2018年05月30日

仔犬の成長

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
トイプードルアリスが我が家に来て3週間と3日経った。それに生まれが1月23日だから生後4か月と1週間となったことになる。我が家にやって来ての2週間目は、病気を心配してちょっと慌てたけれど、その後はまぁ順調に成長している様だ。ともかく食欲は旺盛。排便・排尿も順調。それにあれこれ遊びも覚え始めている。(この件は昨日少し披露した。)
ちなみにクリニックで体重を計った時には、僅か890グラムだったが、今朝の計量では、1,100グラムだったから、まずは一安心というところか。未だにやせっぽち乍ら、脚は確実に太くなったし、身長も伸びた。身長は、計ってないから確実ではないけれど、少なくとも座卓の上はのぞける高さになった。
さてそのアリス、ここ数日やけに食器棚の前を彷徨するようになった。食器棚の引き戸は、ガラス製で中が見えるからだろうかと単純に考えていた。ところが昨日夕方、書斎で作業していたら、珍しくアリスの鳴く声が聞こえた。日頃めったに吠えないだけに何があったのだろうと、鳴き声の聞こえたリビングに向かうと、鏡(姿見)の前で自分自身を見ながら,吠え立てている。
「アリス、なに吠えてるんかと思うたら、それ自分自身やでぇ!」
と声をかければ、意味が分かったのかどうかはともかく、ようやく尻尾を振りながら姿見の前から離れた。
「なるほど、鏡に写る自分を見て別の仔犬と認識したのか?これも成長か!」
と納得しながら
「食器棚は、中を見に行ってたのではなく、ガラスに写る自分を見てたのか!」
と先日来の行動も理解できた。そういえば二三ヶ月前に知り合いの犬を預かった時、食器棚のガラスに写る自分に吠えていたことも思い出した、
といったわけで、アリスは確実に成長をしているようである。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月25日

仔犬の病気3

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
爺は、受け付けの女性に毅然として話す。
「ちょっと待ってください。1時間で最後の検査が終わるからという話だった筈です。それを30 分以上も長く待たせておいて、顔も出さずに結果は後で電話するからとはどういう意味ですか。私は仔犬の事が心配で、精密検査をして頂いたんですよ。その結果も十分教えて頂いていませんし、退院に当たっては担当医から直接総括して頂かないと!」
に対し
「先生はお忙しいので、あと電話で報告をさせていただくと言っています。」
と機械的な返答である。
「あなた私の申し上げていること理解していますか。入院させての精密検査、その総括だって聞かせてもらってないのですよ。だのに退院して良いと言われても、担当医にはあれこれ質問もあるんです。今すぐ担当医を呼んでください!」
と、爺も譲る気はさらさらない。私の剣幕に驚いたのか、受付嬢は急ぎ電話をして
「担当医のNg女医は、すぐに下りてまいります。」
と仰る。それでも担当医の現れるまでには、結構時間がかかった。
何匹かの入院動物を担当していて忙しいのだろうが、笑顔で近づいて来て
「最後の検査までに15分程度かかりますから、お帰りになってください。結果は電話で・・。」
「ちょっと待てくださいよ、入院してまでの精密検査の結果や、自宅でどう対応すればいいのか教えて頂かないと!」
と迫る私に、
「何度かにわたって説明申し上げた通りです。」
と全く頓珍漢。
「5時過ぎに、最後の検査をするから、あと一時間と仰ったじゃぁないですか。最後の検査結果で総合判断するのでしょう。もしその結果が悪ければ、また連れて来いという事ですか?ともかく最終判断を聞かないと、連れて帰ることはできませんよ。」
「血液を採るのが遅くなりまして、・・・。」
「という事は、あの時すぐには最後の採血されなかったのですね?まぁそれはもう仕方がないので、最後の検査結果を待って総合判断を聞かせてください。あと何分ですが?」
「15分くらいかなぁ?」
といったやり取りがあって、やがて結果が出れば
「肝機能もホルモン分泌も異常がありません。若干栄養不足かも知れませんので、エネルギー計算した資料をお渡ししますから、毎日300Kcalの餌を上げてください。抗生物質はあと1週間は続けてください。今回の低血糖と貧血気味なのは、何かに感染していたかもしれませんので。ともかく重篤な状態ではありませんから。」
と、最終判断。まずは一安心して無事退院の運びとなった。
まぁこの爺もバカではないので、検査結果は電話で知らせるからと言われた時点で、重篤でないだろうことは想像していた。ただ連れてくることとなったその後は、あの検査この検査と、何やらぼったくりの感がしてならない。これまた大いなる不信感を抱きながら、精算手続きを進めていた。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月24日

