2018年12月01日

師走 朔日

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師走 朔日
とうとう師走に突入。といってもこの国では、年の瀬の慌ただしさを感じることは少ない。慌ただしさというよりも、クリスマスが来るという気分高揚だろう。長く英国に統治されていた影響なのだろう、同じアジア人の爺にはいささか理解しがたい高揚ぶり。
確かにわが国でも年の瀬が迫ってくると、忘年会やクリスマスの浮かれ気分はあるにはあるが、それらとはに異質である。
何度か書いたかもしれぬが、我々の場合忘年会やクリスマスでどんちゃん騒ぎをしたとしても、新年を迎えることに対しての気分高揚は、これまた格別である。この国では、カレンダーの新年と、旧暦中華正月の二つがあり、旧暦正月のほうが私の知っている新年の高揚感に近い。
知り合いのシンガポール人、彼は中華系シンガポール人なのだが
「我々のほうがはるかに、中国の古来からの伝統を守っている!」
と主張するけれど、こういった面を言いたいのだろう。
中国古来の伝統にくわえ、西洋のキリスト教文化も取り込んでいるとは、爺の率直な印象で、中華系シンガポール人が今日の中国に対してあまり良い印象を持っていないのは、ここらあたりにその根っこがあるのかもしれない。
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2018年11月26日

10年前の思い出から2

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先ほど10年前の内容を少し読み返してみた。
医者の見立てでは、全治一か月であったらしい。
それから「禁酒は全治まで!」とは医師の指示だったらしい。
私自身15日間は禁酒したらしいが、その後のことはわからない。
それでも12月の10日過ぎには、サンフランシスコに出張した。
AGU Fall Meeting 出席のための出張である
医師からは
「全治までは米国出張を進めませんが、どうしても行くというなら、止めません。ただし投薬してある抗生物質は必ず持参して、飲み続けてください。飲酒は絶対ダメです!」
と厳しく言われたのは覚えている。
とはいえ米国に出かけるときにはまだ右足首の痛みはなくなってはおらず、当然依然としてビッコ状態。だから搭乗には車椅子を用意してもらった。生涯最初の車椅子での搭乗となったのである。
搭乗の際の車椅子はまだしも、サンフランシスコの街中でも、ホテルで車椅子を貸し出してもらって移動はすべて車椅子だった。ただいつもなら会場近くのホテルを予約するのだが、なぜかあの年に限って、ケーブルカーに乗っての丘の上のホテルに泊まることになっていた。ご存知の方もあろうが、サンフランシスコは坂の町、それもとてつもなく急な坂ばかりで、上り下りの世話をしてくれたのが、大学院学生のY君とN君。今にして思えば、あの難儀よくぞ面倒を見てくれたものと、感謝の念が先に立つ。この二人、ほぼ一週間の滞在中、私の面倒を見てくれたのである。
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2018年11月24日

10年前の今日

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実はこの内容の一か月半ほど前、東京JICA本部での会議に、前研究科長の代理で出席したのがきっかけ。
その会議でJICAの角田さんと知り合い
「先生E-JUSTの立ち上げに協力してもらえませんか?」
と声を掛けられ、エジプト出張が現実のものとなった。
いかが10年前の内容である。以来長くE-JUSTのかかわるようになろうとは、とは今日2108年11月24日の実感である。

関西空港発ドバイ行きのエミレーツ機に乗り込んだのが,午後11時少し前。
機内に入って驚いたのが,予想をしていたよりもはるかに整っている事。
そういえば,卒業生のW君が二年前に結婚したとき,
「新婚旅行はドバイに・・!」
と言って出かけたけっと,何の脈絡もなく思い出した。
あの頃まで,中近東については何も知らなくて,開発途上国という理解しか無かった。関心が無かったという方が正確かも知れない。だから
「何でわざわざ,そんな所に?」
と思って,いろいろ調べてみたら,昨今の石油高,オイルマネーで軒並みお金持ちの国になっていた。改めて自分自身の世事への疎さを知らされた思いをしたのだが,それでも心のどこかで,依然として見下す気持ちがあったのだろう。今回のエミレーツ航空機内に入った際の逆カルチャーショックとなるのである。
いずれにしても思い違いのショックを感じながら席に着けば
「お飲み物は?」
と,これは我が同朋日本人のキャビンアテンダントが,問いかけてくる。私は通常,国際線の機内ではひたすら眠ることを信条にしており,水割りを注文。
「お食事や到着前の軽食は?」
と問いかけには,
「ひたすら眠るから,一杯の水割りとおつまみで結構!」
と毅然と答える。ただ心のどこかで
「これだけの機内の雰囲気から考えれば,きっと機内食も良いのでは?」
と,少し心ひかれる気持ちが無いわけでもない。
ただ,水割りをグイッと飲みほし,ヘッドホンをつけて横になれば,あっという間に睡魔が襲い,後はひたすら夢の中。そして気がつけば,エミレーツ機はドバイ空港に向けて高度を下げだしていた。
ちなみにこの出張中に、右足首付近の蜂窩織炎を患いえらく難儀をした。そして12月初めのサンフランシスコの会議に車いすで出かけたのだが、今となっては懐かしい思い出である。

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2018年11月23日

クリスマス気ぃ早い!

