2019年05月12日

思わぬ余禄

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今日5月の第二日曜日は、母の日である。
70歳の爺にもなると、母の日にはほとんど無縁ながら久しぶりに母の日であることを思い出した。
実は一ケ月に一度、当地の小学生低学年5〜6名を集めて科学の実験を実施している。科学の実験といっても大層なことをやるわけではなく、砂糖水や塩水を作ったりあるいは紙飛行機を飛ばしたりといったきわめて簡単なもので、子供たちが科学する芽生えのお手伝いにでもなればといったところなのである。
その準備の最中に仲間が、
「当日は母の日だから、お土産に赤いカーネーションでも用意しときましょう。」
と言い出し、母の日を思い出したのである。
私が12歳の時は母他界しており、13歳以降は母の日とは無縁であったというべきだろうか。それでも今日の科学実験の集まりが、遠い昔の母を思い出させてくれたのだから、思わぬ余禄ということになろうか。
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2019年05月08日

シンガポール人家族

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昨日深夜、一週間近く我が家に滞在されていたシンガポール人家族が、日本に帰って行かれた。私達がシンガポールに移り住んで、はや5年と7カ月、その間ここシンガポールで知り合った、現地の家族で、ご主人はシンガポール人、奥様は大阪生まれの日本人、そして11歳になるお子さんの三人である。
ただ私にとって驚きなのは、滞在中ほぼ毎日のように出かけられ、それそれでいいのだが、ご主人の学友との食事会、ご主人の親戚との食事会、親兄弟との食事会、等々俗にいうソーシャルイベントが中心で、日本の10連休を利用しての骨休み休暇とは、とても思えない過密スケジュールである。いやはや驚きと同時に、シンガポール人は同族・友人知己をこれほども大事にするのか感心した。これこそ華僑の神髄なのだろう!それに、ご主人に従って行動されている奥様、まぁ日本人ならではの良妻賢母ぶりで、となるとご子息も半分日本人乍ら、父上の様に育つに違いない。
ただ我が家は「暴風」が去って、ちょっぴり寂しい感じである。
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2019年04月28日

結婚披露

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昨日、職場の同僚のご子息の結婚披露に招待頂いた。
この地にきて今回で三度目になる。
一度目は、若い同僚の結婚披露で、近くの教会での若者中心の披露であった。
二度目は、同僚ながらそろそろ40歳に手の届きそうな同僚の披露、ただしモスリムの結婚披露であった。モスリムの結婚披露は、エジプトでも一度出席したことがあったけれど、それでもお国柄か随分雰囲気が違った。誇張して言うなら、宗教色が強かったとでもなるのだろう。
そして今日の三度目、親がかりとは言わないまでも、決して若者主体の披露ではなく、またまた趣の違いが強く印象付けられた。いままでの二つと異なり、日本ほど形式ばってはいないものの、家と家との婚姻を彷彿とさせるものであった。
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シンガポールは、中国系の住民が四分の三を占める、いわば中国文化の影響をいまだに残している国である。中華系シンガポール人の多くは、
「本家の中国以上に、中国文化を守っている。」
と信じている程で、昨日の結婚披露はまさにその面目躍如というところであったろう。
余談ながらそんな風だから、いろいろな意味で保守的なのは間違いない。
さて昨日の結婚披露、ざっと見て教会には400名以上の参加者がいたろうか。参加者が多いのは、教会仲間、仕事仲間、同族仲間それにご近所さんといった具合に、いろいろな仲間がいてそれぞれ強くむつびついているからだろうとは、この爺の憶測である。披露宴は俗にいう流れ解散で、私は職場の仲間と、午後二時過ぎに退出したけれど、宴はまだまだ続くようであった。
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2019年04月23日

スリランカ

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日曜日、イースターの集会を狙ってだろう、スリランカの教会でテロ。
死者数は、現時点で200名を越している。邦人女性も一人犠牲になっているそうだ。
テロの件はさておき、私達の年代だと、スリランカという呼び名よりは、セイロンといわれたほうが分かりやすい。ともかくインド洋にある、日本の面積の6分の1程度の小さな国である。一応開発途上国に含まれるのだろうが、どっこい識字率は我が国にも劣らない、何せ楽園を追放された「アダムとイブ」が移り住んだとされる島で、歴史も2500年に喃々としているのである。我々日本人の多くにとって、確かになじみの薄い国ではあるが、文化的にはそれなりに高い国であることは間違いないようだ。ただ御多分に漏れず、民族間の対立で長く内戦状態にあった。1985年にスウェーデン・ウプサラ大学で一年間机を並べたVernon Cooray氏は、内戦を避けて留学してきたと聞かされていた。その後何年かして内戦は収まったと記憶しているが、Vernon氏はそのままスウェーデン国籍を取得され、今ではスウェーデンで過ごしていらっしゃる。今回のテロ事件で、スリランカのことを思い出した次第である。
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2019年04月17日

