2019年10月16日

老犬その後

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おおよそ一カ月ほど前、知り合いの老犬のことをこの場で紹介した。昨日も訪ねていく機会があり、今日はまぁその後日談といったところである。http://zenk.sblo.jp/article/186550538.html
先月同様、老犬はにおいをかぎながらの徘徊、これは彼らの習性だから、気にすることもない。ただ目の見えないというのは本当らしく、壁や家具に突き当たって、進む方向を変えている。だから犬好きのこの爺には、その姿が哀れに映る。何度か訪ねて行っただけだから、この爺になつく筈もないが、それでも足元までやって来て、においをかぐ。頭を撫でてあげても迷惑がる風もないが、さりとて喜ぶ風でもない。やがて歩き回るのに疲れたのか、部屋の真ん中あたりで寝そべってしまった。他愛無いものである。ちなみに呼びかけにも反応はしないから、耳の遠くなっているというのも、ある程度は当たっているのだろう。
やがてご主人が帰宅され、老犬は少し甲高い声で吠え立てている。先月見かけた奥方の帰還時とは、明らかに吠え立てている声の高さが違う。老犬なりに使い分けているに違いない。これだけできるのだからと、
「何年前からこんな風なの?」
と尋ねると、3年程前はいたずら好きで、ソファーにも平気で飛び上がる程元気だったという。室内で飼われている小型犬、どうしても運動不足というかに訓練不足というかで、老けだすと急に元気のなくなるものかも知れない。もはや元気に走り回ることはないだろうが、老犬に幸あれと祈りながら、知り合いの家を後にした。
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2019年09月27日

三権分立知っとるかぁ?

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三権分立、中学校の社会科で習ったなぁ。
もしかしたら小学校の社会科あったかもしれへんなぁ。
「国家権力を立法、司法、行政の三つに分け、独立して互いに影響されない。」
ちゅうような、内容やったかなぁ。
太平洋戦争が終わって、進駐軍指導で民主主義が日本に導入されて、日本国憲法の制定と合わせて、三権分立が入ってきたんや。帝国憲法の時代は、全権力が天皇に集中しとったから、
「それが侵略戦争の原因や!」
と、戦前から戦後にかけての国の指導者の先生方はしみじみ反省した筈なんや。ついでにちゅうたらなんやけど、周りの大人も一億総反省して
「民主主義、三権分立」
がお題目みたいなったんや。
せやけどやっぱり日本は、政治的には開発途上国やな。それが悲しいことに根付いてなかったようやで。一番ひどいのんは、居間の世辞的な指導者のセンセイ方や。センセイ方が総理に忖度しやる。センセイ方だけやないで、お役人さんたちもや。なんせ、総理がご自分を立法府の長やと思うてはるようやし、司法の長官も忖度しやる人選ばんと、
「適材適所や!」
ちゅうてはる。
ところがや、大英帝国見てみいな。首相が国会閉会したら、最高裁判所が
「それは間違っとる!」 
と違憲を指摘して国会再開や。鵜っとこの国とえらい違いやないか。
うらやましい限りやなぁ。
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2019年09月22日

二人の貴乃花 3

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「心頭滅却すれば火もまた涼し」
といって、信長の焼き討ちに立ち向かった僧がいたという話。
これなんぞも、我が国の精神主義の一面だろう。
そこまで言わずとももっと卑近な例では、頭痛などもその一つと、この爺は常々思っている。というのも、35年前のスウェーデンでの経験辺りがその最初だろうか。ある日職場に行くと、同僚が珍しく欠勤していて、別の同僚が
「偏頭痛がひどいらしく・・・。」
と、彼の欠勤理由を教えてくれた。あの頃の我が国、少なくともこの爺は頭痛ごときで欠勤したことがない。決して蛮勇でもって、
「頭痛ごときで!」
と考えたのではなく、本音で
「大したことはなかろう。そのうちにすっきりするだろう!」
「風邪気味かな?熱もないようだし、ひと汗かけば治るだろう。」
なんて風に考えたものである。日本人皆が皆とは言わないけれど、大なり小なり似たような傾向にあるように理解している。まぁ頭痛の中には、大病の信号が含まれていることもあるようで、配慮せねばならないけれど。
ところがこれが西洋人になると、原因のわからない偏頭痛には、大いに恐怖心を抱き寝込んでしまう方も多いと聞く。つまり論理的に理解できない限り、重病となるようなのである。
この種の西洋と我が国の相違を挙げれば、結構数多く「過労死」、「忖度」に相当する英単語は存在しないこともその例だろう。
「あの日、貴乃花は二人いた。」
の話題から、すっかり飛躍してしまったかもしれないと考えつつも、我が国の精神主義に思案を巡らせている。そしてこの精神主義が、第二次大戦に当たってはすっかり悪用されてしまった、今では「悪の根源」とまで考えられているようだが、天邪鬼の爺はいささか異なった理解を抱いているのである。
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2019年09月21日