仔犬の病気2

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
昨日午後は、仔犬の引き取りと、検査結果の確認に出かけた。
午後に訪問していたK社からは、極めて近距離にあるらしいので、自宅に戻ることなく直接出向いた。引き取り(退院というのかな)の約束時刻は5時過ぎだったのが、犬猫病院(Veterinary)に着いたのが四時過ぎ、さすがに早すぎる。それでも待合室にはいろんな犬がいて、さらにはそれぞれが人懐っこいので、飽きることも無く時間潰しが出来る。一緒に引き取りに行って下さるKさんとは、現地集合を約束しており、念のため現地に到着済みであることをメッセージしておいた。実はこのメッセージが誤解を生むことになったのだが、結果的には無事集合、お嬢様のYさんも付いて来て下さった。
担当の獣医さん、Kさんの到着の前から、時折出てきてあれこれ検査結果を報告してくださった。
「超音波で検査した限り、肝臓には異常がない!」
「だから低血糖の原因は、肝機能が原因ではないようだ。」
「従って、他の考えられる原因はホルモン異常。」
「お昼の検査では、ホルモンの数値が低い。」
「ただホルモンの分泌量は一日の中でも変化するので、もう一度測定する。あと一時間は待てるか?」
と、出てくるたびに一言二言。さいごの
「あと一時間は待てるか?」
の問いかけの時にはKさんも到着してくださっており、
「結果を切って安心して帰りたいから、待ちましょう!」
と結論、担当獣医師にはそう答えた。獣医師さんは、親切心からだろうか
「一時間もあるので、夕食でも取ってきたら。」
と勧めて下さったけれど、それこそ小さな親切大きなお世話ってもんだ。私達はひたすら待った。
そして一時間三十分ほど待ったけれど、結果報告には来てくれそうな雰囲気はない。
受付に
「お約束の一時間はとおに過ぎました。どうなっているか担当医に確かめてくれ!」
とお願いすると、
「結果は電話で知らせるそうです。今日はこのままアリスを連れて帰ってくださって結構との事です。」
と仰る。この一言で、天邪鬼の爺の頭がむにょむにょと持ち上がった。
(この稿続く)
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月23日

仔犬の病気

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
我が家の一員となった仔犬・アリスのことである。
昨日も書いたように、獣医さんの見立ててでは
「貧血、低血糖」
とのことで昨夜は入院。12時間絶食の後、超音波で精検と「ドックドック」である。
これまった獣医さんの予想では、
「肝臓でグルコースを作る機能が以上に低い。こんな場合先天的な肝臓疾患かも。」
ということらしい。さらに肝臓に血液を運ぶ血管がうまく出来上がっていない可能性もあり、そうなると手術以外には治癒しない。ただしこの仔犬はとりわけ小さいので、手術に耐えられない可能性もあると、いやはや重篤な見立て極めて悲観的である。さらには超音波で十分に診断でききれない可能性もあると、甚だ買主の不安をあおるような見立てばかりである。ところが私の
「脈拍は弱いのでしょうか?」
の問いには、
「少し遅いですが、それはしっかりしていますし、肺の音も異常は無いです。」
と少し安堵させる答えもある。
いずれにしても、12時間の絶食中は、点滴で栄養を補給してというから、人並みの治療です。ただ最悪の場合はブリーダーに苦情を申し立てねばならず、そうなると相手がシンガポール人だけに、厄介になりそう。実際職場の同僚が
「ブリーダーなんて金儲けしか考えていないから、苦情を訴えても意味ないよ!」
と、おっしゃる。同じ国の人同士かくも信頼感が無いのかと、悲しい言持ちになる。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月20日