シンガポールの風 3

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通勤のバスでの話が続く。またまた昨日のことである。
隣席には昨日は年配の女性がいらっしゃった。
年のころなら、還暦・60歳前後だろうか。
昨日の男性のようにこの爺を見て
「あなたは日本人ですか?」
と語りかけてきた。そうですと答えると、
「私の三人の甥は日本の大学を卒業して、そのうちの一人は日本に住んでいるの。」
と仰る。三人とも結婚は日本の女性だともおっしゃり、日本にいる甥っ子の奥さんはヨーコさんとまで教えてくださった。女性はさらに
「そして、尾道という街まで訪ねて行ったわ!」
とのこと。その際東京、京都、大阪と旅されたらしいが、すべて好印象だったと、えらく親日的である。前日の男性の辛辣な日本批判とは、いやはや好対照といったところ。
それにしても尾道訪問とは、いささかマニアックな訪問先ながら、甥っ子さんが住んでいるからの訪問なのであろう。190417 シンガポールの風.JPG
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2019年04月16日

シンガポールの風 2

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昨日バスに乗り込んだら、隣に座った男性から声をかけられた。
「お前は日本人か?」
どう見ても私より年長の風である。
「そうです。」
と返すと、さらに居丈高になり
「1941年日本軍が、このマレー半島に攻め込んできた。」
と続けてきた。
「いやぁ、この種の御仁はホンマかなわんなぁ。」
と考えたが、バスの中故逃げ出すわけにもいかず、おとなしくお説を伺うしかない。
「攻め込んできたと思ったら、あっという間にマレー半島を制圧。ところがその軍隊たるや、野蛮そのもので、小さな子供を死刑にし、若い女性を凌辱し、とやりたい放題。いま日本がそんな目に逢ったらどうする。」
と、追い打ちをかけてきた。
こうなると毅然として謝る以外妙案はなく
「申し訳ありません。ただ戦争って、正常な人間も狂わせてしまう環境ですから、私は戦争には大いに反対です。」
と返せば
「そうだろうなぁ。上官が殺せと命じたら、従う以外ないものなぁ。ただし凌辱は赦せない!」
と、物わかりの良い反面いささかくどい気もする。
それにしても戦後70余年を経て、いまだにそんな思いを街角でぶつけられるとは・・・。
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2019年04月15日

シンガポールの風

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昨日曜日、リャンコートに出かけた。
そこで出会った、シンガポール人の話である。
たまたま隣の席となり、この爺は一人で紅茶を楽しみ、彼らは二人連れで何やら楽し気に話し合っている。とくに彼等の会話を意識していたわけではないのだが、不意に京都とか大阪という地名が耳に入ってきた。それで顔を上げると、たまたま男性と目が合ってしまった。当然互いにアイコンタクトで、この爺はやり過ごそうとしたのだが、その男性
「あなたは日本人か?」
と声をかけてきた。そして
「先週日本に行ってきて、いまその思い出を話し合っていたんだ。」
と付け足した。さらに
「あなたの出身は、東京か大阪か?」
とまで踏み込んできて、やむなく会話に引き込まれることに相成った。やたらと日本好きであることを強調するけれど、最後には
「私たちは茶道仲間で、それで京都に行ってきたんだ。」
とおっしゃる。習っているのは表千家とのこと。日本人ながらこの爺は、この種の風流には全く無縁で、ただただ感心するばかり。
さらに男性は機械工学が本職で、長く石川島播磨(IHI)で働いたそうで、今はその経験を生かして私立大学で教鞭をとっていらっしゃるとのこと。そこまで話されるとこちらも隠し立てはできず、
「当年70歳。気象関係、正確には大気電気学が専門の研究者!」
と自己紹介すれば
「今日は時間がないけれど、一度話し合いたい。」
と仰る。この種の申し出は、その後往々に忘れられてしまうことが多いけれど、それでも電話番号をお互いに教えあって、その場はお開きとなった。
シンガポールの街角、いや喫茶店での出会いであった。
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2019年04月14日