二人の貴乃花 2

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昨日の話題を続けたい。
といってもこの爺、我が国の精神主義や根性論を推奨したいわけでは決してない。わざわざここでことわっているのは、最近マスコミ報道を賑わし、物議を醸しだしている、根性論に由来するパワーハラスメントと混乱して欲しくないからである。
早い話20年、30年前なら当たり前だった
「そんなだから強くなれないんだ、グランドを10周して来い!」
「よしというまで正座をしていろ!」
といった、叱責、指導は今日では受け入られないことを知っているし、こういった指導法では、決して思っている成果も得られならなくなってきていることも知っている。さらに言うなら、貴乃花の師匠は、彼らを鍛えるのに竹刀で叩いたと聞くし、その貴乃花の師匠であった初代貴乃花を兄の初代若乃花が、これまた同様の指導で成果を上げたという。ところが、国際化が進み根性論だけでは、色々な競技で相撲に限らず、欧米の合理的な鍛え方に勝てないことが理解され、トレーニング法がすっかり変わってしまったというのが、今日なのだろう。
武蔵川親方(元横綱武蔵丸)が、二人いた貴乃花の謎を18年間も求め続けているらしいが、その答えは永遠に見つからないのじゃないかと、爺は勝手に考えている。西洋型の合理主義と、我々日本型の精神主義が交差することなんて、まずないのだから。だからかつてのやり方ではなく、今日風の指導で精神主義を身に付けられない物だろうか何ぞと夢想している。
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2019年09月20日

二人の貴乃花

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インターネット新聞で、「あの日、貴乃花は二人いた!」という記事を読んだ。
そう膝を痛めて、それでも土俵に上がり、横綱・武蔵丸との優勝決定戦で、鬼の形相で勝利をもぎ取り、土俵に上がった総理大臣に
「感激した!」
といわしめたあの日である。
本割ではあっけなく武蔵丸に敗れ相星となり、優勝決定戦となるのだが、本割を見る限り膝はかなり重症で、武蔵丸の優位は誰もが予想した。
あの日この爺は
「ここで無理をしたら、力士生命が終わる!」
と予想し、結果としてはあの日以降完治に一年以上もかかり、治癒して土俵に上がっても横綱の務めを果たせても、優勝は無しえなかった。だから結果として力士生命を犠牲としたのは、ほぼ紛れ無い。
さて武蔵丸のいう「あの日、貴乃花は二人いた。」についてである。
一人目は、膝に故障を抱える貴乃花、二人目はがっぷり四つに組み止めて武蔵丸を投げ飛ばす貴乃花である。これを精神力の一言で済ませるわけにはいかないだろうが、大なり小なりあるとこの爺は信じている。つまり本割は弱気な貴乃花、決定戦は強気の貴乃花で、西洋の合理主義に慣れ親しんでいる武蔵丸には、この違いが理解できなかったに違いない。だから本割のあとを受け、決定戦ではすんなりと四つに組んでしまい、結果として投げ飛ばされてしまうのだが、きっと
「投げ飛ばすことができまい。だから組んだところで優位は変わらない。」
と陽には考えていなくとも、心の底にはそんな考えがあったのだろう。考えてみれば、数年前の稀勢の里の一番、30年以上も昔のことなら、山下対ラシュワンのロスアンジェルスオリンピックの決勝戦も同じ範疇にはいる。
西洋型の合理主義には、絶対受け入れられない事例ではなかろうか?
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2019年09月19日