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明日は勤労感謝の日で、日本は祭日やなぁ。
金土日の三連休かいな。
ここシンガポールはただの金曜日やからなんもないけど、そいでもクリスマス気分が町中で盛り上がりつつあるような気イするなぁ。二泊三日でマレーシアのジョホールバルに出張してたから、余計にそう思うんかもしれへん。なんせあの国はもスリム国家やよって、クリスマスは関係ないから、ある意味静かなもんや。ところがや、きょう午後シンガポールに帰ってきて、知り合いの会社に行ったら、もうクリスマスツリー飾ったんねんもんなぁ。一週間前に行ったときはなかったのになぁ。
先週のフィリッピンはマニラはもう盛り上がってたけど、あれはあの国では9月の声聞いたらクリスマスのこと考えだしてちゅうくらいクリスマス好きの国民や別格もんや。ただシンガポール人はそこまでちゃうというこっちゃけど、そいでも11月残り一週間となったら、やっぱし気もそぞろちゅうことなんやろ。習慣の違いなんやろうけど、ワイらにはピンとけぇへんなぁ。
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2018年11月21日

ジョホールバル・セナイから

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マレーシア・ジョホールバルに来ている。
2泊3日の予定で、マレーシア工科大学(UTM)ジョホールバル校の高電圧工学研究室の訪問がその目的である。
そもそもこの訪問は、10月初旬バンカ島で開催されたICECOSで、UTMの連中が盛んに広帯域VHF干渉計の話題を取り上げるので、不思議に思って確かめたら
「バンドン工科大学の、レディーさん発表を聞いて、自分達も作ろうとしているんだ!」
というやりとりがきっかけだろう。
「広帯域干渉計はこの爺さんが発案者なんだよ!」
とコメントしたら、最初はなかなか信じてもらえなかったうえに、
「ニューメキシコのグループが詳しい!国際会議でいろいろ発表しているし、教えてもらったりもしている。」
といったことまで言われて、
「いやそれなら一度お邪魔するのでとことん議論しよう!」
ということになった次第なのである。
まぁそんないきさつはともかく、彼らが研究目的で本気で作ろうとしているなら、年寄りの冷や水ながら手伝ってあげてもいいぐらいの気持ちもあり、まずは今日初日にお手並み拝見して本気度を確かめてみるつもりでいる。
よくよく考えれば、レディーさんが発表したのはたぶん、2010年よりも前のはずで、以来かれこれ10年も進んでいないというのは、手を抜いているとは思えないものの、進みようがいかにも遅い。
「だからこんな爺でもたぶん役に立つのじゃないかなぁ。」
というのが、会議に先立っての印象である。
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2018年11月20日

Singlish か English か?

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この爺のシンガポールでの友人二人に話である。
ちなみにこの二人は、互いには全く面識がない。
一人は職場の同僚Jさんで、もう一人は町で知り合ったMさんである。そしてこの二人とは、この爺本当に親しくしてもらっている。二人とも全く純粋のシンガポール人、それも中華系シンガポール人だし、年恰好も同じくらいだから、ひょっとしたらどこかでつながっているかも知れない。ただ友人としての関係はそれぞれ全く独立している。
この二人英語に関しての考え方が真逆で、あれこれ考えさせられることが多い。
まずJさん。
「Singlishは良いと信じています!」
とおっしゃる。その根拠は
「シンガポールという国は、周辺の東南アジア諸国との貿易で成り立っている。だから英米人の英語でビジネスするよりも、このSinglish のほうがよく通じるんですよ!」
とのたまう。
もう一人のMさん
「最近の若い人達は学校教育でまともな英語を使うようになりましたが、我々の年代はひどい英語。これでは欧米と互角にビジネスできません。だから私は可能な限りまともな英語を話すよう努めています。」
が、持論なのである。
この爺は、本来的にはMさんの主張に納得しているのだが、Jさんの話を聞くと、それも一理あるかなと心が揺らぐ。それにかなり訛りのきついJさんながら、欧米人とも意思の疎通ができているようで、それなら東南アジアの顧客に受け入れてもらいやすいSinglishもいいのかなと考えたりもする。いずれにしてもJさんは決して自説を曲げる気はないようだ。
ただこの爺は、大阪訛りの英語ながら、可能な限りまともな英語を話すよう配慮しているのだが・・・。
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2018年11月17日