ALMAの事

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
昨日ALMAの事を取り上げた。
132.8億光年彼方に酸素の存在が確認されたという、最近の研究結果である。
そして今日はALMAに関しての想い出を。
ALMAはAtacama Large Millimeter/submillimeter Arrayの略称で、チリ・アンデスの標高5000mのAtacama砂漠(高台)にある干渉計型のミリ波電波望遠鏡である。日本、台湾、欧米の国際協力の賜物で、深宇宙を電波の眼で見て、宇宙の起源に迫るいう目的で、2014年からフル稼働していると聞く。日本では野辺山にある国立天文台が主として担当している。
さて今日の話題は、そのALMA建設に関わった友人(?)についてである。友人の後ろに?を付けたのには理由がある。何度か述べているように、この爺は1979年名古屋大学空電研究所に赴任した。その赴任先の研究所の、隣の講座が「太陽電波」の講座で、そこの学生の一人にM君という修士課程学生がいた。だから必ずしも友人という範疇には入らないかも知れない。ただ爺の記憶では工学研究科の学生であったけれど、理学系の研究室に籍を置き、ミリ波の電波干渉計の研究に関わっていて、教官の私がいろいろ教えてもらっていた。その頃の知識が、現在のLIVE(Lightning Interferometer via VHF Emission)の基礎となっており、友人というよりも自分より若い師匠というべきかも知れない。がて私は大阪大学に赴任、その頃にはM君はもはや野辺山天文台の教員となっていた筈で、会う機会がめっきり減っていた。ただ電波科学という意味で、国際電波科学連合の会合では何度かお会いできた。その後風の便りでALMA建設に関わっていると聞かされていたのだが、2012年のある日新聞を見てM君がチリの自宅を出た直後に暴漢に襲われて、命を落とされたことを知った。当時私はエジプトに赴任していた頃で、どうにも動き様がなく、合掌して冥福を祈るのみであった。132.8億光年彼方の酸素、M君にも大きな喜びであったろうに。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月14日

「おもかげ」を読んで

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
浅田次郎さんの近刊「おもかげ」を読んだ。
浅田さんの作品は、爺の目頭をついついウルウルとさせる。この「おもかげ」も御多分に漏れず読み始めから早くもである。
ちなみに浅田さんの作品には、臨死体験を取り扱ったものや、霊魂というか幽霊というかを取り扱ったものが何編もある。
そしてこの「おもかげ」を読み進めるうち、既視感を覚え、
「何やら地下鉄(メトロ)に乗っての続編みたいやなぁ!」
「年齢を変えて出てくるあたりは、鉄道員(ぽっぽや)と一緒やなぁ。」

何ぞと考えた。
この作品の場合、母親の霊魂(?)が年代を変えて瀕死の主人公に会いに来る。そして極めつけは、子供の時に亡くした長男が
お父さんの100歳の時にまた会いたい!
と、父を黄泉の国からこの世へと追い返してしまう。ここで作品が終わっているので、本当に、戻って来るのかはたまた旅立ってしまうのかは定かではないけれど、蘇生して65歳から100歳までを生き抜くだろうと、十分に期待させるエンディングである。
話が前後するけれど、読み始めて目頭を熱くしたのだが、てっきり最初に出てくる「社長」が主役だと信じていたら、この「社長」ベッドに横たわる瀕死の主役を見まいに来るだけのちょい役で、すっかり騙されてしまった感は否めない。ただその主役、横たわってはいるものの、見舞い人や看護師の語り掛けを全部聞いている、聞こえているという設定だから興味深い。そしてそんな周囲の言葉や、黄泉の国から少しの間だけ彼に会いに来る女性達、誰なんだろうと思案しながら読み進めた次第である。

lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年05月09日

5年前の今日

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
5 年前の今日。バス路線で日本一長いというバスに乗って、紀伊半島を縦断した。その日の内容である。