台風の爪痕

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60年前の伊勢湾台風、天声人語氏は子供の記憶・文章を通して取り上げていて、ほろっとさせられる内容も多い。伊勢湾台風は、この爺が小学校5年生の時のことで、伊勢湾沿岸の愛知県や三重県に大被害をもたらしたということは、歴史として知っているだけで実感は薄い。台風といえば、それから二年後の第二室戸台風が我々大阪人にとって、難儀だった。
伊勢湾台風のことに話を戻せば、翌年の修学旅行で内宮や外宮参拝のおり、多くの木が倒れたのだという話を聞かされたのが印象深い。早い話、今となってはあやふやな記憶ながら、一年後も完全には回復してなかったのだろう。よくよく考えれば至極当然で、樹齢100年、200年の大木が、次の年に戻っている筈もないのだから。
つけてもと思う。千葉県の今回の台風による被災である。
未だに3万戸余り、停電が普及していないそうで、我が国のインフラストラクチャーの脆弱さをついつい思う。先日当地の日本人の方と話したとき
「なぜ日本も地下送電しないんですかねぁ?」
と、考えてみたら素朴な疑問を投げかけられた。
「シンガポールは出来ているのに!」
とその御仁不満そうだったが、国の広さが違いすぎるもの、理想はいいが現実はというところだろうか。電話の場合は、携帯電話という代物のおかげで、通信網が大気を通して出来上がった結果、東南アジアの開発途上国と先進国の差はなくなった。もしかして空中送電技術がこういった問題を解決するようになるかもしれないが、夢のまた夢だろう。
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2019年09月16日

男はつらいよ

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「男はつらいよ」という山田洋二監督のシリーズを、BSジャパンでは毎週土曜日夕方放映している。放映を開始した当時は知らなかったけれど、何せ全49作というから一週一作の放映ならほぼ一年は続く勘定になる。ただ先週土曜日の次週予告では、放映予定が第49作目とあり、となると昨年今頃から開始したこととなるが、本当のところはどうなんだろう。
まぁそんなことはともかく、放映しているのを知って以来、時間が許すときは見るようにしている。元来涙腺系は弱いこの爺、ほろりとさせられることはほぼ毎回。それも一度や二度ではない。だからほろりとさせられながら、昭和の良き時代を、ついつい思い出したりしている。
「昭和は決して良い時代ではなかった!」
と仰るお方もいようが、爺の生まれたのは戦後昭和24年。そして物心つく頃には
「もはや戦後は、終わった。」
上に、所得倍増、高度経済成長と続く。即ち昭和もその後半を意味する限り、良い時代であったことは紛れもない。実際平成に入ってすぐには、失われた10年、20年が始まったことを考えれば、昭和は良き時代であったこは違いないのである。そんな昭和を思い出させてくれる、「男はつらいよ」いよいよ今週末大団円を迎える。全作を4Kビデオに制作しなおしているという情報もあり、可能なら取り揃えたいなんぞと夢想する爺である。
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2019年08月26日

弟子のこと

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一昨日土曜日、弟子のKM 君とスカイプで話した。
尋ねたいことがあり、スカイプ電話で呼びかけたら運よく出てくれたのである。
ちなみに電話は、彼の大学の研究室にかけた。
土曜日だが、多分研究室に出てるだろうと勝手な思い込みでかけたのだが、果たして土曜出勤をしていたようだ。
KM君は今年48歳で、研究者としては脂の乗り切ったところで、国際的に活躍している。
まぁ出藍の誉れといったところであろうか。
博士課程時分から前向きで、他大学の先生方からも評判が良かった。師匠の私は、ある意味変にこだわりがあって、あれこれ敵も多かったけれど、反面教師として参考にしてくれていたのだろう。これはKM君と同期のUT君も同様で、両名とも敵を作らないように腐心していたようだ。KM君が最初お世話になった大学のある教授何ぞ
「善さんは、良くもめるけど、KM君もUT君も人間ができているねぇ。善さんとは真逆だねぇ!」
と、私をからかったものである。
スカイプでの連絡はそれなりに便利なのだが、携帯でLINEやWhatsAppが便利だからと、
「使っていませんか?」
と尋ねたら、なんと
「私自身の近代化は遅れてまして・・・。」
との返事が返ってきた。やれやれといったところである。
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2019年08月01日