マニラから

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フィリッピン・マニラに来ている。
マニラ空港到着は昨夜の午後7時過ぎ。
シンガポールチャンギ空港からはわずか4時間弱の飛行時間。
こうやって来てみると、シンガポールが栄えるわけが判るような気がする。つまり東南アジアのほとんどの国へ、4時間もあれば行けるのだから、ハブになっているのは当然なのだろう。いや当然というのは多分間違いで、地理的な有利性を生かすにはと、指導者達が知恵を絞った結果なのだろう。毀誉褒貶があるとはいえ、リクァンユウの指導性が功を奏して今の繁栄なのである。1965年の独立だから、国としては半世紀余りの国なのに・・。
こんなことを考えたのも、今日チャンギ空港に向かった際のタクシーの運転手さんとの会話があったから。タクシーは、韓国製のヒュンダイ・ソナタで
「5年前にシンガポールに来たときは、よく故障車をみた。渋滞の原因になっていたけど、この頃はソナタの質も良くなったねぇ。」
という爺に
「ソナタも随分と質が良くなったけれど、やはり日本車の方が質が高い!」
と、この爺が日本人と知って切り返してきた。そしてその運転者さんはトヨタ車が好きと仰る。ただその言葉に続けて
「トヨタは良い車を作る。そして一台3万シンガポールドルで販売する。確かにその点はすごいと思うが、シンガポール政府は、その一台の使用許可を僅か紙切れ一枚で5万シンガポールドルも取る。シンガポール政府は商売上手だ!」
と、自嘲気味におっしゃっていたから。成程と納得し、マニラについてさらに考えた次第である。
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2018年11月15日

シャトルバスサービス

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昨日のこと、若い同僚が
「昼ご飯はローヤンポイントで、フライドチキンを食べるけど、善さん行きますか?」
と切り出した。
「ローヤンポイントに行くのは良いけど、今日は車はないだろう?」
の問いかけに、
「シャトルバスが出るんだよ?」
という。
聞けば、11時30分から30分おきに周回のシャトルバスサービスがやってくるという。早い話し行き帰り無料で往復できるというのである。ただし最終のバスは1時30分発だから、それまでに食事を済ませれば良いというのである。ちなみに職場のある地域は、ローヤンクレセントと言い、日本的にいうなら工業団地という事にでもなろうか。この地域の工場労働者は、爺たちも含めその地域のホーカーセンターで昼食を摂っているのだが、少し離れたところにあるモールが、その客の一部を取ろうという算段なのだろう。モールはエアコン完備だし、ホーカーセンターよりは快適なランチタイムが約束されることになる。
よく考えたものだが、
「いつからランチタイムのシャトルバスサービスが始まったの?」
の問いかけには口を揃えて、知らないという。というのもいつもはシニアスタッフの車であちこちでかけているので、シャトルバスの事を気にする必要もなかったという次第。今週は珍しくシニアスタッフは海外出張で、早い話しアッシーオジサンがいないのである。
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2018年11月14日

出張どうするねん2

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さて昨日の続きである。
ジェセフさんからメッセージが入った。
マレーシア出張は14日までで、出社は15日だという。
15日はこの爺が朝から外出せねばららず、
「午後二時には職場に戻るから!」
とメッセージを返せば
「午後2時には顧客を訪問することになっているから、じゃあ電話で連絡を取り合おう。」
とのこと。
ほどなくして、航空機のスケジュールをこれまたスマホに送って来てくれて
「なら、空港で当日会うか、一度会社に出て空港まで一緒に行く?」
というところまで、話が煮詰まった。
とはいえ依然として、フィリッピン行きの目的も依然として詳しく知らされていない。
ただ防雷・避雷の話を専門家としてすることは間違いないらしいのだが、対象とする聴衆が判らないことには、作戦がいささか立てにくい。
まぁそんな愚痴はさておき、フィリッピン出張の準備だけはしておこう。
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2018年11月13日

出張どうするねん

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今週末はフィリッピンを訪問の予定。
金曜日の午後にでもシンガポールを立つのだろうが、詳しい旅程がまだ知らされていない。一緒に行くはずのジョセフさんとは、ここ二日会えていない。日程や会合場所は、彼が仕切っていてくれている。とはいえ、その目的もあまり知らされてはおらず、漠然と避雷防雷を、大気電気学の立場で話してくれと言われているだけ。甚だ不安を感じつつ、今日はこれから別件のため外出。他の同僚に聞けば、今日はマレーシアに行っており、明日には出勤とのことである。
ほんまかいな?
(この稿続く)
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