バスは谷瀬の吊り橋を目指して,渓谷に入る。
実はこの私,もう10年ほど近く昔,一度この168号線を南下したことがある。五條から星降る村の大塔村を経由して,谷瀬の吊り橋から十津川温泉を訪ね,その後少し戻って和歌山県の橋本にぬけたと記憶している。ただあのときは十津川の渓谷沿いに車を駆ったので,奈良県南部は紀伊山地の中という認識はなかった。そしてその時は,
「いやはやすごい渓谷だ。」
といった,ありきたりの感動だけであったろうか。
ただ今回は,バスが進むうちに2年前の大雨による崩落の跡がそこかしこにあり,一つ一つの被害の凄さが眼に焼き付いた。
運転手さんは,崩落現場で一村がすっかり流されました,といった説明を下さりながら
「口に出しては,あまりはっきりとは言いづらいですねぇ・・。」
と付け加えていた。多分会社の同僚や,友人知己が亡くなられたのだろう。
2年前の台風による大雨の時,私はアレキサンドリアに赴任しており,インターネットを通じて知っているだけだから,何やら現実味が乏しかったのだが,こうやって現実を知ると,もう2年もたっているのに,復興はまだまだとの印象が強かった。とりわけ渓底が半分近く土砂で埋まっていたり,崩落でながされたのであろう,枯れ果てた樹木が散らばったままになっているのを見るに,万感迫るものがあった。
やがてバスは谷瀬の吊り橋・上野地に近づき運転手さんから
「この連休中は,吊り橋は一方通行になっていますので,新宮まで御乗車予定のお客様には,トイレ休憩中に渡って頂くことはできません。対岸からバスで戻って頂くとしても,一時間以上かかりますから。」
とちょっぴり,悲しい情報。先日のテレビ番組では,紹介していたアナウンサー氏が,ともかくも途中まで渡っていた筈で,何やら騙されたという感じになった。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年04月22日

弱気の虫

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
いやぁ、疲れましたなぁ。
何に疲れたって、自分の人生にですよ。69歳にしてというより、64歳でこの地シンガポールにやってきて、早4年と8カ月間ピンチの連続。チャンスはまぁめったとない。そして何度かこのブログにも書いているように、本音で投げ出して
「止ーめった!」
と叫びたい気持ちにもなる。今日はそんなわけで愚痴である。
そもそも長く大学の教官をやってきたこの爺には、ビジネスは無理なんだろうか、なんて自分を糾したくもなる。そんなちょっと憂鬱な週末、若いシンガポール人の元同僚が訪ねて来てくれた。ちなみに彼は30歳。職場では歳の差を越えて、なぜか気が合った。ひょっとしたら併せてくれていたのかもしれないけれど、俗にいう「価値観」が共有できた。だから数少ない最初のチャンスの折は、真剣に議論した。結論から言うとそのチャンスが成就せず、最初のつまずきとなった次第。その後彼は職場を去り、以後時折SNSを通じてのやり取りが続いている。その後のチャンスは一昨年から昨年にかけてやってきた。そしてこの辺りまでは、ある意味「あなた任せ」の販売活動だった。だからというわけではないのだろうが、またまた頓挫してしまった。
こんな話をしていたら、そのわかい友人
「最初のは、会社のトップの判断ミスですよ。善さんは悪くないし、あの時の担当だった営業には決定権はなかったし・・。」
と慰めの言葉。そして
「だからあの時の営業担当も私も会社を辞めたんですよ。」
と、仰る。いやはやそれにしても、ぞくにいう「授業料」高くついてしまったよ、本当に。
その他にもあれこれあって、今が数少ないチャンスの一つ。今回は自身が取り仕切っているつもりながら、それでもシンガポール人商人たちには本当に右往左往させられている。いやぁそいでもあれこれ書いたら、少しはすっきりした。早い話し今回は、負けるわけにはいきませんのや!
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年04月19日