Y君来星

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先日見つけた、結構面白いジョーク。英文三部作ながら、披露したい。
1. Once All villagers decided to pray for rain, on that day of prayer all the people gathered but only one boy came with an umbrella.−That is FAITH
2. When you throw a baby in the air, she laughs because she knows you will catch.−That is TRUST.
3. Every night we go to bed, without any assurance of being alive the next morning but still we set the alarms to wake up.−That is HOPE.
一昨日夕方、私はAOGSの会場であるSuntec City のコンベンションセンターに出かけた。いまさら参加する気はさらさらないけれど、弟子のY君の来星とあっては、会わずに過ごすわけにはとてもいけない。Y君は、ある国立大学の理学部を出て、大阪大学の私の研究室に修士課程学生として入学してこられた。私の研究室は工学部の電気系の一教室で、入学のためには、数学、電磁気、電気回路を受験せなばならなかった。理学部の卒業だけに、数学と電磁気は問題なかろうと判断して、電気回路の教科書を貸したうえ
「この教科書をしっかり勉強すれば大丈夫だよ。電子回路はいまさら間に合わないだろうから!」
と助言しておいた。果たして入学試験の成績は、さすがにトップというわけではなかったが、それでも奨学金貸与の条件に十分入る程の好成績だったと記憶している。修士課程の座学は、学部の講義の基礎が無いだけにさぞかし苦労されたろうが、それでも修士課程を終わるころには、大気電気学の研究を十分にやっていけるほどにまで成長してくれた。私としては、他大学から進学して来た学生だけに貴重な宝、
「博士課程進学どうや?」
と勧めたのだが
「一度企業に就職したい。」
とどうしても聞く耳を持たない風であった。
「せやな、それやったらまた気ぃ向いたら進学しに来てくれ。」
と送り出し、その際
「まぁ二年したら戻って来るやろう!」
と勝手な予言をしておいた。
そして案の定、二年目には阪大を訪ねてこられて、翌年から博士課程に進学と相成った次第である。豪州ダーウィンの観測で、熱く語り合ったあの頃が懐かしく、一昨日も同じように語り合ったことは言うまでもない。
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2019年07月27日

Y君からメッセージ

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数日前、弟子のY君からメッセージが届いた。
「AGOSに参加のためシンガポールに行きます。ご挨拶に伺いたいのですが。」
という内容のメッセージである。
ちなみにAGOS: Asia Oceania Geosciences Society の年次大会、何と16回目だそうな。爺の乏しい理解ながら、2000年初頭頃、AGUやEGUに対抗(?)というほどの意味はないとしても、中国の勢いが強くなり組織されたアジア系の地球科学系の研究者組織である。当然日本の研究者の貢献も大きいけれど、何と言っても中国主導の感は否めないというのが、私の実感である。
さて弟子のY君、阪大で学位をとりその後ポスドクでフロリダ大学に行き、やがて阪大でテニュアトラックのポジションを得たていた。そしてそのあと気象関係の研究所に職を得て、現在に至っている。今ではすっから雷放電物理の研究から足を洗って、それでも観測に軸足を置いた研究で活躍をしているようだ。師匠としては、弟子が研究主題を変えてしまうのは、いささかというより大いに寂しい気がするけれど、当人の将来を考えればそのほうがいいのかもしれない。
ところで関東地方に職を得ているA君やU君、中部地方のYさん押しなべて研究の主題は変わって、それぞれ活躍しているから喜ぶべきだろうか?中部地方に職を得ている、二人のWさんは子弟コンビとなって雷放電の研究者だから、これはこれでめでたい。四国に職を得たK君、彼は私のもう一つの専門で学位をとり、今はその延長上の研究を粛々と進めている。近畿地方では、M君、N君彼らは雷放電の研究を継続している。こう考えると,弟子達の半分は宗旨替え、残る半分は教えを守りといった具合で、元指導教員の爺としては、可も無し、不可も無しといったところなのである。
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