日清カップヌードル

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昨日スーパーマーケットに行くと、あの、日清カップヌードルを店頭販売していた。NHKの朝ドラで取り上げられた世界・世紀の大発明である。この爺個人的に生前の安藤百福氏を存じ上げており、朝ドラ・まんぷくは、欠かさず観るようにした。そんな思い入れもあってだろう、ついつい日清カップヌードルを買い求めてしまった。
いや正確に言うなら、
「久しぶりに昼飯代わりに食べてみよう!」
と考えたいうべきかもしれない。いずれにしても買い求めて家に帰った。
そしてランチタイム、三分待っての出来上がりは、なんと日本カレーの味ではないか。となると大阪人のこの爺は、カレーうどんをおかずにご飯を頂かずにはいられない。早速茶碗にご飯をついで、ふうふうカップヌードルを吹きながら、昼食を摂った次第である。
いやはやさすがに世界・世紀の大発明。満足度200%といったところ。
ただカップヌードルでも東南アジア仕様なのだろう、味の濃いのは事実で、だから大阪人のカレーうどんをおかずににはぴったんこであった。そしてしみじみ年間世界中で何億食(?)と売れるわけが分かったような気がしたのである。
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2019年04月12日

植物園

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所用で街中に出かけた。
その帰り友人にちかくのMRT(地下鉄)の最寄り駅まで車で送ってもらった。
ちなみに最寄り駅は、この地の名所の一つの植物園である。
ここシンガポールは一時停車禁止地域の取り締まりが厳しく、当然ことながら正規の下車位置で降ろしてもらって、入り口までの50mほどを歩いた。まぁこれはいつものことである。歩いてゆくと、女性二人連れが地図らしきものを見ながら右往左往している。
「こちらに歩いてくるあのおじさんに尋ねよう!」
という話声まで聞こえる。これも運命(さだめ)かなにかの縁(えにし)と腹をくくり、
「なんでも尋ねてもろうてええよ!」
と開き直り、視線を彼女たちに向ければ、はたして
「おじさん、植物園の入り口知ってますか?」
と間の抜けた質問である。
思わず笑ってしまって、
「植物園はこの通路の左側全体やから、MRTの階段を登りきったあたりであった筈やで。さぁ戻って戻って!」
と急き立てれば、10歩も歩かぬうちに入り口が見つかった。入口とはいえ、特に入場券売り場があるわけでもなく、自然と入っていく形になっているので、気づかなかったのだろう。
「ほらな!」
という私に、
「正式の入り口じゃないんですね?だって門らしきものがないもの。」
とまだこだわっていらっしゃる。
私は、うっちゃっておいて
「ほんじゃさいなら。」
とMRTに向かった。下りエスカレータに乗る前に振り返れば、二人はまだ地図を見ながら、ようやく入っていくところであった。
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2019年04月04日

油断も隙も

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昨日夕方、バスを降りてふと空を見上げたら飛行雲。
急いでスマートフォンで写真をパチリ。
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と、背後からいきなり話しかけられた。
「Do you speak English?」
振り返ると、一見人の好さそうなインド系の顔立ちの男性が、私を見ている。一応型通りに、
「Yes, I do.」
と返せば、
「I came here from India several years ago. I have been looking for the Job, but I can not get the visa for working. I must go back to the country, but I do not have sufficient money. Do you have small changes?」
と、きわめてわかりやすいお金の無心である。空を眺めている様子が、よほど間抜けに見えたのだろう。なめられたもんだと自分を叱責、毅然と
「No!」
と答えたら、今度は
「Where are you from?」
と、まるで中学英語の訓練のような会話が続く。この手合いは相手をしないのが一番いいのだが、人通りも多いしまぁ適当にあしらうつもりで
「I am a Japanese, but I live in Singapore for a long period.」
と答えて歩き始めたら、私に歩調を合わせながら、
「I like Japan, and I have experience to work for Hino truck. Do you know Hino truck? My hotel is located at Little India, but I have no money to take MRT.」
と金の無心が続く。
「I have no money to give you and Good bye!」
と冷たく解き放せば、ようやくあきらめたのか、交差点を渡っていった。
いやはや、油断も隙もとはこのことか、と改めて褌を占めなおす気分であった。
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