10年前の今日

ブログ村への投票願います⇒⇒⇒⇒⇒
百済・熊津,スウェーデン,そしてブラジル・バルー
数年前,ふとしたきっかけでブラジルで雷観測をすることになった。
豪州・ダーウィンの雷観測を,ドイツの研究者グループが見学に来た。ドイツのグループは,雷放電で生成されるNOxの航空機観測を,雷放電の多発地帯のひとつであるダーウィンで実施していたのだが,彼らとは全く独立して,野外観測を行っている我々の事を聞きつけたらしい。その頃の我々の観測では,広帯域干渉計が実用化に近い状態まで仕上がっており,それを見たドイツ人のハートムート氏が,
「NOxの航空機観測を,ブラジルで実施する。
干渉計を持って行って観測してくれないか?」
我々に持ちかけて来たのである。我々にしてみれば,渡りに船の話で,一も二もなくといった感じで申し出を受諾,ブラジルでの雷観測プロジェクトがあっという間に立ち上がった。ただ厄介なのは,観測の実施時期が年明けという点で,卒業研究やその発表会という大学の行事を考えれば,現実的には非常に厳しいプロジェクトに違いはなかった。おまけに輸出手続きが殊の外手間取り,ブラジル行きは二月になってからという有様で,結局今は研究室のスタッフとなっているM君,当時四年生のS君そして私の3人でのブラジル行きとなった。ブラジルでの観測は,サンパウロの300〜400km程度西にあるバルーという小都市で行った。サンパウロ空港にはブラジルの研究者仲間ゲルハルト氏が出迎えに来てくれており,陸路自動車での移動であった。随分と長い前振りになってしまった。実は今日話したいのは,この自動車での移動の時に強く受けた印象についてである。
今年(2008年の事)は,日本からブラジルへの移民が始まって丁度100年となる。あの頃樂園と信じてブラジルに移民した我が同朋は, 黄禍論が起こり人種差別も受けたと聞く。NHKでは昨年(2007年)夏,ブラジル移民の難行苦行をテーマとしたドラマも制作・放送された。
私のブラジル行きは,このドラマが放映される三四年以前だが,飛行機の長旅で疲れていた事もあって,
「ブラジルに移民してきた,私達の仲間はどんな気持ちであったのだろう?」
とやけに感傷的な気分になっていた。
「苦労したろうな?どんな気持ちで故国を去ったのだろう?」
何ぞと考えを巡らせていた。ところが,自動車がサンパウロの街の郊外を走り始めて暫く経ったとき,ふと眼前に連なる山並みを眺めて,私自身の持っている日本の国の原風景ともいうべき何かを彷彿とさせて,ホット安堵したのである。移民の方々には住む場所,働く場所を自由に選べるという自由はなかったのだろうけれど,それでもこの郊外の山並で勇気づけられたのなら,いや勇気づけられたに違いないと信じたのである。
lanking.gif
ランキングへの投票もお願い!!
posted by zen at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白

2018年04月05日

帰って行った犬

⇒⇒⇒⇒⇒ 投票を願います!
昨晩、久しくお預かりしていた犬が、飼い主さんのところに帰って行った。だから朝から、何やら手持ち無沙汰を感じてならない。大凡一か月間仲良くしていたつもりなのに、引き取りに来られたら、懐かし気に尻尾を振って、でも私と見比べるようなしぐさである。だからああいうペットの記憶は、はたしてどれくらい続くのだろうと、少しながら気になる。
一方、小鳥などは、殻を割って出てきた時、初めて見た「もの」を親と認識すると聞いたこともあり、その流れからいうなら飼い主さんは、小さい時から手塩にかけたのだし、お預かりした私は可愛がったとはいえ、随分と成長して後の出会いゆえ、まぁそれなりのつながりにしかならないのかもしれないと、自分自身を慰めている。
ペットと飼い主、ペットと預かっていた私、のそれぞれのつながりは、こちらが考え込むほど大層なものではなく、彼等にしてみればきっともっと単純で「生まれた頃からのご主人様」、「物心ついて後知り合った可愛がってくれるおじさん」といった具合なのだろう。それでも人間様は、「愛情」という後を引く、厄介な感覚を持ち合わせているのである。
lanking.gif
クリックして投票を!


posted by zen at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 雷人独白