ただいつもなら会場近くのホテルを予約するのだが、なぜかあの年に限って、ケーブルカーに乗っての丘の上のホテルに泊まることになっていた。ご存知の方もあろうが、サンフランシスコは坂の町、それもとてつもなく急な坂ばかりで、上り下りの世話をしてくれたのが、大学院学生のY君とN君。今にして思えば、あの難儀よくぞ面倒を見てくれたものと、感謝の念が先に立つ。この二人、ほぼ一週間の滞在中、私の面倒を見てくれたのである。
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2018年11月24日

10年前の今日

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実はこの内容の一か月半ほど前、東京JICA本部での会議に、前研究科長の代理で出席したのがきっかけ。
その会議でJICAの角田さんと知り合い
「先生E-JUSTの立ち上げに協力してもらえませんか?」
と声を掛けられ、エジプト出張が現実のものとなった。
いかが10年前の内容である。以来長くE-JUSTのかかわるようになろうとは、とは今日2108年11月24日の実感である。

関西空港発ドバイ行きのエミレーツ機に乗り込んだのが,午後11時少し前。
機内に入って驚いたのが,予想をしていたよりもはるかに整っている事。
そういえば,卒業生のW君が二年前に結婚したとき,
「新婚旅行はドバイに・・!」
と言って出かけたけっと,何の脈絡もなく思い出した。
あの頃まで,中近東については何も知らなくて,開発途上国という理解しか無かった。関心が無かったという方が正確かも知れない。だから
「何でわざわざ,そんな所に?」
と思って,いろいろ調べてみたら,昨今の石油高,オイルマネーで軒並みお金持ちの国になっていた。改めて自分自身の世事への疎さを知らされた思いをしたのだが,それでも心のどこかで,依然として見下す気持ちがあったのだろう。今回のエミレーツ航空機内に入った際の逆カルチャーショックとなるのである。
いずれにしても思い違いのショックを感じながら席に着けば
「お飲み物は?」
と,これは我が同朋日本人のキャビンアテンダントが,問いかけてくる。私は通常,国際線の機内ではひたすら眠ることを信条にしており,水割りを注文。
「お食事や到着前の軽食は?」
と問いかけには,
「ひたすら眠るから,一杯の水割りとおつまみで結構!」
と毅然と答える。ただ心のどこかで
「これだけの機内の雰囲気から考えれば,きっと機内食も良いのでは?」
と,少し心ひかれる気持ちが無いわけでもない。
ただ,水割りをグイッと飲みほし,ヘッドホンをつけて横になれば,あっという間に睡魔が襲い,後はひたすら夢の中。そして気がつけば,エミレーツ機はドバイ空港に向けて高度を下げだしていた。
ちなみにこの出張中に、右足首付近の蜂窩織炎を患いえらく難儀をした。そして12月初めのサンフランシスコの会議に車いすで出かけたのだが、今となっては懐かしい思い出である。

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2018年11月23日

クリスマス気ぃ早い!

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明日は勤労感謝の日で、日本は祭日やなぁ。
金土日の三連休かいな。
ここシンガポールはただの金曜日やからなんもないけど、そいでもクリスマス気分が町中で盛り上がりつつあるような気イするなぁ。二泊三日でマレーシアのジョホールバルに出張してたから、余計にそう思うんかもしれへん。なんせあの国はもスリム国家やよって、クリスマスは関係ないから、ある意味静かなもんや。ところがや、きょう午後シンガポールに帰ってきて、知り合いの会社に行ったら、もうクリスマスツリー飾ったんねんもんなぁ。一週間前に行ったときはなかったのになぁ。
先週のフィリッピンはマニラはもう盛り上がってたけど、あれはあの国では9月の声聞いたらクリスマスのこと考えだしてちゅうくらいクリスマス好きの国民や別格もんや。ただシンガポール人はそこまでちゃうというこっちゃけど、そいでも11月残り一週間となったら、やっぱし気もそぞろちゅうことなんやろ。習慣の違いなんやろうけど、ワイらにはピンとけぇへんなぁ。
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2018年11月21日

ジョホールバル・セナイから

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マレーシア・ジョホールバルに来ている。
2泊3日の予定で、マレーシア工科大学(UTM)ジョホールバル校の高電圧工学研究室の訪問がその目的である。
そもそもこの訪問は、10月初旬バンカ島で開催されたICECOSで、UTMの連中が盛んに広帯域VHF干渉計の話題を取り上げるので、不思議に思って確かめたら
「バンドン工科大学の、レディーさん発表を聞いて、自分達も作ろうとしているんだ!」
というやりとりがきっかけだろう。
「広帯域干渉計はこの爺さんが発案者なんだよ!」
とコメントしたら、最初はなかなか信じてもらえなかったうえに、
「ニューメキシコのグループが詳しい!国際会議でいろいろ発表しているし、教えてもらったりもしている。」
といったことまで言われて、
「いやそれなら一度お邪魔するのでとことん議論しよう!」
ということになった次第なのである。
まぁそんないきさつはともかく、彼らが研究目的で本気で作ろうとしているなら、年寄りの冷や水ながら手伝ってあげてもいいぐらいの気持ちもあり、まずは今日初日にお手並み拝見して本気度を確かめてみるつもりでいる。
よくよく考えれば、レディーさんが発表したのはたぶん、2010年よりも前のはずで、以来かれこれ10年も進んでいないというのは、手を抜いているとは思えないものの、進みようがいかにも遅い。
「だからこんな爺でもたぶん役に立つのじゃないかなぁ。」
というのが、会議に先立っての印象である。
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2018年11月20日

Singlish か English か?

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この爺のシンガポールでの友人二人に話である。
ちなみにこの二人は、互いには全く面識がない。
一人は職場の同僚Jさんで、もう一人は町で知り合ったMさんである。そしてこの二人とは、この爺本当に親しくしてもらっている。二人とも全く純粋のシンガポール人、それも中華系シンガポール人だし、年恰好も同じくらいだから、ひょっとしたらどこかでつながっているかも知れない。ただ友人としての関係はそれぞれ全く独立している。
この二人英語に関しての考え方が真逆で、あれこれ考えさせられることが多い。
まずJさん。
「Singlishは良いと信じています!」
とおっしゃる。その根拠は
「シンガポールという国は、周辺の東南アジア諸国との貿易で成り立っている。だから英米人の英語でビジネスするよりも、このSinglish のほうがよく通じるんですよ!」
とのたまう。
もう一人のMさん
「最近の若い人達は学校教育でまともな英語を使うようになりましたが、我々の年代はひどい英語。これでは欧米と互角にビジネスできません。だから私は可能な限りまともな英語を話すよう努めています。」
が、持論なのである。
この爺は、本来的にはMさんの主張に納得しているのだが、Jさんの話を聞くと、それも一理あるかなと心が揺らぐ。それにかなり訛りのきついJさんながら、欧米人とも意思の疎通ができているようで、それなら東南アジアの顧客に受け入れてもらいやすいSinglishもいいのかなと考えたりもする。いずれにしてもJさんは決して自説を曲げる気はないようだ。
ただこの爺は、大阪訛りの英語ながら、可能な限りまともな英語を話すよう配慮しているのだが・・・。
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